- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
本当に別物です。
2015/11/03 08:55
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イヌマル - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで数々の小説入門の本を読んできましたが、この本はそれらとは全く別物です。
よく自己啓発本で、この本は今までの本とは別物です、今までのやりかたでは夢が叶いませんでしたよね、この本では絶対に叶います、今までの本とは違いますから、と言った内容をよく見かけます。そのどれもがそれほど違うことはなく、結局ほとんどの人が夢を叶えることはできません。
今まで読んできた小説入門もこれと同じようなことばかりでした。結局何冊読んでも小説は書けませんでした。
だからといってこの本が別物だといってもすぐに小説を書けるようになったということではありません。むしろ今までの小説入門のような具体的な書き方はほぼ書かれていません。この本は真剣に小説と向き合って、小説とは何か、書くとは何かという根本的なことを考えさせてくれます。そして、小説を書くということはそういうところからしか始められないんだということを教えてくれます。
この本こそが本当の「小説入門」であると私は思いました。
作家、保坂和志氏による小説の書き方を教えてくれる指南書です!
2020/07/25 10:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『草の上の朝食』(野間文芸新人賞)、『この人の閾』(芥川賞)、『季節の記憶』(谷崎潤一郎賞・平林たい子賞)などの名作を次々に発表しておられる保坂和志氏の作品です。同書は、小説を書きたいと思っている方への指南書とも言うべき書です。小説を書くときにもっとも大切なことといった、実践的なテーマを満載しながら、既成の創作教室では教えてくれない、新しい小説を書くために必要なことをていねいに解説してくれる一冊です。読めば書きたくなる、実作者が教える「小説の書き方」の本とも言えるでしょう。また、著者の保坂氏自身の小説が生まれるまでを紹介した貴重な「創作ノート」も付されています。
小説の中身
2017/12/24 15:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドングリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読むことで小説をよく吟味できるようにはなりませんが、違った視点を提供してくれます。我流の読書を抜け出したい方にオススメ。
いろいろな小説を読んでみたくなりました
2022/01/19 13:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説を書くための技法ではなく、理念を謳った本です。小説は自由に書いてよいという意見は一般論としても言えそうですが、ストーリーについての見解などは著者の意見として捉えた方が読みやすいかもしれません。
万人が著者の言うように書いた方が良いとまでは思いませんが、ひとりの作家の考えとしては成程なぁと思うことが多かったです。
本書を読んで、小説を書いてみたいというよりも、もっと小説を読んでみたいと思うようになりました。
創作論を期待してはいけない
2023/06/15 00:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プルシア - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初からずっと作者も書いてあることではあるが具体的な創作論はほとんどないと言っていい。どちらかといえばマインド的な話が大半というかほとんど全てを占める。作家のマインドを知る上では面白い一冊だと思う。
創作ノートが
2021/03/14 06:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついていて、これは、作者が、実際に作る上で書いていた物だそうで……これは、一読の価値アリです。こういう過程か……と思いましたが、本編は具体性には欠けます。もう少し丁寧に創作ノートを解説してほしかったです