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現実的ではあるけれど、中途半端。主人公の自己満足で終わっており、肩すかし。他のキャラを掘り下げたらもっと面白くなりそうなので、もったいない。
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数学オリンピックの参加を目指す数学研究会のメンバーは男子3人。指導教諭も含めてユニークです。とわは、小学校の算数の頃から数学は苦手。それが新聞部の助っ人として数学研究会を取材に行くことになる。数学研究会には、毎週のように未解決の数学問題を解いて置いていく人がいるという。いったい何者なのか?
工業高校や弓道部などの、ちょっとマイナーな(失礼)高校生を描く著者。今回は、嫌われがちな(失礼)数学。期待して読んだものの、ちょっと宙ぶらりんな感じで終わってしまった気がする。
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高校2年生のとわにとって、数学は苦手というより恐怖。なのに新聞部の友人美織に頼まれて数学研究部の取材をすることになってしまった。数学オリンピックを目指しているという3人の部員は、とわにはまったくわからない言葉で話している。しかも顧問の先生は超個性的な美女。目下のところ、数学研究部での話題の中心は「木曜日のミステリー」。解きかけの問題を置いていたら、なぜか木曜日の朝に回答がおいてあるというのだ。とわは、その筆跡に覚えがあったが…。
まっすぐな青春ストーリー。
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独特なお話だった。算数が苦手な永遠と、数学研究部の在、響、章、朝先生。木曜日のミステリー、設定はおもしろかったけど、不思議な終わり方…。澗はけっきょく何を考えていたんだろう?そして数学オリンピックの結果も気になる…。そこは考えろってことなのか。永遠の書いたナジャカン物語もおもしろかった。
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新聞部の助っ人で数学研究部に取材に行った、とわ。
木曜日のミステリーというネタを拾う。
数学が大の苦手だったけど、取材を続けるうちにほんのりと親しみを持つように。
そして、胸の奥にくるんでいた痛みと向き合いはじめる。
数研三人組が、音楽・スポーツ・研究者気質とそれぞれの個性で数学に取り組む。
とわちゃんの作中の物語が、数学者が問題を美しく整えていくのと同じように感じた。
かんちゃんの物語でもあったんだけど、かんちゃんのお話は読者に委ねられてるように思った。
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数学を美しいと唱える人はたくさんいるようで、博士の愛した数式とか…、私はもっぱらトワちゃんの感覚と1ミリとも違わないんだけど、そんな取り憑かれる程の世界を知っているのは正直羨ましい。トワの幼い頃からのカンちゃんに対しての妬みや罪悪感はとても正直でリアルで、自分の身を守るためにやってしまう行動にも、本能的なあまり妙に納得してしまった。トワの母親の態度も、なんだか自分を見ているようで反省させられる。
Q大の関口博士の言葉、人知を超えたものに脅かされるとき、あらゆる才能が力を合わせないと、人間の営みが保てない…。文化や文学、芸術が切り捨てられようとしている現代、若い世代の芽が脅かされないように、大人は守ってあげなきゃいけない。
それにしても、カンちゃんはおじいちゃんからの問題を解き続けていたとは。身内のトワちゃんが一番の理解者になれたのは嬉しい。2人とも未来へ向かって新しいドアを開けられそうだ。
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国語が得意で児童文学が大好きな高校2年の文系女子とわ。幼馴染の新聞部美織の頼みで数学研究部の取材をすることに。変人揃いの3人の男子部員と艶かしい女性教師。不登校中の従兄弟潤も巻き込みながら話が進んでいく。
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軽めの学園モノで、ちょっとだけ、はやみねかおる「モナミシリーズ」とか、数学つながりで青柳碧人「浜村渚の計算ノート」シリーズなんかと似ている印象。表紙のイラストに関して、右上も女子だと思っていたので、在以外が誰だかわからなかったのだけれど、右上は響か。
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「わからん薬学事始」「伝説のエンドーくん
以来の、久々のまはら三桃作品でした。
高安陽子「天と地の方程式」を読み終わってからの話しだったので、今度は六角形の校舎がどこに繋がるの?と思っていたら、
数学研究部の話しでした。
関口教授の話しは、昔みた映画を思い出しました。オードリー・ヘップバーンの美しい天使の姿を。
それにしても、数研のメンバーだけが笑えるアレを知りたいような?忘れたいような。
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数学オリンピックを目指す数研メンバーの話は、
めちゃくちゃ長いフリだったのか?
最後の最後で、こういう終わり?と
あっけなく終わった感じ。
数学をこんなふうに使うなんて、
なかなか新鮮な発想。
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たまたま数学ものが続いた
数学で世界を救うと豪語する数学屋さんから打って変わって、数学なんて何の役にも立たないとしながら数学オリンピックを目指す数研が舞台
具体的な数学要素が出てくるわけでなく、数学アレルギーな女の子が数研の個性的なメンバーに触発されながら少しずつ物の見方が変わって、内的な問題を解決するというよくあるようなプロット
読み心地はさっぱりと、一気に読める
後腐れなく楽しめてこれはこれで
わからん薬学事始と同じ作者