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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像以上のユルさ、脱力感。何故にそんな姿なの?と、ツッコミどころ満載の、神さま仏さまのオンパレードです。謎だ。
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図鑑と銘打っているだけあって、フルカラーの写真中心の「図鑑」になっていて、多分1時間くらいで読めちゃう。真面目なようでいて脱力な文体は、羨ましいとさえ感じる安定さ。リモート疲れの脳に効くかも。
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◆おすすめ度◆
・ユニークな神さま写真集度:★★★★
・ヘタウマぶりが異次元な神さま度:★★★★
・子供が見たら泣きそうな神さま度:★★★
◆感想◆
日本の各地にある神様のうち、「田の神さあ」「鬼コ」「国東仁王さま」「鹿児島仁王どん」「人形道祖神」「肥前狛犬」の6つについて、そのヘタウマな魅力を紹介するという写真集。
ヘタウマ絵好きの著者が選んだ、よりすぐりの、真剣に下手な神様たちが素晴らしく笑えてなごめる。
どこにでも神様がいる日本では、誰もが神様を造形して祀っていたんだなあ。これが生活に根付いた信仰のあり方なのかも。なんていう考えも浮かぶものの、そのヘタウマぶりに仰け反る。
なかでも「田の神さあ」の異世界ぶりがすごい。
やっちまった感あふれる表情に、著者の感性が伺える。
歴史的背景も調べてあったりして、著者は興味が向かわないようだが、民俗学的な資料としても有益なんじゃないかと、ちらっと思ったりして。
人生に行き詰まったとき、本書に登場する神様にお願いすれば、ご利益があること間違いなし。
少なくとも、ヘタウマ神さまに祈願する自分が笑えてきて、自分の悩みがちっぽけであることに気付かされる。
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図書館司書さんの友達が
「こんなの いかが?」
と 手渡してくれた一冊
おもしろいねぇ
「祈り」の原点を感じる
「祈り」を形にすると
こんなふうに なりました
という
素朴さ 純朴さ 邪気の無さ
が しみじみと伝わってくる
国(県)指定文化財云々よりも
私は こちらの方が 大好きです
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図書館で読んだが、クスクス笑いが止まらない。
マスクしていてよかった。
たぶん、ニヤニヤ顔になっていたと思う(笑)
これだけの神さま発掘の執念凄いわ。
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実に宮田さんらしい一冊。
取材先が東北と九州のみという地域的な偏りなど、いくらでも話を膨らませられそうなのに一切触れやしない。
エッセイ的な面白さは少ないけれど、題材のゆるさは確かに素晴らしい。実物を見たくなってしまうし、或いは身近な地域でも探したくなってくる。
掲載されている神さまで一番のお気に入りは、秋田県の「巨体カシマさま」。
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爆笑はしないまでもじわじわとくるモノがあってどのカテゴリでも、つい顔がにやにやしてしまう。
どの神さまもその土地に溶け込んでいて地元では素通り的存在のようだけど、別の土地から来た人の目にこんな神様達が飛び込んで来たら時が一瞬止まりそう。守ってるんだか守られてるんだか分からない立場の神様がとてつもなく愛おしい。
読み終わってもジワるほっこり感 _(:3 」∠)_
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その地域に存在する、独特の素朴な神さまたちを紹介。
01 TANOKANNSAA 田の神さま・・・豊作祈願の素朴な姿と顔。
02 ONIKO 鬼コ・・・鳥居に明治生まれの鬼。山伏や力士も。
03 KUNISAKINIOUSAMA 国東仁王さま・・・フレンドリーな仁王さま。
04 KAGOSHIMANIOUDON 鹿児島仁王どん・・・マッチョな仁王さま。
05 NINNGYOUDOUSOJIN 人形道祖神・・・魔除けの巨大な人形たち。
06 HIZENKOMAINU 肥前狛犬・・・小さくデフォルメだけど歴史は古い。
画像はオールカラー。BOOK&WEB GUIDE有り。
え、これって神さま?
素朴だけど、脱力、ユルい。でも、ホッコリ、可愛い。
子どものお絵描き的な顔。図画工作の作品的な彫刻。
あぁヘタウマ。それでも、その地域では大事にされています。
だって何れも、豊作祈願や村の守り、魔除け等の願いを込めて
真剣に作られたのだから。廃仏毀釈の嵐に耐え抜いた像もある。
ここを守っているから安心しなよと、語るような存在感が良い。
人の心を和ませてくれるのは、邪気を祓ってくれるからでしょうか。
いつまでも眺めたくなるのは、神さまだからでしょうか。
実物に会う旅にも、行きたくなりました。
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素朴な石仏や田の神、鳥居の上から見下ろす小さな鬼など,旅先の楽しみが増える小さな神様?がいっぱい。
コロナ禍で観光地がお休みの時のカメラ散歩にも最適なネタ帳。
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カテゴリーを「宗教」にするか「とんでも本」にするかで迷った。著者の宮田も神仏を色々にエントリーしている。
「陽気」「オーラ」「素朴」「ミステリアス」「セクシー」などは解るとしても「K点越え」「こたつ」などの分け方には脱力するだけだ。
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こんな姿の神仏もありなのか!⁉️キノコ型エイリアンのような田の神、鳥居に腰かけたまるでオムツ姿の赤鬼、 ケータイ通話中にしか見えない仁王、地面からニョキニョキ生えてる仁王ダンシングチーム見上げるばかりの巨根をそそり立たせる道祖神、背中に哀愁漂うタレ目の狛犬など日本各地の路傍からド迫力のゆるカワ323体大集合
ウソ臭い「ほっこりニコニコ」なんかじゃない!
予定調和などどこ吹く風の天才的なユルさに、あなたもユルユルになっちゃってください!
ヘンな形の目利きにして脱力系エッセイの名手が、構想・取材に丸4年をつぎ込んだ、笑える! なごめる! コロナ疲れを吹っ飛ばす! 究極のおもしろ神仏PHOTO BOOK。
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私の感覚ではネタに寄りすぎているように感じてあまりのめり込めず。ただ、タイトルの「脱力」は回収できているかと。中程の解説に書かれている「あえてユーモラスに作られた」「ヘタウマを愛でる感性が芽生えた」が本書に肝であるように思った。上手く作ろうと思ってこうなったのではないのなら、たくさんあることも、バラエティに富んでいることも、なるほどと納得がいくように思う。
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神様なんだ…。大事にされていると神様になるのかも。東北より北と九州に道祖神や狛犬、鬼、仁王などの民間制作の像がたくさんあるのも面白い。