ファーターと愛弟子～寵花は師の手で花開く～【電子限定版】 みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

はなの先生が大好きな要素「溺愛、師弟関係、一途でとにかく一生懸命な受」が詰まったお話です。

ネタバレがあります。

世界的有名なピアニストで今は引退し受けが通う学校の客員教授をつとめる30歳攻め・レオンハルト、幼い頃から攻めに憧れるピアノ好きな高校生の受け・綾瀬奏人、受け視点。番外編SSのラストは友人視点。

幼い頃、ある理由でピアノをやめた奏人はその後ピアノへの思いが捨てきれず、また憧れのピアニストだったレオンハルトが桜ノ森学園音楽大学の客員教授になるニュースを知り、独学でその音大付属高校を受験、見事合格します。そして驚くことに、個人レッスンの担当教師はあのレオンハルト。なんと入試で奏人の演奏を聴き、指導したいと学長に申し出たのだという。自分のピアノに自信が持てなかった奏人は、レオンハルトの指導により前向きになります。また奏人への熱心な指導ぶりから、レオンハルトは奏人の「ファーター」と呼ばれるようになりますが・・・

音楽学校を舞台に、世界的有名な元ピアニストの攻めの指導のもと、愛するピアノと恋にすべてを捧げる受けのお話です。

主人公の過去の出来事が今に繋がる展開や、容赦なく立つ嫌な予感のするフラグが最悪のタイミングで回収されたり、師弟愛から秘密の恋人同士になったりと、ハラハラドキドキさせられました。音楽と恋の絡みはBL甘党には堪りません。

そして意外だったのが「奏人にはあちらこちらから矢印が飛んできている」、ちょっとした逆ハーレム（笑）。レオンハルトが嫉妬で気が気でないところが面白かったです。嫉妬は盛大なエッチへのスパイス・・・！

はなの先生ご自身がピアノを習っていたとのことで、音楽に対する思いや演奏の心がまえ、音楽ネタやエピソードなど「なるほど」と興味深いものばかりでした。

ちなみに「ファーター」とは作品によると「父親とか創り手とか、そういったニュアンス」なのだそうです。

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投稿者：はな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

奏人がかわいくて、みんなメロメロです。
ファーターなんて滅相もない。若紫を育てる光源氏じゃないかと。ちょっと犯罪入ってますよ…
異母兄弟のシオンくんにぜひ頑張っていただきたい。