読書の習慣化のために贈った本
2017/10/11 13:58
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投稿者:Yuri - この投稿者のレビュー一覧を見る
本嫌い解消の兆しが見えてきた頃、買い与えた本です。
少し難しいかなと思い、ルパンの絵本に近いような絵の多い本を先に与え、面白い!と言ったので、次にこの本を与えました。
ルパンはホームズと比べ、殺人とかが出てこないのがいいです。
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神出鬼没の怪盗紳士のアルセーヌ・ルパン初期の冒険9編を収録。ホームズとの初顔合わせもあり、ホームズが好きな人も楽しめる1冊です。
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初めて読んだルパンシリーズでした。
幼少期からシャーロック・ホームズと邂逅する話まであり楽しめました。盗みの手口だけでなく、紳士の部分もミス・ネリーの前では一人の男になってしまうルパンも見れて面白かったです。画家になりすましたり、流暢に場を盛り上げたりと、いろいろなシーンに応じて溶け込んでいくのに魅了されました。
冒頭の回で、客船の中ミス・ネリーと出会い、最後の回で再度彼女を登場させたのも良かった。
ずっとルパンの中で忘れられない女性だったのですね。
ホームズとルパンが出会う話では、二人だけの世界というか皮肉混じりの挨拶シーンがすきでした。同じキーワードで、10年近くも前から謎を解こうとしていた、ドゥヴァンヌとジェリス神父に対して「だれにも謎が解けるわけではありませんよ」とホームズのセリフも良き。
ホームズが容易く謎を解き、礼拝堂に現れることを見越して、ルパンがまわした自動車が待っているのも粋だな〜。ドゥヴァンヌは敬意の表し方がとても気が利いていると言ったが、ホームズも満更でもなさそうな表情で聞いている。
乗り込んでルパンからの置き包みを開ける。すると中には、ホームズの時計が!!挨拶がわりにきっちり盗みを働く、手癖の悪さもたまりません!しかもちゃんと返してる。
訳者があとがきで、Lupinはフランス語ではリュパンと読むのが正しい。でも日本人には読みづらいと初代翻訳家の一人がルパンと紹介した。なので、怪盗ルパンは日本にしか存在しないと書かれていたのも興味深い!!!えーーそうなの?!!
あとがきにも詳しくルブラン・ルパンの詳細が書いてありましたので、初めてルブランルパンに触れた私にはとてもありがたかったです。
さて次はどの話を読もうかな。