人生の哲学 みんなのレビュー

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投稿者：岩波文庫愛好家　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

何故か中盤、いや、後段に至る迄読むのに時間が掛かりました。ただ、第10章の『幸福の射程』から、ぐんと参考になりました。それまではどちらかと言うと哲学者の哲学紹介の印象が強かった感じでした。
やはり人生というのは重い荷を背負うて行くが如しなんですね・・。諦念感と迄はいきませんが、或る意味改めてそう指摘してもらって、溜飲が下がりました。

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、我が国を代表する哲学者で、ドイツ観念論、実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等についての多数の研究成果を発表している渡邊二郎氏による一冊です。同書では、私たち誰もが人生の中で、真剣に向き合っていかなければならない、生と死、愛、自己と他者、幸福、生きがいといったテーマについて古今東西の先人たちの著作を引き合いに出して、分かりやすく解説してくれる哲学書です。優しい語り口で、読者の心に語り掛けてくれる不朽の名著です。ぜひ、多くの人々に読んでいただきたい一冊です。