- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
樺太から朝鮮への遠い道
2021/03/24 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
偶然にも少し前まで読んでいたサハリンを列車で旅する紀行文「サガレン」に続いて、樺太が重要な意味を持つ本を読んでしまった。作者の李恢成氏は樺太生まれでここに収められている3つの小説は樺太で暮らしていた家族の物語だ、「またふたたび・・・」は主人公の義母(北朝鮮に帰国しようとする)、「砧をうつ女」は実母、「人間の大岩」は父との関りを中心に描写されている。作者の作品を読むのは数十年前に読んだ「伽揶子のために」以来だ、小栗監督で映画化された作品だけど、内容はほとんど忘れてしまっていたが、本棚にあったもう紙がまっ茶色になっている文庫本を探し出して読んでみると、やはり樺太で生まれ育った人たちが登場していた。樺太から朝鮮へ帰国するには4つの海峡(宗谷・津軽・関門・朝鮮)を超えなくてはならないんだなと愕然とした
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |