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解離性同一性障害の著者、交代人格の人々が交互に語る。現実にそういった状態の人に会ったことが無いので不思議としか言えない。
自我というのは身体の属性に影響を受けているものだと思っていたが、様々な自我の住処になっているということは、身体は器にすぎないという事になる。そうなると、私とは何なのだろう?やはり意識そのものなのか?
それにしても別の意識が頭の中に入って来て、知らないうちに自分の身体を勝手に動かしてたりすると不安だろうなと思う。まあ、寂しくはないかもしれないが。交代人格に悪そうなのがいなくて良かった。
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解離性同一性障害の方が、生活の今までと日常を書いた本。とても興味深い内容だった。落ち着いて、整理できる環境や居場所、出会いって大切だなとぼんやり考えた。
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気分が落ち込むと日々の楽しみである読書さえもできなくなるのだが、この本はなんの抵抗もなく読むことができた。
主人格のharuさんを支える交代人格の皆さんの優しさが文章に滲んでいるからだと思う。
それだけでありがたい存在の一冊。
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解離性同一障害(DID)・発達障害(ADHD)・性同一障害の当事者の方の手記。
普段から見守り役+話すのが得意な人格の2人が主に書いているので、とても読みやすくわかりやすい。
DID自体が個人差の大きいものだと思うけど、普段の生活の分担や薬、自分たちで行っている対策やルール、それぞれ主人格や他の人格に対してどう考えているか、
親に対して主人格のフリをして交替人格であることを隠していたということや、具合の悪い時用のフローチャートがあること(最終的には「寝ろ」に行き着く)など、色々なことが書かれていて参考になった。
少数派が生きにくい世界で、支え合いながら生き抜いてきたんだろうな。
haruさんたちが幸せになってほしいと思うとともに、DIDを始め、いろいろな人がいて当たり前で、みんながそのまま受け入れられて生きていける社会になって欲しいと強く思う。
(解説がtokinさんの本と同じ岡野憲一郎氏だった。最近DIDの本も出されたんですね。もっと研究が進めばいいな。)
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多重人格の人が登場する小説が読みたくて検索したら見つかったので、購入しました。
面白くて、夢中で読み進めてしまいました。
語り手が13人出てきたら、個人的に嬉しかったかもしれないです。