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バイクで走れなかったのは佐賀と沖縄。少しの写真と地図に通った市町村をマーカーして…スマホもデジカメもなかった遠い思い出が一冊の本として舞い降りてきたようです。
有名な観光地もあれば、何気ないのに心地よい風景。様々な天気を感じながらふれた空気。人との出会い。この本に出会ってたくさん思い出しました。私もみなさんのふるさとをほんの少し知っているようです。
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日本にある市町村をすべて回った方のフォトエッセイ。そういった企画を考えることが面白い。
観光地だったり、その土地の方々の暮らしだったりが写真とエッセイで記録されている。
ちょっと行った気になるし、自分が訪れた時の記憶を思い出したりして日本各地に想いを馳せる。
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自分は夜に散歩している時に、明かりがついている家をついつい見てしまう。そこに「誰かが生活している」という事実、同じ世界に生きているということになんとなく安心感を感じるからだ。旅も一緒の感覚がある。観光地を旅するのも嫌いではないけれど、そこで生活している人々が普段どのような生活をしているのか、旅をしながら思いを馳せることが好きだ。
この本にはそんな「感覚」が至るところに感じられる。たくさんの人が自分と同じ時代を生きているということ。それぞれがそれぞれの生活をしているということ。それが写真から伝わってくる気がする。自分が印象に残っているのも、そういう写真だった。(もちろんきれいな景色や建造物の写真も多かった。)
1日1都道府県ずつ読んで、じっくり味わおうと思う。
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日本の全ての市町村1741を巡る旅の記録。
つい先日「母の待つ里」を読み、私のふるさとを振り返りたくなった。
これは、最高の一冊である。
あたりまえの景色や日常に生活の息吹を感じ、懐かしいと素直に思える。
どこかの路地。
誰かの通学路。
どこまでも続く道。雨に濡れた道。
田んぼに映る夕焼け。
誰かの笑顔。誰かの後ろ姿。
今住んでいるところも愛着はあるが、故郷は四国の香川県。
まだ瀬戸大橋もない時代は、宇高国道フェリーで岡山まで渡り、新幹線で大阪へ向かった。
今でも透き通ったエメラルドグリーンの海を目にするとあぁ、帰ってきたなぁと思う。
温暖で島も多く、海水浴には最適で、真夏は真っ黒になったっけ。
20歳までしか住んでいないけど…
原風景が、浮かんでくる。
いつまでも見ていたくなるほど素敵な一冊。
そして、旅したくなる一冊でもある。
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その土地への愛情が、たくさんの写真と簡単なコメントからヒシヒシと伝わってくる。
景色だけでなく、その土地の人々との出逢い、旅人とのその土地での偶然の出逢い。
著者が楽しんでるのが伝わってくるし、眺めてて、そのワクワク感が伝染してくる。
私も行ってみようかなと、思わせてくれる。