素晴らしい終幕。されど終わってしまうのが寂しい。
2021/02/27 16:14
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに出ました、最終巻。 徳川の、江戸時代の終わり。
生き残っている人たちの言葉はそれぞれに重く、「うおぉ」と読みながらうなり、じわっと涙がにじむ。
将軍が女であったことは世界的に見て国の恥であると語る西郷隆盛の言葉にギリギリとこぶしを握り締めていると、それにばしっと叩きつける和宮の言葉にスッキリするけど、やっぱり泣いてしまう。
でもいちばん好きな言葉は、和宮さんの「何言うてはるの 私はいつだって私です」。
「ジェンダーのことが意味わからん」な人たち(年齢性別関係なく)はもうこれ全19巻を読んでくれ!、と心底思うわけです。
ただ、電子で特別版を買ったのはちょっと微妙だったかも。
紙で買って、電子通常版も買えばよかったかも?
小冊子 一読の価値が!
2021/03/06 16:24
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
小冊子はカラーイラスト収録。そして大奥を愛した漫画家さん・作家さんのメッセージ付き。
よしながふみさんと俳優・堺雅人氏、菓子研究家・福田里香氏、歴史学者・磯田道史氏との対談もあるなど盛り沢山。
大奥の幕引きに相応しい小冊子でした。
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投稿者:saku_ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに最終巻。実際の史実にある出来事とも交差しつつ、おとぎ話のようでした。
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
中だるみもなく最後まで面白かったです。
勝海舟本当にお疲れ様w
役人って大変だよなぁw
慶喜の方ももう少し見たかったです。
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この作品は漫画史に必ず残る作品になるでしょうね。
単純に男女を逆にするだけではないわけですから、その手腕に唸らされるばかりでした。
歴史が好きな私にとっては印象部深く、大事な作品となりました。
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清々しい完結!!
すぐに1巻から再読したくなること請け合い(実際にすぐ最初から読み直した)!
徳川の、いや、よしながワールドの江戸時代を生きた女達の逞しさに天晴れ!
和宮は最初は面倒くさいのが来ちゃったよーと思ってたけど、最後の徳川の女として、西郷とのやり取り、かっこよかったなぁ。
天璋院と瀧山(瀧山は特にラストのところでは、えーーっそんなぁ〜と涙出かかったのも束の間、数ページ後には飄々とした姿を見せてて…よしなが先生にしてやられた。)も新しい時代を軽やかに生きてる姿を見られたので嬉しかった。
小冊子も、対談ではよしなが先生の考えも知れたり、コミック派としは雑誌連載時の表紙カラーが沢山見られたのもよかった。
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ついに最終巻。
連載当初からわかっていたことだけど、大奥は解体され、女将軍の当地の歴史は闇に葬られて終わりました。女性の活躍を隠すために記録をすべて焼き尽くし明治政府が作られるところ、現実の今の日本社会を象徴するようなシーンで、よしながふみの凄さを改めて思い知りました。
小冊子も豪華だし対談で振り返る大奥連載16年、とてもよかった。特装版をおすすめします。
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全巻通して素晴らしかった、、
男女逆転という新しい発想なのに、史実に則りながら、その時代のメインキャストの心情や背景が丁寧に描かれて、人も着物も小物も細部まで美しく。おかげさまで江戸時代の歴史物が好きになりました。
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完結です
7年間、たっぷりと楽しませていただきました。
男女入れ替わりの奇抜な発想?
えー?
などと思っていたのですが
よしながふみさんの力量はすごいですね。
時代背景、心情、着物や小物の細やかな描写
どのページもため息がでました。
ラストは、うわー!
津田梅子さんへタッチですかあ
いつも、表紙をめくった薄紙に心躍りました。
丁寧な製本
ありがとうございました
おつかれさまでした
≪ 国想う 垣根を越えて 大奥で ≫
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パンデミックで呼合、来年NHKでドラマ化/後半の主人公は、14代♀家定の♂正室〜大奥総取締となった瀧山、彼と同じく貧苦出身の♂勝麟太郎が「世界情勢に遅れを取ってはいけない」との♂危機感から時代をリードしていく/勝安房守は軍艦奉行(海軍大臣)であった二年前と西郷隆盛に会見し/風力に頼らない蒸気船軍艦、巨砲などを持つ西洋とは貿易してつつ「日本の海軍」を創設し陸軍も近代化する以外、植民地化は避けられないと説いたが/「武力行使を見せつけなかれば権力は安定しない」と江戸開城後、男子中心に歴史捏造/77年後の占領軍も
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購入:2022/7/11
読了:2022/7/12
通常版の後に改めて特装版を買ったけど、買って良かった。
家茂があまりにもいい人すぎるのは、色々とイベントの多い幕末編をコンパクトにするためなのかなぁと思っていたが、史実通りなのね。「自分で創作するならもう少し癖を持たせていただろうが、どれだけ文献を当たってもつるっと卵のような人」「逆に慶喜はいい人のエピソードがほとんど出てこない」「同時代、同じような身分の人がどうしてこれほど違うのか、歴史家の先生に尋ねたところ、家茂は母親の身分が低く手元に置いて育てられた。慶喜は乳母に育てられ、しかも悪い寝相を直すため顔の両脇に剃刀を置いて寝させられた。そんな風に育てられた人が真っ直ぐに育つはずがない」…すごく興味深いエピソードだった。