読む目的を考えること
2022/08/13 18:31
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投稿者:nbs - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のころ「月に何冊読む!」みたいな課題があったせいか、大人になっても読むことが目的になってしまっていることが多い。少なくともビジネス書などは違う。アウトプットのためにやっている意識が低い。読むことよりも読んで「使うこと」に努力しなければ。
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読書を速く読みたい、そう思った事はないだろうか?それで手に取ったのはこの本。速読とはいくつかあるが、これは飛ばし読みである。少なからず自分はやっていた為大きく得られる物はなかった。なので3/5点と言ったところだろう。
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深い本ですね
多数の読書術を読んできましたが、新しい発見が多かったです
今の自分には必要な本でした
サンクコストの考え方は秀逸
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成果につながる読書の考え方と方法を紹介している本です。
読書をある程度行うと、「この内容は別の本でも読んだな」と思うことがありますが、その内容は、実は最も重要であることが多いのです。
「目的を持って読む」「アウトプットが重要」・・・、多くの本で紹介されている大事なことが、コンパクトにまとめられていると思います。
なぜ読書が必要かを知りたい方、効率的な読書の方法を知りたい方など、これから読書法を身につけたい方が、多くの気づきを得られる1冊です。
加えて、ある程度読書を重ねてきた方にとっても、自分の読み方が成果につながっているかを再確認するために1冊ではないでしょうか。
【特に覚えておきたい内容の覚え書き】
「大事にしている価値観などをあらかじめ3つほど明確にしておく。読書が、自分の立てた仮説の裏付けをとる情報収集になり、新しい気づきや発見を得られるものになる。意思決定力を発揮するために不可欠な、自分の考えや意見を持っておく。」
→読書に限らず、目的や大事なことを明確にしていると、アンテナが立ち、情報収集力が格段に高まります。(カラーバス効果とも言われます)これまで気にならなかった情報が、目に留まるようになることを実感したことがあります。
「本選びは『投資』だと思って、同じテーマのものを数冊手に取ってみる。過去に読んだ別の本を関連づけると、深い気づきを得られる。必要な1冊に出会うには、プロセスが重要。自分が持つ、問題発見力(自分が何を求めているか)、問題分析力(この本だけで大丈夫か)、創造力(全く異なる意見の本も読んでみる)、という能力を駆使して、出会う確率を上げる。」
→それぞれの本で、書いていることは当然同じではありませんが、多くの本で共通する考え方は、普遍的に使えるものであることが多いようです。読んだ本で、「別の本にも同じことが書いてあった」と思った時、もう読まなくても知っていると思ってしまいがちかもしれませんが、実は、それが最も重要な気付きであるのかもしれません。
「自分の役に立ちそうなことを書き出すと、読んだことの振り返りになる。自分の感情を書き加え、自分の文章に変換して書くと頭に入りやすい。読んだ後に出るアイデアも書き出してみると、後日読み返した際に役立つこともある。」
→「記憶の定着にはアウトプットが重要」。この考え方は、本当に多くの本で紹介されています。アウトプットの方法は様々ですが、読んだ後が大切なのは間違いないようです。(この読書メモも、アウトプットの一環で行っています)
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
〇読書の考え方
・使う必要がある知識を得るために本を読む。本人の利害に直結しなければ、その場ですぐ消える。知識やノウハウは、表面的な問題を解決することはできるが、本質的な問題を解決することはできない。
〇限られた時間で必要な情報を得る
・ビジネス本やハウツー本で重要なのは、全体のせいぜい2割程度。途中から読んだり、ページを飛ばして読んでも、気づきの量はそれほど多く変わらない。最初から全部読むとかえって情報過多に��る。
・大事にしている価値観などをあらかじめ3つほど明確にしておく。読書が、自分の立てた仮説の裏付けをとる情報収集になり、新しい気づきや発見を得られるものになる。意思決定力を発揮するために不可欠な、自分の考えや意見を持っておく。
・自分が反論したくなる部分に注目する。自分にとっての気づきになり、自分の引き出しを増やすことにつながる。気づきが少ないのは、自分の考えや意見と同じ部分を読んでいるから。
・自分が当事者だったらどう判断したか、主観的に考えることも重要。違う世界を疑似体験し、自分が判断する際のトレーニングになる。さらに、自分に何が求められているか、役割についても考えてみると、自分に足りないものがわかる。
〇本の選び方
・本選びは「投資」だと思って、同じテーマのものを数冊手に取ってみる。過去に読んだ別の本を関連づけると、深い気づきを得られる。必要な1冊に出会うには、プロセスが重要。自分が持つ、問題発見力(自分が何を求めているか)、問題分析力(この本だけで大丈夫か)、創造力(全く異なる意見の本も読んでみる)、という能力を駆使して、出会う確率を上げる。
・安いものによいものはない。あとでコストを回収しようとするので、かえって高くつくことがある。あとでしかよい情報を得られないので、情報の価値が落ちてしまう。高価でも、情報が新鮮で、付加価値が高いものを選ぶ。
〇読書の悩みを解決
・読書をするゆとりがないとインプットが減り、アウトプットが貧弱になり、無駄な作業や失敗に繋がり、時間を浪費するという悪循環に陥る。ゆとりは自分で作るしかない。今までやっていたことをやめるか、読書の時間をあらかじめスケジュールに入れる。時間を設定すると生産性が高まる。習慣化も大事。
・書いたのはどんな人か、その人のキャリアや得意分野、価値観などを知ると、さらなる気づきにつながる。気づきを得たら、著者にメールや手紙、SNSで感想を伝えてみる。直接コンタクトが取れれば、その人の顔が頭に浮かんで親近感がわき、内容に深みが増す。
〇無理なく確実に成果につなげる
・アウトプットだけが現実を変える。やり方を変えると、特に人間関係はすぐ結果が出る。
・自分の役に立ちそうなことを書き出すと、読んだことの振り返りになる。自分の感情を書き加え、自分の文章に変換して書くと頭に入りやすい。読んだ後に出るアイデアも書き出してみると、後日読み返した際に役立つこともある。
・大切だと思った3冊の本を繰り返し読み、そこで得た気づきを行動に生かすサイクルを回し続けることで、アウトプットが変わる。時代や世界がどんなに変わっても、仕事や人生で成功するための黄金律はほとんど変わらない。
〇成長し続ける自分でいるための本との付き合い方
・知識には賞味期限があり、定期的にアップデートしないと大半が使い物にならなくなる。本の中で自分の胸にストンと落ちる部分は、そのときの立場や状況などで変わる。自分を高めた後は、悩んでいる人に、役に立ちそうな本を紹介してみるのもよい。
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インバスケット系の本は結構面白く読んだけど、これは特にタイトルの割にはインバスケットに関係のない読書術。短時間でいくつもの問題を処理するために必要、という観点ではまぁ関係が全くないわけではない。
本は読むのではなく辞書のように使う、2割8割の法則で全部読まずに大枠とキーワードを抑える、著者に注目、マンガ版も活用、アウトプットして頭のメタボ解消、ノート作る、3冊を繰り返し読む、といった話。実用書には使える読み方。
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本はなかなか最後まで読めなかったり読まなかったり、つまらなくても読まないともったいないという意識が強かったが、この本を読んでそうではいことがわかり、心が軽くなった。
自分にとって良かった内容。
・読む時間はコスト。自分に合わないと思った本はすぐに手放す。
・自分の言葉ですぐに口に出してみる。
・読書ノートに自分の役に立ちそうな部分を抜き出し、必ず自分の文章に変換して書く。読んだことを振り返ることで自分の力に変える。自分のために書く。
・本は3冊を3回読む。
・知識には賞味期限がある。定期的に知識をアップデートしていかないと大半が使いものにならなくなる。自分をバージョンアップし続ける。自分を高めることができれば、その力を周りの人に還元する。
・本を読むとは自分自身を読むこと。
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読書してもなにも変わらない、自己満足になっていないか?その問いに対して、自分のためになる読書法を教えてくれる本。
鳥原氏の本は、昇格試験のインバスケット対策としていろいろと読んだが、ストーリー仕立てで難解な言葉を使わず分かりやすい。
これまでも読書法について学んで、もうやれていることもあったけど、またやっていること腑に落ちたり、新しく取り入れたいこともあった。
[学び]
読書は自分自身を知って、アップデートさせるために読む。そのためには、本を一言一句読んで全部理解する必要はない。ざっと概要を掴んで、大事な部分だけ読む。自分自身に置き換えて考えたり、自分と違うなと感じる箇所を大切にする。それは自分自身を成長させるエッセンスになる。
読書でインプットばかりして、アウトプットしなければ、頭でっかちメタボになる。読んだら、人に話したり、読書ノートやブログ・SNSに投稿したりとアウトプットしよう。