生命科学的思考を取り入れると生きるのが楽になるかも
2021/01/26 02:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:魚大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
生命原則とは?生命科学から分かる私達が生きる意味、そして進化し続けるために必要な思考法。
私達はいつだって不完全で、進化過程にすぎない。「個として生き残ること」が生命原則であるならば、それに抗う必要はあるのかと思っていたけれど、本能をコントロールすることで進化し続けることができる。進化し続けなければ淘汰されてしまう。それが生物としての宿命。
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生命科学と言われる分野で、これまでにわかってきた生命の特性を理解することで、自ら思考するために必要な視野をコントロールして、主観的な行動を促すことができる。そして、人類は希望に満ちた未来を切り開くことが可能であるという著者の考えを聞くことができる一冊。
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生命原則を客観的に理解した上で主観を生かす思考法
辛いことは論理的に処理、楽しいことは心から楽しむ
快楽は気持ちよく楽しい、幸福は満たされている
動的平衡を意識した枠組み設定
比較対象と主体を意識した思考
過去の失敗、自身の認知、未来の可能性を
適切に切り離して考える
生命活動
個体として生き残り(睡眠や食)、種が繁栄(性欲)するための行動
死
環境適合のための非連続性を担保
怒り
自分に敵対するものに対する反応
孤独感
集団行動による生命活動の維持
不安
生命活動の維持アラートと捉えて、自分で行動可能なものは事前に手を打ち行動できないものはフタをする
情熱
初速とやらない時との差分で捉える
フラットな視点
未来に目的があれば、矛盾に悩んだり他人の矛盾を攻撃するヒマはない
明るい未来
生命活動の原則を理解して、それに抗い思考し続けた先にある
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途切れ途切れに読んでしまったので再読が必要。
ビジネスと人生を生命科学の面から捉えるのは、一応農学部出身として気になる切り口です。
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覚悟「不確定で曖昧な未来に対して、どうなっても絶対に後悔しないと最初に決め抜いておくための、掟のようなもの」
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☑︎生命原則を客観的に理解し主観を活かす
☑︎人類全員少数派
☑︎情熱は後天的に獲得可能なもの
☑︎生命は失敗許容主義
読後に前向きになれる一冊でした!
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主体的な遺伝子
人間の行動や感情の多くは生命原則から来ているものである可能性が高く、自然なことだと理解する。それを客観的に理解してこそ主観が何かが分かり、主体的に生きることができる。
■概要
生命とは何か、遺伝子とは何かを初歩的なレベルで解説した後、我々の具体的な感情や行動レベルに落とし込んで説明。ネガティヴ反応も全ては生命原則なんだと割り切ることが大切。自己保存(森岡氏)と同じ考え方か。
■所感
遺伝子のスペシャリストなんだから、もう少し専門的な話も含めてもらって良かった。経営の話や人生観の話は若干エッセイぽくて、賛成できたとはいえ飽きてしまった。
哲学者の引用もありつつ、生命原則の論文・研究を踏まえた哲学×生命科学のハイブリッド本(ライト版)と言える。
印象的だったのはガンはDNAのコピーミスなのだが、変化を試みてコピーミスが起きることや、エントロピーの法則に基づく動的均衡の話。人類も生命科学もなぜ変化するのか、不変で居られないのかをあらためて問うことで、新たな気づきがあった。
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人が生きていく中で起こす行動や、行動によって発生する問題や課題を生命に共通する原則を基に解説した一冊(著者は生命科学者の高橋祥子さん)。2020年に発生た新型コロナ騒動など、先行きの見えない世の中を生きていく上でのヒントを得られる作品だと思う。生命科学は全くの素人だがかなり 多方面に応用できる学問であることがわかった。
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「生命原則を客観的に理解した上で主観を生かす思考法」。遺伝子、時間、宇宙などのレベルの話から、自分を考えていく感じ。自分的には、好きなものを集めた感じの本でおもしろかった。
「覚悟を決めている人に葛藤はない」
「主観が見つからないなら、カオスに身を置く」
「エントロピは増大する仕組みである以上、ヒトはそれに抗おうと努力しない限り良くなることはない」
あたりの話が印象に残った。自分は覚悟を決めて、カオスに身を置かないので、どんどんマイナスになっていっているのではないかと思った。ものすごく小さな話だけど、無難なものでなく、少しおかしいものを買う、なんてことからでも行動したい。
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最近の「〜思考」な本たちは、個人的には、ロジカルシンキングの域をでていないと感じる。タッチポイントを増やして、色んな人に届けることは大事だけれど。
で、そもそも「〜思考」なる本がこれだけ出回るのは、「思考がうまくいってない、なんとかしたい!」って人が多いからだと思うんだけど、実のところ課題となるのは「思考」ではなくて、「実践」のところじゃないかと今更ながら当たり前のことを思ったりする。「実践が上手いってない」「実践の場がない」など。少ないN数ながらも、なんとなく仮説は正しいように思う。本書も実践のタッチポイントになることを祈りつつ。
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面白い本!
色々な時間軸をもつと、今自分がどの視野で物事を捉えているかわかりやすい。
客観的に物事みやすいし、主観に自信がつく。
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文系出身としては巻末の用語集含め、シンプルに生命科学に興味を持つ機会となった。
生命原則とビジネスのアナロジーに関しては、なるほど!と唸るようなものはなかったが、生命原則を客観的に理解し、時間的視野と空間的視野を駆使して主観的に未来差分(=課題)を捉え、情熱(=初速)を持って達成しに行くという姿勢は取り入れたいと思えた。
著者の高橋さんの活動はこれからも応援したいなと思った。
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遺伝子や生命活動などを研究する生命科学の視点から見たビジネス的な思考法。
著者自身が会社を経営しているので学問的にというよりも経営者視点で生命科学を論じているのがとても目新しい。
本書でも視点を変える重要性については述べているがまさにこの本はまさに新しい視点から物事を考えさせてくれます。
とても面白かったです。おすすめ。
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人間の生命原則が整理できた。さらにその前提を基に、それらに抗いながら主観を用いて生きていくことの重要性を知ることができた。
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無意識のうちに実は大きく影響されている"生命原則"を理解し、自分や組織を客観的に捉えた上で、
主観を活かして生きるのに役立つ思考がわかりやすく書かれている。
特に、情熱の源泉は2点で、
①ある程度の時間軸を持って理想的な未来を考え、そこに向かって行動した時としなかった時の差分の大きさ
②良い未来に向けて行動するときの初速
という言及に感じ入った。
変化に合わせるために努力は必要不可欠といったことも、生命科学の視点から言われると、なるほどと腑に落ちる。
本書を読みながら科学的なことと哲学的なことは表裏一体だと感じた。