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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
金椛群と陽元の戦いの刊ではあるが、何よりも嬉しいのは、やっとやっと遊圭と明々がラストシーンで結婚出来る事!長かった二人の歴史が幸せな締めくくりなのが本当に嬉しい
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比翼、とタイトルにあるからにはさぞかし、と思ったら、最後の最後まで簡単にはいかない二人だった……。でも、ちゃんと結ばれてよかったよ! まだ一波乱くらいありそうだけど。
本編は、とあとがきにあったから、もしかすると短編集くらい出るのかしら。
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ついに最終巻!
関わってきた友人や同士たち 所謂主人公側の皆が 前を向いて物語が綴じる…大団円エンドが素直に嬉しいシリーズでした。
読みすがら 残りページが少なくなっていくのに関わらず 先が見えない はらはらする展開に (ほんとに終わるの? ほんとうに?)と尋ねる宛てのない問いを何度か脳内で巡らせたりと感情の起伏が激しくて 特に さいごの最後まで 公子に降りかかる災禍と因果はもう息をするのが精一杯でした(笑)
これまでに小出しにされてた情報が繋がったり (そういえば…)と思い至ったり 作中で「ぜったい」「必ず」と念願していたものが叶えられたり …と気持ちよさが重なっていく一方で まさかの 物語のハジマリがここに…!?という驚きには 最初から読み直さねば、という気持ちになりました。
(この展開…顛末?をいつから決めてあったのだろう…)
(いつか サイドストーリィを覗きみたいカップルがいるよぅ)
あとあとあと
巻末の大家と娘娘との会話は素敵無敵すぎてずるい。
途中 才人が思い出してた姿から 全く変わったのが
たったひとつの科白からもわかっちゃうの ずるいすごい。
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最終巻。最終巻!?
読み始めたのが遅かったので、最後まで間を置かずに追いかけられたのは良かったが、完結なのがちょっと淋しい。そして最後は女装はなかった(笑)。
書影を見た時にこれは結婚式の場面だよね? 花嫁衣装着ているのは明々よね!? とヤキモキしたが、前巻で危惧した横槍が入ってしまい明々との結婚が暗礁に乗り上げることに。
相手が沙洋王なんて大物すぎる。これは普通に結婚していたとしても横槍が入っていたことだろう。
なので明々が蔡家の養女になったのは良かった。箔も付くし身分も家格もとやかく言われることはなくなる。
前巻の状況のままでは無理だっただろうが、明々も月香も周芳も想いが叶って良かった。
意外な形にはなったが、遊圭と玄月は表と裏から皇帝を支える柱となるだろう。
朔露との闘いは一段落といったところか。
最終巻でとうとう姿を現した大可汗の迫力と存在感は素晴らしかった。
グルジもジンも普通に接していれば無骨で優しい人間なのだろう。(ジンに関しては別の意味で気の毒だが)
だが戦争である以上、そしてグルジにとって遊圭が絶対の敵となってしまった以上二度と穏やかな対面はないのだ。
陽元も頼もしい皇帝らしくなったと思う。
三代目の足元が固まれば、治世も王朝も長く続くのではないだろうか。
口に出していたとはいえ玲玉との私的な空間でのことだったから、本当に月香の子を手放すとは思わなかった。
今生の別れのつもりだったのかもしれないが、玄月の子となるのであれば将来は官僚になるのではないだろうか。
最後に幼い遊圭を兵に売り渡した薬屋が出てきたのには苦々しい思いがする。
彼女も生き延びるためには仕方がなかったのだろうし、遊圭の両親にしても一縷の望みをかけただけで生き延びられるとは思っていなかったのかもしれない。
あるいは病弱な息子に穏やかな最期を送って欲しかっただけなのかも。
だからといって遊圭が彼女を許す必要はない。
この薬屋は今後陶家と星家から恩と恨み、どちらを多く得たのか怯えながら生きていけばいいと思う。
恒久の平和ではないし、まだまだきな臭い時世ではあるだろうが、収まるところに収まったので良かった。
外伝もあるようなのでそちらも楽しみにしたい。
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大団円,なのだが,骨子のテーマである医学分野における男尊女卑が崩れ,シリーズ後半は冗長だった.なんだか人気作品を終わらせまいと引き伸ばされた過去の漫画たちのように.願わくは,物語の骨子をぶらさず綺麗に完結する物語を描いて下さらんことを.
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なんかまだ続きができそうな終わりではあるが、一旦、戦も目処がつき、みんながつつがなく結ばれて終わり。
もう一波乱あっても良さげではあったが、というか波乱が波乱に見えないんだよなぁ、なんだろう、このあっさり感。
2021.3.30
42
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読了感スッキリ爽やか。まあ、なんというか、最後を見届けた感だけはものすごくある。
最後はちょっとあっさりすぎではあるが、超ベタにハッピーエンドというのは良い。
何書いてもネタバレ罪になりそうなので、内容は書けない
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書店で『堂々完結!』の帯を見て驚いた。壮大に広げたこのシリーズを、この薄い一冊で畳むのか?!
結果、広げた風呂敷はちゃんと畳まれていたけれど、やっぱり急ぎ足だったのが残念でした。遊圭が急にピンチになって、急に助かったりして。完結巻をもっと味わいたかったなぁ。
そしてこのシリーズは私にとって、陽元の成長物語でもありました。その点では今回、とっても良かったー。
いつかサイドストーリーが出るといいな。
麗華の息子が成長して主役になるとか、面白そう。玄月の子供も同世代ということで、想像が膨らみます。
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遊圭と明々の結婚、玄月と蔡才人の将来、朔露軍との戦の決着など未解決だったたくさんの問題が一気に解決される。
お約束とはいえ、八方うまく収まって良かったです。
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完結巻であるのは帯にも周知されてたのだが、4分の3を過ぎて残り少なくなったところで「これ終わるのか?」と不安になった。シリーズの前半を思うとやはり駆け足だった印象は拭えない。
最終的にみんな義姉妹義兄弟に落ち着くための祝言の横槍だったと思うがもう少し何かあっても良かったような、もう少し最終巻のページ数があっても良かったのではという感想になった。
始まりの場所が終わりの場所という帰結は見事だったけれど、明々が後にお世話になった人が遊圭を売った人と知ったときも気になるし、割とモヤモヤして終わった。
暗号文や今までの遊圭の経験が活かされた展開は面白かった。ただ最後の星公子伝という文字を見たときに、星公子伝にしては玄月の割合が多かったし、最後は星公子で終わってなくて、人物伝にこだわらなくて良かったのではと最後の文字を見て思った。
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息つく間もない急展開に次ぐ急展開!
臥竜は~、からのスパイ展開にハラハラしっぱなしで、一気に読んでしまった。
登場人物がのびのびと広野を動き回って、最後は思いの外ハッピーエンドで本当によかった。
敵にも親しみを持って終われる戦ものってなかなかないのでは。
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終盤はどんどん戦争寄りになっていったのでちょっと飽きてしまったけど、登場人物がみんな魅力的でテンポよくストーリーが進むからシリーズ物としてすっごい楽しめた。
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朔露との戦いが終盤まで続き、遊圭は殺されそうになるし、弦月は帰って来ないし、本当に最終巻なの!?
と、心配しましたが、決する時はあっという間というか、あっけないというか…
ちょっと、なんだかなぁ…でした。
でも、最後は弦月と小月、遊圭と明々、陽元と玲玉…みんなが幸せそうで良かった!
生薬学や、地形、話の展開等緻密に練られていただけに、終わり方に納得がいかないですが…
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やっと結婚した、長かった。最後まで戦で死にかける主人公。今はただただ幸せに。まだ諦めていない朔露との戦いが続くと思うのですが、明々が心臓がいくつあってもたりなくなるので、危険地帯にはもう行かれませんように。
玄月と義兄弟の契りは交わすんでしょうか。お互い複雑ですね。
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ロスすぎる………
毎晩娘を寝かしつけた後のドキドキするような楽しみが終わってしまった。
第6巻から一気に駆けるように読み切ってしまった。
ファンタジーも、中国王朝を舞台にした本も、そもそも歴史を題材にする小説自体も、何もかも初めてだったけれど、
本当に面白くて、興味深くて、実際に幾度となく同じような場面があっただろうなと想像できて。
遊圭に降りかかる数え切れない修羅場と他国との領土争いや階級競走に塗れる世の流れに、切羽詰まりながら読み進めることも多かったけれど、ほっこりするシーンや美しい情景を彷彿とする文章がバランスよく配置されていたのも絶妙。
遊圭と玄月の、一言では表せない微妙で繊細な関係性とか、明々の逞しくてどこまでも一途な姿とか、シーリーンや玲玉や天狗にまでもはや情が湧いてしまうくらい、登場人物のキャラクターがしっかりストーリーに刻み込まれているのも素晴らしい。
考察というより、ただ感傷に耽る凡人の独り言のようになってしまったけど…
とにかく今はまた、遊圭たちに会いたいなぁ。
(続編期待しています)
p.s. なんと外伝が2巻あるそうで…!最高です。