ティーノ、行ったり来たり!
2021/12/27 21:57
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投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきによると、前作で鷹司がどうなったか気になるという感想が多くて続編が決まったようですが、ということは、前作までは鷹司とエルネストが似てるのは偶然だったということでしょうか?
前作はホラーチックでしたが、今作はひたすらティーノがキュートです。
前作の意味が補填
2020/07/24 21:54
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投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「救世主は異世界の王に求婚される」のスピンオフ。読む前にいつもは気にしない折り返しを偶然見て気がつきました。
前作未読でも冒頭で世界観の流れは書かれてるけど読んでたほうが面白いと思う。
話の感じは前作とはかなり変わっていて、今回主役のティーノが一生懸命で健気で可愛かった。王妃トーリの悩みを解決しようと、異世界のニホン、タカツカサに会うために期限つきで界渡りをして…アクシデントで記憶喪失になってしまうティーノ。それでもタカツカサに会って離れないように頑張っているのが健気。片言のニホン語もまた可愛い…
今作で前作で消化不良だった部分が補填されてスッキリ。主役cpの収まりももちろんハッピーエンドで良かった。
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▼あらすじ
落ちこぼれ魔道士のティーノは、王妃のトーリの悩みを聞き唯一の得意魔法である遠見を使い、『タカツカサ』を探しに『ニホン』へいく決意をした。だが、ティーノの面倒をみてくれた先輩魔道士・ダンテからは大反対をくらうものの、ティーノの頑なさに最終的には手伝ってもらえることになった。しかしとあるミスでニホンにたどり着いたティーノは記憶喪失になってしまい……!?
***
ストーリーの完全度:やや高い
トーン:ほのぼの・シリアス
エロ度:普通〜やや低い
萌え度:普通
総合評価:★4.0
スピン元未読のままこちらを読みましたが、特に問題はなかったです。土台がしっかりしているので、ファンタジーものとしては面白い方だと思います。ストーリーも丁寧に描かれていますし、脇キャラの使い方も上手でした。
ただ、やはりスピン元である『救世主は異世界の王に求婚される』の方から先に読んだ方が世界観に馴染みやすかったかなーとは思いました。
あと、思っていたよりも大人しめのストーリーだったので、後半は少し退屈に感じてしまったんですよね…(^^;)
それこそ異世界で何か大きな事件やトラブルでも起きてくれれば良かったのですが、ひたすら平凡で(笑)
ハラハラドキドキするような展開を求めていた自分としては少々物足りなかったのですが、読み終わってから調べてみたところ、スピン元がどうやらそういう系の話らしいので、スピンオフはあえて大人しめにしたのかもしれませんね。
まぁ、ゆっくり時間をかけて恋愛に発展するのは良かったですし、ダンテとティーノの関係も意外性があって面白かったです。(ダンテ、てっきり当て馬かと…笑)
とりあえずスピン元が気になるので、次は『救世主は異世界の王に求婚される』の方を読んでみたいと思います。日本と異世界、もっと簡単に行き来出来るようになれば良いのにねぇ〜( ´-ω-)
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記憶を失って何者か分からないティーノを保護した鷹司。警戒しなくていいのか?と思ったけれど、ティーノを見ていると、心配するのも馬鹿馬鹿しくなる。子供っぽく見えるのも大きいけれど、行動や反応が無邪気だから。記憶があってもなくても、周りの人のために頑張ろうとするティーノ。魔術師としては落ちこぼれなのかもしれないけれど、応援したくなってくる。ティーノが鷹司にとって、なくてはならない人になっていくのが嬉しくなった。前作のトーリとエルネストの「その後」が見られるのも楽しかった。