いびつなボクらのカタチ　上下巻セット【おまけ付き電子限定版】 みんなのレビュー

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投稿者：kaya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

7年連れ添った恋人から別れの言葉もないままに
家を去られ、自暴自棄に陥っていたピアノ講師の佑真。

そんなとき、一人暮らしの母が怪我をしたと連絡が入り、実家に帰ると
そこには見知らぬ男となぜかピアノ教室の教え子の舞花がいました。

佑真の勘違いからあわや大騒ぎになりかけはしたものの、
不審者に間違われた男・伊吹は実は舞花の父親であることが判明します。

そして、偶然にも親子は佑真の母・香澄とも付き合いがあるらしく、
その騒動をきっかけに佑真と伊吹・舞花親子との交流が始まります。

メインカップルである佑真と伊吹については
第一印象はなんだか陰のある二人だなぁ…でした。

初っ端からの大失恋に打ちのめされ、ゲイという
自分の性癖に少なからず後ろめたさを抱えている佑真。

表面上は明るいもののその内には娘との関係に悩みを抱え、
おそらくこちらもゲイで、過去に秘密を抱えていそうな伊吹。

そんな重苦しいものを抱えて生きる二人を
さりげなく支えてくれるのが香澄と舞花の存在です。

息子として、同性愛者であるがゆえに母に孫を抱かせてあげられない罪悪感、
父親として、同性愛者であることをいつか娘に知られてしまうことへの怯え、
それぞれが母と娘に対する葛藤を抱え、彼らに枷を掛ける存在ではあるものの、
女性陣たちの方はあっけらかんとしたものです。

男性陣がどうあろうと、目の前の出来事をありのまま受け容れ、
頼りない息子を見守る逞しい母として、寂しがりの父を心配する
おませな娘として、ただまっすぐに愛情を注いでくれる存在です。

彼女たちがいなければ男二人の未来はひたすら暗い方向へ
進んでいたのでは…とその存在が一服の清涼剤のようにも
感じられます。

そんな香澄と舞花と、そして、伊吹と一緒に過ごす時間に
いつの間にか、家族のような、心地よい温もりを感じてしまっていた佑真。

人懐こい笑顔やその内側に隠されている危うげな脆さ、
顔を合わせる度に違う顔を見せる伊吹に、彼が舞花の父親であり、
自分に特別な感情を抱くはずがないと思いながらも惹かれてしまい、
恋心は止められず…

世間体と本当の気持ちの間で揺れ、
ままならなぬ伊吹と佑真の関係に切なさが募ります。

佑真から拒まれ倒れてしまった伊吹、舞花の口から明かされる真実、
先が気になる展開を迎え、下巻へ！

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投稿者：小鈴　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

家族とは、愛とは、絆とは。全て正解の形もないし、十人十色。だから人は悩み、それでも求めるんだなぁと。BLというジャンルですが、ヒューマンドラマとして読み応え十分です。

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：まきお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

二人のそれぞれの家族の事情が次々と明かされる度に驚きつつ読みました。二人が出会えて本当によかったです。上下で一気に読めたのはよかった

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投稿者：せせらん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品に出会えてよかったです。何回も読み返すほど私にはささる作品でした。全体的にゆっくりと暖かい時間が流れていて、舞花ちゃんの親を思う気持ちが本当に健気で可愛いです。本当にしっかりした女の子。登場人物が皆優しくて、息吹さんが佑馬さんの家族に出会えて本当によかったなって思います。凄く愛のあるお話でした！ぜひ迷ってるなら読んでみてほしいです。

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投稿者：おさとう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

作者さん買い＋優しい色使いの先生のカラーイラストが大好きなので、迷わずセットを購入。舞花ちゃんと3人のイラストも数点あり、ほっこり。第1話見開き扉に満足です！


それぞれがお互いを思いやってのストーリー展開ですが、途中辛かった。最後は皆ハピエンで良かったー。
欲を言えば、その後の2人時間を見たかった！切に希望します。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

良かったです。
タイトルに『いびつ』とあったのでドロドロした話を想像したのですが、そんなことなかったです。登場人物がいい味を出していました。
やっぱりこの作家さん、大好きです。

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投稿者：KoLe　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

暗いのか？悲しいのか？と悩んだ挙句に購入しましたがとてもよかったです。悲しい過去はあるけどそれ抜きでは2人は繋がってゆかないので、そう思って読むと泣くほどではありませんでした。ウキウキに明るくないけど充分明るいお話です。連れ子と初老の母親がうまく描かれていて好感が持てました。いろんな年代の4人で構成されているのが、あまりない感じで面白かったです。
攻のたちっぱなしってなんかストーリー的に意味があるのでしょうか？読後一番に気になりました。

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投稿者：バタコさん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ずっと気になってたのやっと読めました。思ってたとおり内容は深いです。子持ちのストーリーって似たりよったりであまり好きじゃないんですが、ほむろ先生はやはりひとあじ違いました。大人な雰囲気の漂う上巻でした。

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投稿者：Emiria　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いや。
情報あり過ぎて整理しづらい。
女の子のパパは、戸籍上だけみると
女の子の義兄→女の子がベビの時に養子に入った。
本物の血が繋がった女の子の父は癌末期だったが事故死。
この父とパパとの出会いはウリ。
パパは片親でお母さんと暮らしていたけど
パパが高校の時にお母さんが大病して治療費を
稼ぐ為にウリ→と言ってもタチ。してた時の客。
知り合った時、女の子母→嫁に当たるが出産で亡くなり
自分も癌の告知を受けたり、男手一つで子育てしたりて
大変な時期に勢いで買ったのがパパ。
パパがお母さんの為に治療費稼いでると聞いて
女の子の面倒や簡単な買い物を頼み、バイトて形で
お金援助していた。がお母さんも亡くなってしまう。
自分にもしもの事があったら娘も1人になる…
と1人になったパパを養子に迎え、
自分の相続をパパと娘が使える様にしてくれてた。

主役の片割れのピアノ教室のオーナーも
家庭環境が複雑。小さい時から父にはあまり会った事ない。しかも父が早くに亡くなり、葬儀の日、
住んでいた家も父の親族に取られて失ってしまう。
このオーナーと母も血が繋がってないステップファミリーだった。
　色々日々事件が起こるも皆んなで解決して行く。

最後に15年後まで一気に飛び
女の子が大学卒業後すぐの花嫁になる所で終わる。
パパとピアノ先生は15年前に結ばれたが、
指輪だけで別居生活してた。
女の子が、今度は2人だけの幸せを考えて…て
教会に2人きりにしてあげるシーンで
長い映画を観終わった気分に。
ハピエン最高ー(T ^ T)♪

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投稿者：かなえ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

二人の愛情の話も素敵ですが、なんといってもまいかちゃんとの家族愛が泣ける。。。
お守りのシーンはほんと涙が止まらなかったです。愛をとても感じました。
末永く幸せな家族でいてほしいです。

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投稿者：おたみちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

血のつながらない親子二組。お互いを尊重しあえる親子と発展途上の親子。大切だから時間をかけて関係を築いていく。壮大なドラマを観るような作品でした。愛するって本当に幸せなこと。この後も家族みんな幸せでいてほしいと願ってやみません。

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投稿者：ねこ代理人　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わった後の幸福感がすごいです。後半ずっと泣き通しで読んでましたが、まいかちゃんがホントいい子で。みんな幸せになれてホントよかった。なかなか複雑な人間模様もありそれも温かいものなので泣きたい時に読みたい。

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投稿者：K　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙から、何となく仄暗いイメージを受けていたのですが、とてもあたたかい家族の物語でした。
お互いに惹かれて合って、それぞれのことをわかっていく様子が丁寧に描かれています。
スタンダードではないかも知れないけれど、心が深くつながった素敵な関係だなと思いました。
それから、パパを応援する舞花ちゃんの存在がとてもよかったです。

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投稿者：はっしー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

凄い読み応えあり！！
ストーリーも奥が深い！！
みんな個性が素晴らしくて好きになる。
絵も綺麗でずっと見ていたい。

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投稿者：かんみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

完璧には程遠い人が、子供を通して家族になりたい話です。娘にはパパとお父さんがいる。血縁の全くない家族もあるんだと、心が優しくなる最後です。惜しむらくは、もう少し男性陣のイチャイチャがあれば良かったのに、と思います。