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投稿者:bocom9 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白そうな始まり。ただ、昨今面白いマンガが途中で打ち切られたりすることが多いので、このマンガはしっかりと最後まで完走してほしい。この作者の絵も好きなので楽しみにしている。
人類史をなぞる旅
2021/07/04 22:42
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投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大寒波による文明崩壊から五百年。人口冬眠から目覚めた主人公の人類史をなぞる旅の始まりです。
1巻ではまだ旅に出て、最初の狩猟生活を送る人間たちとの出会いまでですが、この後の壮大な旅を想像するとわくわくしますね。
おそらく大長編になるのではないかと思いますが、長い旅路を見守っていきたいです。
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「へうげもの」後の山田芳裕新作。
大寒波襲来の世界で、コールドスリープで眠りについた主人公・舞鶴太郎。
眠りから覚めた彼の目の前に広がっていたのは、崩壊した文明と共に眠りについた家族の死。
一人生き残った太郎は、日本目指して歩き出します。世界の結末を見るために。
それしか、己を奮い立たせて前に進む理由がなかっただけではあるけど、目的があれば動き出すことができる。ただ、文明の崩壊というのは、想像以上に過酷な現実。
行き倒れ寸前を救ってくれたパルやミトとの出会いも束の間、自然の前にあっけなく死を迎えるミト。
始まったばかりの太郎の旅は、何を見せてくれるのか。
一つ言えるのは、太郎が現実を直視できる精神の持ち主でよかったということ。適応
してゆくに大事な資質だと思います。人であるということの自尊をなくしてなく、パルやミトを原始人を蔑むこともしない。
旅は長く、そして険しく辛い。圧倒的な力で立ちはだかるであろう自然と向き合い、どう共存してゆくのか。
日本へ向かうという旅の目的よりも、日々の小さな幸せの積み重ねが、太郎を生かすように思えます。
ハーブ料理を始めて食べた時のパルの感動のようなね。
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【あらすじ】
大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトのと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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「度胸星」から歴史(へうげ)ものを経てSFに帰ってきた作者の新作は、人文・経済学的「Dr.STONE」。
科学技術で希望ある楽観的未来を見る「Dr.」に対し、本作は、戦争とカネ、支配と搾取から逃れられない、人類の本質がこれならば滅びてしまった方がいいと思うペシミスティック。
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どこかの雑誌の漫画特集から。この絵の何とも言えん迫力よ。今のところ、これまでの”未来で覚醒”ものと本作を分ける大きな特徴はないけど、これから面白くなってきそうな雰囲気はある。
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文明の再出発というと難しく感じるがセリフ量もだらだら長過ぎず何よりストーリーがわかりやすい。
特徴的な絵柄はシンプルながら表情豊かで、空腹で倒れた主人公が目を覚ました家で久々の食事に泣きながらありつくコマが特にお気に入りだ。
とても簡単に説明するならDr.STONE+金カムのイメージ。
しかし、本作はただのタイムスリップものじゃないので武装した兵士がタイヤを首に巻いていたり、武器として使っているものがゴルフクラブだったりと、かつて存在した現代の生活の名残りが時々登場しそのミスマッチ具合が面白くて魅力的だと思った。
現代ではお金が流通することで生活・世界が回っている。
しかしお金がなかった時代、物理的な強さや生活への影響力に価値を見出していた。
その対価は時に己の命にもなりうる。
現代から一変し弱肉強食な世界で生きていく主人公が狼狽えつつも"五感を全て使う、煩わしくも圧のない生活"と表現しているのが印象深かった。
抑圧され金に支配された現代に辟易していた主人公だからこその知恵と志しで500年後の未来を生き抜く姿に目が離せない。
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経済と暴力が強いドクターストーン。普通は千空いないんだからこちらのほうがリアリティ(?)あるか。とはいえ主人公が商社マンなので高い経済知識とそこそこの科学知識を持っている。それを未開文明的な人たちに受け入れられたり拒絶されたりしながら奮闘するロードムービー。共同体の規模が発展するにつれて経済や政治がどう発展するかかなり勉強になると思われる。10巻あたりのマリョウの国は電信がないだけでほとんど現代の街に近い政治・経済・テクノロジーの状態になっている