投稿元:
レビューを見る
孫正義さんを悪く言う人もいますが、そういう人は見ている範囲がものすごく狭いと感じます。
孫さんはそんなちっぽけな事ではなく、凡人の考えの及ばない位置から俯瞰している感じがします。
そして私がSoftBankに期待する事は
オリンピックに乗っかって一気に普及かと思われた5Gはコロナで失速感がありますが、
PayPayやLINE、交通系アプリ、携帯など統合したスーパーアプリ登場に期待ですね!
ソフトバンクは好きなので、興味があって読んでみましたが…
分かりやすく気になるところでは、Yahoo!とLINE経営統合などありますが、なかなか難しくて、ノー知識で読むにはキツイ本でした…
以下、気に入ったフレーズを記します。
・孫正義社長の掲げる群戦略
300年成長し続ける組織構造を作った、発明したという事で、この戦略を思いつく参考になったのが、生命の起源。
細胞分裂して自己増殖をするバクテリアだそうです。
そして2つ目のポイントがナンバーワン主義。
群を構成するグループ会社はそれぞれの分野でナンバーワンでなければならないと言ってます。
これは戦わずして勝つ事が重要だからだそうです。
これなら、ウチの会社と業務提携した理由もつじつまが合いますね。
そして、群戦略と比較して財閥は競争力が低いとも言ってます。
これに対して著者の田中道昭氏は、財閥が競争力が低いとしたら、三菱、三井、住友など、既に100年以上歴史があるので、組織力が重要であると意見してます。
面白いですね!
・パソコン用ソフトの流通業からスタートしたソフトバンク。今ではソフトバンクグループとなり、テクノロジー×金融財務の企業となりました。
・ライドシェア企業が交通プラットフォーマーになる可能性が高い。
・ディディは、中国で圧倒的なライドシェアのナンバーワン企業になったが、世界でも圧倒的なナンバーワンとなる可能性がある。
・世界の9割を占めるライドシェア企業4社の筆頭株主がソフトバンク。
・アジアスーパーグリッド構想。
日本、韓国、中国、ロシア、モンゴル、東南アジア諸国、インドといった国々の送電網を結び、自然エネルギーの国際送電網を整備することを目指している。
残念ながら日本ではほとんど進んでいない。
投稿元:
レビューを見る
①ソフトバンクが描くニューインダストリーはモビリティー×エネルギー×通信。
②ソフトバンクは5G実用化に向けて以下の3つを行なっている。
ロボットアームの遠隔操作、VRコンテンツの同時配信、リアルタイム動線分析。
③ソフトバンクの強みは投資会社×事業会社×テクノロジー会社×ファイナンス会社という4つの性格を有していること。
投稿元:
レビューを見る
YahooとLINEの経営統合やウィーワーク問題など良くも悪くも日本にビッグニュースをもたらすソフトバンク及び孫正義について詳しく知りたいと思い本書を手に取った。
まず本書を通じて、ソフトバンクグループは通信事業者としてではなく、投資ファンド会社であると自身の認識が改まった。
またこの本はソフトバンクグループを褒めるだけでなく、良くない点についてもしっかりと言及していた。筆者はソフトバンクグループの最大のの強みは金融財務戦略だと述べていたが、会計知識が皆無な私にとっては難解だった。金融財務戦略について述べられている第4章には知識をつけてから再チャレンジしたい。
ソフトバンクグループが描く産業政策のコアとなる3つの産業はモビリティ、通信、エネルギーで、ソフトバンクグループはそれぞれのプラットフォーマーを目指している。特に交通機関プラットフォーマーを目指すにあたり、それぞれの地域のNo. 1ライドシェア企業に投資を行い、そのシェアが世界全体の8割9割にも及ぶ点には非常に驚いた。
ソフトバンクの成長力、競争力の源は逆算の経営にある
AI=推論→収益化
AIが需要を予測して、供給を最適化する。つまりAIは需要と供給をマッチングしてマネタイズふるもの
ソフトバンクのPayPayは顧客を、ありとあらゆるサービスに誘導するための入り口。アリババ型
ラインはテンセントをベンチマークし成長を目指す
ソフトバンクグループが発表している純有利子負債は実態を正確に表しているとは言えない
ソフトバンクは負債がやや過大
CASEは全産業の共通課題
投稿元:
レビューを見る
ソフトバンクG 「孫社長の経営」論
基本を押さえ、ダイナミックな打ち手
「AI」で、需要を予測し、供給を最適化する
ダイナミック・プライシング 価格の最適化
新規投資の三つの基準
①製品・サービスの潜在市場
②事業に適合した企業家の発掘
③ビジネスモデルをチェック
④資金調達 最適 デッド メザニン エクイティ
・・・成長性 収益性 安定性
新規事業
①経営者視点 ビジョン・経営理念を伝え続ける
②現場視点 新商品を使い倒す 横展開 差別化の備え
事業間のシナジー トップの責任
分析=比較する ベンチマークの活用
投稿元:
レビューを見る
印象シーン
・孫の二乗の法則→いろんな場面で使えそう
・7割の勝算で決断、凡人には見極められない天才的な七である→いや、ビジネス書で天才的とかどうなのか、もうちょっといい表現あったのでは。
・デットストーリーとエクイティストーリー→求めている人に合わせたコミュニケーションが必要
・自動運転とは運転が自動になるだけで運転以外のところは乗客や交通事業者に育ててもらわなければならない→自分のことにも少し当てはまる。技術はできたけど運用をどうするかはまた別の問題
途中の金融がらみのところは難しかった。
結局ソフトバンクどうなのみたいなところは曖昧だ。
投稿元:
レビューを見る
ソフトバンクグループの概略と最新動向に関する書籍。多少の提灯記事感はありつつも同社の戦略やリスクについて網羅的に分析・解説されており、本書一冊でいまや複雑怪奇だった同社理解の助けになる。
著者が語る「公開情報8割、非公開情報2割」の原則に対して公開情報はやや表層的で、非公開情報はあまりなかったように思う。代わりに著者の専門分野の「金融財務戦略」「産業戦略」の分析は面白い。
少々気になったのは著者の経営分析の手法だ。例えば「ROAマップ」は投資事業での総資産回転率は用を為さないし、著者もそれを理解しているなら記述する必要はなかっただろう。そうした箇所が幾つかある。著作は営業ツールゆえに仕方ないが、無理矢理使ってる感があり、ややマイナス。
投稿元:
レビューを見る
ソフトバンクのこれまでの歴史から、現在の動向、今後の成長予測について書かれた本。事実に基づくことについては、異様に詳しくとても勉強になるが、今後のことについては憶測に終始してあまり参考にならないと感じた。
投稿元:
レビューを見る
サービスがソフトを定義し、ソフトがハードを定義する。
大ボラ=ビッグビジョン
次世代自動車がクルマ、IT、電機、エネルギー、電力、通信、さらには金融まで業界再編。
タイムマシン経営
五事「道」『天』「地」「将」「法」
30年ビジョンのために300年を予測。
300年間成長し続ける組織構造を作る。「群戦略」
インプットの基本
当たり前の情報8割、インサイダー情報2割
変化、タイミング、時間、スピード、先行or後発、キャズム超え、プロダクトライフサイクル
「7」割の勝算で決断
通信は成長戦略はない、PayPay最重視
「AI=推論」 需要を予測し、供給を最適化=マネタイズ
アリペイの筆頭株主
世界に12億年間アクティブユーザー
LINE+PayPay =Zホールディング
ウィーチャット+アリペイが経営統合するようなもの
GAFAの時価総額より1桁、研究開発費で2桁少ない
トヨタとの連携で第三極へ
「群戦略」→「AI群戦略」
自己増殖と自己進化
ナンバーワン主義、グループ企業もナンバーワン
アームのチップにAI搭載
優れた金融財務戦略
投資×事業×テクノロジー×ファイナンス
各産業のプラットフォーマー
ニューインダストリー=AI×(Bits・Watts・Mobility)
新規事業の現場視点
社員自身が使い倒す
成功モデルの横展開
停滞期を見越した対策
ビジネスモデルの内製化
分析=比較すること
トップがいいと言うと神聖化される
地球環境問題に対峙を基軸に日本の活路を!
AIの民主化
投稿元:
レビューを見る
孫正義の後継者問題が最大の肝、ということが分かった。日本にもこういう会社があるのは素晴らしい。売り時が難しそうだなあ。
投稿元:
レビューを見る
事業会社としてのソフトバンクから、投資会社に転じたソフトバンクが目指すところを、3種類の近未来シナリオで予測、その背景としての外部環境がどうなっているかを逆算することで、世の中のあり方を予測するというおもしろい手法。
途中のファイナンス手法に関する解説の箇所は、一部の読者がそこで挫折してしまう懸念もあり、巻末に補足のような形でも良かったのでは?
「#ソフトバンクで占う2025年の世界 全産業に大再編を巻き起こす「孫正義の大戦略」」 (PHPビジネス新書、田中道昭著)
Day199
https://amzn.to/2ZJsMuY
投稿元:
レビューを見る
コロナ前の著書の為、書いている内容が加速していて、もう目の前の事のように感じて、勉強になったと思います。孫さんの事をもっと知りたいと思える一冊です。
投稿元:
レビューを見る
2019年11月に発表した四半期決算で7000億円の営業損失を計上した直後に出版された作品。ソフトバンクの金融財務戦略の斬新さと突破力の凄さと、財務上のリスクについての解説がとてもわかりやすい。
ソフトバンクについては、すでに投資会社としての顔を前面に打ち出しており、最近は具体的な動きもそれしか見えてこない。通信、AI、エネルギーなどの投資会社としてのビジョンについても本書では紹介されているが、どれも買収して短期間でエグジットするばかりで、少なくとも短期、中期における事業としてグループとして何を為そうとしているのか、具体的なものは見えずらいし、あまり本気度も感じられない気がするのだが、どうなんだろう。。
投稿元:
レビューを見る
とても読み応えがあった。ソフトバンクグループの戦略や強み、弱点などを分かりやすく分析しつつ、米中メガテック企業の取り組みや、様々な経済用語や考え方の勉強にもなった。
投資会社としてのソフトバンクの姿をよく理解できた。
AI群戦略やモビリティ×通信×エネルギーのプラットフォーマーの構想において、2025年そして更にその先の未来に独り勝ちを目指す孫さんの舵取りがどのような結果をもたらすか、読んでいてとてもワクワクする。
自分が所属する会社も、もう少し「テック」を駆使したサービスや営業手法、中長期戦略を見せて欲しいなと危機感を覚える。
投稿元:
レビューを見る
ファイナンスバックグランドの著者が書いているだけにSBGのファイナンス戦略に関する記述は特に詳細で分かりやすい。大きな学びは下記
・2000年前半に行ったモデムを無料で配布する際に活用したアセットファイナンスでの証券化手法
・ボーダーフォン買収時の金額1兆7,500億円の内、英国ボーダーフォンからエクイティで3000億円、メザニン(劣後ローン)で1000億円を調達したLBOだったこと
・セコイア・キャピタルの創業者ドン・バレンタインが制定したセコイヤチェックリストを用いて、WeWork問題からVF自体をゼロペースで見直す必要があるのではないかと提言していること
・財閥系商社とSBGの郡戦略の違いは、商社の構成群は市場シェアが1-2位でないものを含んでいるのに対し、SBGの投資先は1-2位のもの、もしくは今後そうなるケイパビリティを持った企業に限定されていること
投稿元:
レビューを見る
稀代の経営者と言われ、数々の謂れのある船頭が率いるこの企業がどこへ向かうのか、実際にNEWSになることも多いですが、こうやって並べられると、なんの会社かとか業態がとかってのがハマらないというのがよくわかります。その目指すところは、TOPのみぞ知るなんでしょうけど、事実から推測して、その先導する先を読み解きます。時代が過ぎて、後から考えた際と、今の起きていることで見える景色は違うと思いますので、この時代を生きる企業の荒唐無稽なところも含め、興味深くはあります。