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政治家の伝記もどきによくある、ぐだぐだノンフィクション(人となりを伝えるとして、新聞記者系がよく書いているのだったか・・)とは、はっきり一線を画した本だ。1980年代以降の世界の代表的政治家が、どういう資質とプリンシプルの持ち主であって、どういう時代背景の下で、どういう判断を下してどういう成果をあげ(そして失敗したか)を、整然と並べて読ませてくれる。最後の総括の2つの章は、政治学が倫理学や哲学と地続きだといわんばかりに、ややペダンティックだが、我々一般読者の知的虚栄心も満足させてくれるスグレモノかもしれない。
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私にとって『失敗の本質』は、最も影響を受けた書籍であり、それに繋がるその他の本質本も読み続け、今回、本書を読んだ。私自身が備えたいリーダーシップ論とは、スケール始め合うべきものではないが、ここに出てくるリーダー達の成功、失敗事例に対する分析は改めて気づかされるところも多い。私のような小ちゃい人間の生き様にも生かして行きたいと思った。
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客観公正な内容として書かれていて読みやすい。同時代に各国を率いたリーダーが何を考え、どう行動したのかは、個々の評伝を読んだだけでは分からないと思う。この本は相互の繋がりも理解し易く、時代全体の雰囲気も掴みやすい。
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20世紀に国家の首脳を務めた人物の実績から、国家主導者としてのリーダーシップに共通項を見出そうとする。リーダーシップ論としては勿論、当時を生きていない、記憶に無い世代には歴史の勉強にもなる。内容の濃い一冊。
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権力の「悪魔性」を自覚しながら善用し、「共通善」を実現する「戦略」を物語る。
失敗の本質シリーズに脈々と流れるテーマですね。
言うは易しですが、かくありたい。