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世界各地に行く芸人や作家、大手トイレメーカー、建築家などトイレに詳しい人たちとの対談やトイレについてのコラムが載っています。
個人的には作家の朝井リョウさんとの対談が面白かったです。
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予備知識無く題名買い。予想をいい意味で裏切られた。名著。
作者は芸人さんのようで、それゆえ対談も地の文も言葉遣いが平易。それでいて、素晴らしいマニア。
海外を飛び回る芸人、海外を飛び回る作家、おなかの弱い作家、トイレメーカー、トイレ撮影家、建築士と、様々な方面のトイレ専門家との対談集。メーカーさん、建築士さんから作家さんまで幅広くカバーしているのに、うまく話を引き出しているのが凄い。できれば歴史方面の話も聞いてみたかったが、需要がないのは分かってます。
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世界のトイレ事情、各メーカーによる自社製品の売り、正しい掃除の仕方に、お腹が弱い人へのアドバイスなど、トイレに関する内容盛りだくさん。自分もお腹が弱い人間なので、アトラクションの行列に並べないといったストーリーに激しく同意。わかるわあ。
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図書館で発見し気になった『トイレの輪』(佐藤満春)。
世界のトイレに関するオモシロ事情について読むだけでなく(主に高野秀行氏)、
深刻な事情を読む事になった時にはちょっと驚いた。
それが以下文。
「世界人口の3分の1にあたる約23億人は今もなお「トイレがない」状態で毎日を過ごしているという。そのうち、屋外排泄を強いられているのはおよそ9億人。屋外排泄するということは病原菌がそこを媒介にして広がっていく可能性がある。衛生的にもなんとかしないといけないことなのだ。データによると1日に800人以上の子どもが不衛生な排泄環境を原因とする病気で亡くなっているという。」
SDGsの項目6番目に【安全な水とトイレを世界中に】とあるのを見た時、
「【食】の面しか見てなかったな」と反省しました。
「項目がありすぎてわからん」と思っていたけど、
知り方を発見した気がする。
そして日本の場合はそれだけでなく、
【地震災害が起きた時のトイレ対策】も考えていく必要もあるという事を、
『震災が起きた後で死なないために 「避難所にテント村」という選択肢』(野口健)で読んだんだったなー…と思い出した。
トイレを設置する際は、女性は男性の3倍を要すると読んだ気がする。
女は時間がかかるのである。
パッパと終わらせられるものならマジでそうしたいと思うレベルなのである。
……と、トイレに関する新情報、今までの情報振り返りができた有意義な一冊でありました。