暗殺者の悔恨(上)
2024/12/03 16:54
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボスニア・ヘルツェゴビナの戦争犯罪人を暗殺したグレイマンことコートジェントリーは、そのことにより性的人身売買のために拉致された女性たちに危害が及ぶと知って救出を試みるために追跡を始める
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祝! 主人公が暗殺を行う!
・・・といっても、物語の導入部での理由付け程度の意味しかなく、
しかも、遠距離から狙撃できるのに、わざわざ屋敷に侵入してランボーします(笑)
その後は、屋敷で発見した人身売買組織をつぶすために、
バルカン諸国からヴェネチアを経て、アメリカのロサンゼルスまで
人身売買組織を相手にした戦いの旅を続けます。
本作は、主人公が「攻め手」になっているのですが、
主人公が敵の拠点に乗り込んで暴れる
⇒敵は女を連れて逃げる
⇒主人公が敵はどこに逃げたかを探す
⇒主人公が敵の拠点に乗り込んで暴れる
のパターンの繰り返しです。
しかし、本作は
・敵は人身売買組織という純粋な悪である
・主人公が「攻め手」である
・敵の戦闘員が「ギャングの構成員」程度で、主人公無双
・今作のヒロイン役は、ほぼ一般人であり、出しゃばらない
・オジサンたちも頑張るぞ!
・前作ヒロインの本質バカ女は出てこない
・ヨーロッパの都市部での戦闘だけだとショボイから、
アメリカのロサンゼルス近郊でもドンパチやるぞ!
などなど、「コマンドー」や「特攻野郎Aチーム」の雰囲気も感じることができる、
派手なドンパチがメインのB級おバカ作品として楽しめます。
題名に「悔恨」なんてついていますが、いつものように
「チクショウ、なんだってオレはこんなことをやっているのだ」
といったことを主人公がボヤく程度です。
(いっそ『暗殺者の「開墾」』であっても個人的にはオッケー)
それにしても、本作でも「グレイマン」能力は出番が少なかったです(笑)
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グレイマンはやっぱりヨーロッパの街を走り回っている方がいい。
早川書房さん、P180 あたりの拳銃が間違ってますよ。
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暗殺者グレイマンシリーズの新作。
今回はCIAのミッションではなく私的活動が中心。
話の始まりは個人契約によりユーゴスラビアに潜入し、戦争犯罪を犯したセルビア人将軍を暗殺しようとするところから始まる。
始めは狙撃を狙っていたが、残虐行為を犯したターゲットを楽に死なせるわけにはいかなと思い、肉薄しての殺害を決断する。そしてターゲットの屋敷に侵入すると、そこには。。
今回の敵は国際性的人身売買組織であるだけあり、目を背けたくなるような凄惨な描写が多い。
今までのグレイマンシリーズの中で最も凄惨で胸糞悪くなる描写が多かったので、注意が必要。
とはいえ、アクションや話の展開の速さは従来通り、素晴らしかった。
前半は特に悲惨な話が多いユーゴスラビアからイタリアに向かうまでの話。
ちょっといいなと思った言い回し
願いは戦略にはなりえない
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いつか読むミステリーの助けになればという不純な動機で(ホント)、ヴェネツィア発のアドリア海クルーズに行ったことがあるのだが、ここでついに役に立った!
そこにいるだけで不穏なアルバニア人(失礼!)と戦うドゥブロヴニクでの救出劇は興奮した。
グレイマンのロシア人の恋人は今回は登場せず、ふたりの活躍はかっこいいんだが、暗殺者グレイマンシリーズに恋愛要素はいらないと思うので少し不安だったのだが、今回は上巻では彼女やCIAがらみ、いつものエージェントも全く出てこない私的活躍なので、その点でも面白い。まだ下巻を読んでないので、さて。
いざヴェネツィア。
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外耳炎になり
これまで海外ドラマ三昧だった日々から
久しぶりの読書へと変更した1冊目。
リアルにあるような設定で
一気に読み進めてしまいました。
とは言うものの、心理描写が多く、
感情移入しやすいですが
個人的にはドンパチがふんだんにあると
楽しく読めるんですよね。。。
やはりワールドワイド的な
戦略的な展開の方が性にあってるのかも
と思った久しぶりの読書でした。
★4つから書いているうちに3つだな
と変更。下巻はどうなることやら。。。
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邦訳が出るたびに手にとってしまう現時点世界最高峰のアクション小説の一つ。主人公は元米軍の特殊部隊出身でそんなものが実在するのかわからないけどもCIAの秘密部隊に所属していたのだが、あることがきっかけでCIAとCIAから通知を受けた世界中の諜報機関から命を狙われていた。現在はCIAとも関係が修復されフリーランスの暗殺者としてCIAを中心に暗殺の仕事を請負っている。世界中で命を狙われていた時から悪人しか殺さない、という信条を持っているのだがここが難しいところで要は検事と判事と死刑執行人を一人で兼ねてしまっているのだが...その辺りを気にしなければ十分スリリングで楽しめるシリーズ。本作ではボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を暗殺する仕事をフリーで請け負うのだが、それも狙撃すれば済む話をわざわざ近くまで行ってなぜ殺されるのか、を本人に通知する、というやり方をとったために戦争犯罪人が関わっていた人身売買に巻き込まれ...という話。この手のシリーズで難しいのは主人公は死なないと読者にわかってしまっている上でいかにスリルを作るか、というところだと思うのだが本作でも作者の腕は見事にその辺をクリアしている。悪役の設定も巧く非常に面白かった。血腥いのが平気な人には強くお薦めします。
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上下巻一気読みしました。
今作は一風変わった「性的人身売買組織」壊滅の話。
相変わらずの面白さでした。
次作も必ず読みます!
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シリーズ第9作。
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。彼は依頼を受け、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を殺害した。だが、その結果、性的人身売買のために拉致された女性たちに危害が及ぶと知った。彼女たちを救うべくグレイマンは行動を開始し、ボスニアで欧州連合法執行協力庁のタリッサと遭遇する。彼女は拉致された妹を探していた。彼はタリッサとともに、拉致された女性たちの行方を追う。
一人称で描くグレイマン。他の登場人物は三人称なので、やや違和感がある。敵に対する強い怒りを表現したかったのか。下巻に続く。
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CIA支援下の作戦であれば十分な装備と情報があるのに、今回は図らずも行動を起こすことになった。
初期の頃に戻った感じで、これはこれで面白い。
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いつものように依頼を受けて暗殺をするジェントリー(グレイマン)。元ボスニア・ヘルツェゴヴィナの将軍であるバビッチを暗殺したことで、性的人身売買のために囚われている女性たちを窮地に陥れた。暗殺の目的を達した以上、普通の暗殺者であればその後のことは無関心なのかもしれないが、そこは我らがグレイマン!、女性たちを救うために動き出す。ジェントリーとは違うアプローチで性的人身売買に囚われた妹を救助するために姉のタリッサとジェントリーが出会う。この二人がバディとなり冒険を続ける。女性を流通に載せるパイプラインや犯罪組織の巨大さが明らかになり、敵は手ごわい。お人よしのジェントリーがどのように解決するのか下巻が楽しみになる。
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テーマは売春。コートの人の良さにヤキモキしながら安定の展開。下巻でコートが暴れるのを期待して前巻終了。それから俺たちのザック兄貴ことナイトトレインが多分来るなと思いつつ下巻へ
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最高!
いつもの通り、グレイマンは仕事をこなす。
が、そこで心やさしい暗殺者は頼まれてもいない仕事を抱えてしまう。悪の組織に捕らわれた20数名の女性たちを救わなければ!と。
このヒーローはもっともっと世に知られるべきだと思う。
さて、下巻ではどんな展開が巻き起こるのか?
ワクワクが止まらない。