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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
またまた、布施の奇蹟ですね。物語で布施の視点からの記述が全くありません。何を考えているのか、これが面白いですね。第1作目は布施からの物語でしたか、別の意味で面白しろいです。謎めいていますが。また刑事黒田、谷口のやりとりもいい味をだしています。
事件解決・スクープは決定事項。
2020/05/25 19:36
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
報道番組の記者・布施は、10年前の未解決事件に関心を寄せる。
警視庁特命捜査対策室の刑事・黒田は、この件の継続捜査を担当することに。
事件の意外な真相とは? 異色コンビが活躍する「スクープ」シリーズ第4弾。
またまた布施のなんとな~くから始まって、事件をスクープ。
布施の追っている事件と黒田の手掛けている事件が、今回もまた都合よく同じ。
警視庁の谷口が成長する姿が頼もしく、新キャラクター・関西弁の栃本。良き脇役でした。
鳩村の報道マン云々の件が、重複して書かれているのが少々鼻につく。
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報道番組『ニュースイレブン』の名物記者・布施は、十年前に起きた大学生刺殺の未解決事件に関心を寄せる。この継続捜査を、警視庁特命捜査対策室の刑事・黒田が担当することになるが、謎は深まるばかり。一方、番組の視聴率低迷を受け、関西の系列局から栃本という男が送り込まれた現場には、不穏な空気が漂い始める。報道の本質とは何か。そして、事件の意外な真相とは。
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スクープシリーズ第4弾。報道番組、テレビ局、未解決事件の遺族、被害者、警察の継続捜査と盛りだくさんの人間ドラマです。「肝を冷やすくらい、どうっちゅうことあらへん。それが上の者の仕事やないですか」栃本。
第1弾から私のなかの布施のイメージは若葉竜也さんです。
サイコパスって怖い。
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いつもの今野敏クオリティ。
大好きなスクープシリーズ。
ドラマ化したら、布施がめちゃイケメンな飄々とした人になりそう。
ドラマ化が目に浮かぶポップさ。
最初栃本に鳩村同様、厄介な奴が来たな、嫌だな、という気持ちを持っていたのですが、あ、そうか、わたしは鳩村タイプだからだな。と気づく。
凡人なのです。でも、凡人な理想家も、愛される世界。
20200429
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ライトな感じ。
連続殺人説が出てから、急に流れが早くなった。同時に、引き込まれて夢中になって読んだ。
テレビ局は、意外と地味な面も持っているのだと思った。また、客観的な報道なんて、誰にもわからないものだと改めて感じた。極端に偏向なのは論外だが。
慣れに甘える、という言葉が残った。自問自答して見るべき言葉だ。
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警察とマスコミの双方から事件を追う。
迷宮入りした事件を継続捜査で追う警察と
、スクープを追うマスコミの絡み合う様が
おもしろい。
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ある未解決事件が、解決に向かうまでを
あるテレビ局の番組側、そして警察側から描いている。
展開の早さに一気に読み終えるほど面白かったです。
ジャーナリズムとは、報道が伝えるべきものとは、
視聴者がネットに移る今だからこそ考えなければいけない大切なことも書かれていました。
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展開が早く読みやすい、2日でざっと読み。読了感もよくオススメの小説。シリーズはこれが初なので、もう少し主人公の考えや意向を知りたい
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アンカーの意味もわからず読み始めましたが、思いがけずすらすら読めました。
知ってる地名がいっぱい出てきてなんだか身近に感じました。
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本シリーズは今野さんの小説には珍しく、報道はどうあるべきかという時流ネタも同時進行させながらの犯罪捜査ものだが、十年前の未解決事件が単独の行きずり犯行でなく、連続殺人だったから報道として取り上げたというのが、報道の価値としてそんなに重要な事だったというのがよくわからんかった。
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『スクープ』シリーズの4作目。
今回はニュースイレブンのデスク、鳩村視点で書かれてることが多かった。
…なので、とってもイライラしてしまった!!!
布施はスクープ取ってきてるんだから、いいじゃないの!って何回も突っ込みたくなった。
今までも鳩村視点の時は布施のこと嫌いなのかな?って思いながら読んでたけど、今回は新キャラの栃本のことも嫌いっぽい、頭の堅いおじさんって感じが際立ってて更にイライラ(ºεº)
鳩村みたいな真面目な人も今野敏さんのご本の登場人物らしいけどね。
このシリーズ、布施と黒田の関係性がすごく好きだからもっと2人の絡みが読みたいなーと、ちょっと物足りない気分。
そして、さっき調べたら最新の5巻が出てる!
(読みたいけど…次は、鳩村視点多目じゃないと良いな…。鳩村さんファンの方、ごめんなさい)
そして、こちら電子で読もうと思ってたんだけどナツイチに選ばれてて、よまにゃブックバンド欲しかったので購入。
バッグの中で文庫本が開いちゃうのが嫌だったからすごく役立ってる。
横にかけるんじゃなくて、縦方向に小口ギリギリにかけると開かなくて小口が折れちゃうの防げて良い。
多分、横につけるようのサイズだからちょっと伸び伸びになっちゃうんだけどね。
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今野敏のスクープシリーズ4作目?安定の面白さ。といって、何か残るものがあるかというとそういうわけでもない。今野敏の何かの本のあとがきで誰かが作者の弁として、後に何かが残るものではなくエンタテインメントを書いている、といったようなことがあったような…。まったくのうろ覚えだし、誰かが言ったことのまた聞きみたいなあまりにもあいまいな話だが、本当に作者がそう言ったのなら、まったくもってその術中にハマっているとしか言いようがない…。
中学生の頃は赤川次郎、高校生の頃は内田康夫、その後も色々とよく読む作家はいたが、最近は今野敏をよく読んでいる(あとは東野圭吾か。ブクログの僕の本棚にはこの2人がたくさん出てくるはず)。仕事で疲れた頭を休めるのにちょうどいいのだ。
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今回は、なかなか犯人を絞り込めずに大変でした。息子さんを亡くしたご両親が駅前で犯人探しのビラ配りをしているのが気になる布施さんが連続殺人犯じゃないかと疑う事からはじまり、谷口さんの大活躍!
記者も警察も粘り強く捜査デスネ。ごくろうさまです。
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スクープシリーズ第4弾。十年前に起きた大学生刺殺事件を軸に物語は進みます。特命捜査として事件を追う刑事・黒田と谷口のコンビ、ここに主人公である布施が絶妙のタイミングでからみ、徐々に真相に近づいていきます。
一方、「ニュースイレブン」の現場には栃本が関西の系列局から転勤してきて、報道に関する価値観の違いからデスクである鳩村とことあるごとに対立することに。
鳩村の考えについては、正しいかどうではないかはさておき、その立場を考えると官僚的な側面が垣間見えるものの、そういわざるを得ないのであろうな、と半ば同情してしまう点も多々あり、そうした感情とともに読み進めていくと、この栃本という人物がひどくウザイ人間に感じられてしまいます。ところが、物語の後半、栃本に対する鳩村の見方がかわってくると、読み手であるこちらの栃本評もちょっとかわってきまして、「なんか頼もしい人物」に見えてくるからなんとも不思議なものよのう、という思いを強くいたしました。
事件の真相としては、谷口の聞き込みで浮上した人物が犯人であった、という結末で、それほどの”ひねり”はありませんが、このシリーズは刑事と布施がときに並行し、あるいは交差しながら事件を追う展開にオモシロさがあるといえるでしょう。その意味では今回も十分楽しめる内容であったと思います。
また鳩村と栃本の対立を通した報道のあり方について議論を交わすところももう一つのテーマなんでしょうね。
そしてその二つのテーマをつなぐ立ち位置にいるのが布施という構図でしょうか。次作も楽しみです。