金椛国春秋
著者 篠原悠希(著者)
大陸の強国、金椛(ジンファ)帝国。貴族である星家の公子、遊圭は、ひとり闇夜を逃げ惑っていた。皇帝が崩御し、叔母が皇后に選ばれ……。「天皇に外戚なし」の法のもとに、星家は一族すべて殉死を命じられたのだ。一家の療母(薬師)、胡娘(コジョウ)の助けにより、一人逃げ延びた遊圭は、町娘の明々に出会う。明々はかつて遊圭に救ってもらったことを恩に感じており、遊圭を匿ってくれた。その矢先、明々の後宮への出仕が決まる。再びの絶望的状況に、明々はからりと言う。「あんたも、一緒に来るといいのよ」――かくして、小柄で女子にも見える体躯を生かし、少年・遊圭は後宮へ出仕することに。しかし美貌の宦官・玄月に正体を疑われ……。つぎつぎと襲いかかる試練に、対抗できるのは己の知恵と仲間だけ。理不尽すぎる世の中で、少年は生き抜くことができるのか。傑作中華風ファンタジー!
白雲去来 金椛国春秋外伝
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2017/05/25 21:32
初読み作家さんでしたが、久々の当たりです。
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タマネギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女装して後宮に潜入するファンタジーという説明書きだけ見て衝動購入。見事当たりでした。
最初から最後まで面白くて一気読みしました。読み終わるのが辛かったです。
病弱、女装、ファンタジー。この単語にビビッとくるものがあれば、是非とも買って頂きたい。
彩雲国物語が好きな人は嵌るんじゃないだろうかと思います。
設定だけ見て買ったものの、内容が軽かったらどうしようかと思ってましたが杞憂でした。
序盤から情け容赦のない一族全員人身御供の生々しい展開にハラハラし、裏切られ、超鬱展開が始まるのかと思いきや、暖かな人の温もりが主人公を掬い上げ、後宮での主人公の活躍にワクワクしました。私の手放したくない本、ファンタジー部門ベスト10に入る作品です。
後宮に星は宿る
2022/11/13 15:20
類書はたくさんあるが
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
もはや定番となった中華ファンタジーの中の後宮ものである。おまけに女装 偽装 族滅など読者の興味を引く要素がてんこ盛りである。ラノベのような軽い饒舌な文体でないところが、シリアスなストーリー展開とよくマッチしている。
月下氷人
2021/10/08 19:06
良かったね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かごめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い旅路を終えた彼ら、彼女らの先行きに幸あれと祈るばかりです!