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この年頃の子ってこうだよな〜、面倒だなと思うんだけど、超ハッピーエンドになってくれて純粋に嬉しかった。
面倒と言いつつ、この世代の男の子特有の栗の花くささは他人と思えないので。
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小林真の体にホームステイ。
なんとも不思議な設定だ。
生きるとは、
家族とは、
友達とは、
恋とは・・・?
他人だから、
期間限定だから必死に生きられる。
そこから見える“真実”。
一気に読めてなかなか面白い本だった◎
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生前の罪で輪廻サイクルから外されたぼく。だが天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年の体へホームステイ。新生活が始まった。「おめでとうございます、抽選に当たりました!」 生前の罪により、輪廻のサイクルから外されていた僕の魂は、天使業界の抽選によって再挑戦のチャンスを得た。それは、自殺を図った少年、真(まこと)の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならない修行だった。天使のガイドのもと、真として過ごすうちに、僕は家族や友人の欠点が見えてくるようになって……。深刻なテーマを、森さんならではのユーモアで包み、あたたかくホロリとさせる不朽の名作、ついに文庫で登場です。
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「おめでとうございます!抽選にあたりました!」
ふとしたことから、もう一度生きるチャンスを与えられた魂。
仮の体で、他人として生きる”彼”が、経験し、変わってゆく。
試練の最後に、彼が気づいた自分の過ちとは?
ポップな切り口、それでいて切なくて、悲しくて、嬉しくなる。
明日、変われるかもしれない。変わりたい。
明日は今日よりもっと、精一杯、生きたい。
そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
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最初から終わりは見えちゃう作品だけれど、じんわりと泣ける作品(っД`)
人生をカラフルに生きたい主人公
その主人公が死んだところから小説は始まる
生前に罪を犯した為に、輪廻のサイクルから外れてしまった彼
輪廻のサイクルに戻る為の試練をクリアできるのか?!
って、浅田次郎的雰囲気も醸し出しつつ
『読み出したら止まらない!不朽の名作』っていうオビ宣の"不朽の名作"の部分はさて置いて・・・
"読み出したら止まらない!"ってのは正しかったなァ
カフェで一気読み!!
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一度死んだ魂が「抽選」に当たり、もう一度他人の体を借りて蘇るという、まぁ一種王道な話。結末も想像がつくほどストーリーは素直すぎるほど単純だけど、キャラの造詣と主人公が「自分」を取り戻していく過程が深く、とても爽やかに描かれている。
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生前の罪によって輪廻のサイクルから外された「ぼく」
天使から再チャレンジのチャンスをもらう。それは、自殺した真(まこと)の身体の中にはいって自分の罪を思い出すというものだった。
軽いノリで始まるので、そういうもんなのかなと思ったら、あっという間に深みにはまります。
なんつーか、流れるプールで無理矢理流されてるような快感。
にしても、子供の頃って、どれほど視野が狭いんだろう。
そして、その視野の狭さでどれだけ周りを傷つけてしまうのだろう。
多分、テーマはそういうことなのだと思う。子供が無理矢理大人になる必要はないし、大人にならなければならないのは不幸だけど、反対にいつまでも視野を狭くして、自分だけの世界にいるのはむしろ罪であると。
それにしても、何処となく苦いのである。
きっとそれは、この物語には普遍的な子供時代が詰め込まれているし、子供時代というのは自身が振り返れば、苦いものと相場が決まっているからだ。つか、苦いのを感じないやつは、むしろどうかしてるぞww
今まで生徒にお勧めする1冊は江国香織の「つめたいよるに」(「デュークがはいってる)だったんだが、今度からは「カラフル」に決まりだな。
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設定そのものは、天使がでてきたりとか、ありがちでオチがわかりやすかったところがあるけれど、少しでも自殺を考えたことのある人(考えている人)は一度読んでみたらいいと思う。あたたかく、沁みる話。
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何時、何処で読んだか忘れたけれど「いつも心に冷蔵庫(ちょっと違うかも)」という言葉を思い出しました。 哀しくても辛くても、そこに浸り切らないでいられる自分を作る。 そんな風に自分を客観的に見ることが出来たら、少しだけ余裕が持てる。少しだけ前を向ける。 自分を助けられるのは自分だと言う事を、忘れずにいたいと思う本です。
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生前の罪を背負った魂が、「抽選」で再度下界でやりなおすチャンスを与えられる。そこに待ち受けていたものは・・・。
コミカルに描かれているが、思春期の青年の心情が良く描写されている。後半でオチがわかってしまったのが、ちょっと残念。
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天使業界の抽選に当たり、自殺を図った中学生の体を借りて人生に再挑戦をする主人公の魂。題名的にも内容的にもファンタジックな様相だが、わかりやすい道筋を辿りながらも、希望を持って“人生”を描いていることに好感が持てる小説だった。自分でも他人でも、人間の心は本当に多面的で、モノクロではなくカラフルな世界だからこそ、辛いときもあれば楽しいときも必ずあるのだと、爽やかに感じさせられた。万人に進められる良作である。
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いきなり天使が出てきて「抽選に当たりました」と突拍子もなく始まる物語。魂だけの「ぼく」は前世で犯した罪を思い出す事ができれば天国にいけるという。ファンタジーでありながら青春小説。特に突っかかる事もなくさらりと読めて、後に残るのは爽快感。久々に心がほんわかとする小説でした。美術室の描写が懐かしく。久々に絵筆を取りたい気分になりました。
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「読み始めたら止まらない不朽の名作遂に文庫化!」という言葉と、表紙のかわいさに負けて買った一冊。どんなに口が悪くても、生意気でも、道に反れた生き方をしていても、この本に出てくるキャラクターはみんながみんな愛しいです。(個人的には、特にプラプラ)笑えて、考えさせられて、そして最後にはお約束の涙です。ここまで読み甲斐のある本も珍しい。
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あー泣いた。途中でオチを思い出したけどやっぱり泣けた。満が「考えろ!」って真に言うシーンはほんと、好きだ。
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穿った見方をする大人になってしまった私は、最初のくだりを読んだだけで「ラストは多分…」と読めてしまったのですが、内容はとてもファンタジーで面白かったです。
読めば生と死、自分と家族を見つめなおす機会にもなるので、心に色々抱えた子供に読んで貰いたいです。
死んだ気になれば、良くも悪くもなんでもできます。