暴食のベルセルク～俺だけレベルという概念を突破する～ THE COMIC 5 みんなのレビュー

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この漫画版第5巻は、第21話～第25話を収録、
で、2023年10月から放送が始まって今放送中のアニメ版『暴食のベルセルク』の、
第8話「忘却の村」の中盤以降と、
第9話「色欲の守護者」、
第10話「」
…に相当する内容…と言うか、
前巻第4巻までは、アニメ版を先に視ていて、後からこの漫画版を読む形だったんだけど、
現状(2023/11/26時点)では、まだ、
ニコニコ動画で第8話「忘却の村」のチャンネル配信動画を視た段階で、
第9話はまだ放送&配信前なんで、
アニメ版の放送内容を追抜いてしまったんで、
放送済みの第8話「忘却の村」の中盤以降…反撃開始で機天使(キメラ)ハニエルを倒して、
その後、マインと別れ防衛都市バビロンへ行き、そこで、
同じく現地に到着したロキシーの姿を目撃…というこの漫画版での、
第21話「障壁の機天使」と第22話「白き聖騎士との再会」の最初の5頁分しか、
アニメ版との比較対照が出来ないけれど…
ハニエルとの戦闘決着展開は、勿論大筋は同じだけど、
アニメ版では、漫画版では描かれている戦闘光景描写や台詞のやりとり等が一部、
省略されていたな、とか、
バビロンに着いて、城壁沿いを北側の正門に向かって歩く際のグリードとの対話内容も、
一部分省略、到着したロキシーを目撃するタイミングが、
漫画版とアニメ版とでは違う形に変更されていて、その変更プラス、
アニメ版では、到着したロキシーを目撃するフェイトの背後に、《色欲》のエリスもいて、
不穏な台詞を呟く…という漫画版とは違う形の構成演出がなされていて…
みたいな。

…あと、アニメ版では、主にフェイト視点での時系列通りでの物語展開が描かれる一方で、
時々、ガリアへ向かうロキシー一行の光景が挿入されていたり、したけれど…
漫画版ではそういうのはなくて、
一応メインヒロイン?と思われる聖騎士ロキシーが久々に登場して、
髑髏デザインの認識阻害マスクを着用し正体を隠してはいるけど、主人公フェイトとの対話や、
一緒に戦闘したり、トラブルを乗越えていく…という描写が、
第23話～第25話でのメイン内容になっているんで、
今巻の大筋では、そういう内容やその背後に、ロキシーの命を狙う不穏な影…
という部分がありつつも、合間に、フェイトとロキシーのラブコメ要素的描写もあって、
個人的には、やっぱ、そういうのがあった方が、より楽しめて好きだな、
と。
なので、今巻は、ロキシーの気高さ高潔さに加えて、可愛さ、も色々と描かれている巻。
そして、
アニメ版では、第5話「ガリアへ」の中盤頃に、
《色欲》のエリスを前倒しでチラ見せ登場させる演出がなされていたけれど、
漫画版では、この第5巻の第22話と第23話での、出会いと対話問答場面描写が、初登場で、
アニメ版第5話でのチラ見せ演出は、
ココでの対話内容を反映してのものだったんだな、と分かったり。
あと、この巻での要点の1つは、
(形の上では?)ロキシーの下で働いている聖騎士だけど、
フェイト視点では得体の知れぬ悪意を感じる怪しい奴…なノーザン･アレスタルが登場。
この見るからに悪役なキャラが、
本当に純粋な屑人間の悪役なのか、何かしら同情の余地ある事情を抱えた悪役なのか…
はこの第5巻の内容だけでは判別出来ないけど、
現時点では後者であると匂わす要素は、一切描かれてなかったけど…実際どうなのか、
も次巻第6巻を読む上でのお楽しみの1つ、
かな。

…ってことで、アニメ版との比較対照をする楽しみ以外でも、純粋に、
物語展開を楽しめたんで、買って読んだ甲斐は最低限はあったな、と感じています。