途中から面白い展開に
2021/03/04 11:37
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は著名な予備校講師で、物理を担当しています。
私は物理に疎いので、当書の読み始めは、恥ずかしながら難解でした。
ですが、我慢して読み進めたところ、第3章あたりから内容が面白く感じました。数式やグラフを用いる割合が減り、文章に確信が書かれているのが、個人的に理解しやすかったです。「これ、考えたことある!」という事象も多かったので。
文系の人にこそ、読んでいただきたい1冊です。
ミンコフスキー空間
2021/06/04 17:07
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間と空間という世界の基本的な枠組みを考えるうえで、時間が空間に変わる虚数の世界を説明しながら時空とは主観的なものであり幻想(イリュージョン)であるという主張を展開している書。
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量子論関連の本は大好きなので読まずにはいられません。
タイトル通り「空間は実在するか」についてですが、すごい面白い。
時間と空間の関係を量子論から紐解いているのですがわかりやすくてしかも独創的。
わくわくしながら一気に読んでしまいました。
とっても面白かったです。
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これはひど過ぎ。時間の話はつまらなそうで買わなかったのに、同じ著者だと思わずに買ってしまった。こいつは馬鹿かという感想。
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帯文が福岡伸一先生だったため気になり購入
物理学初心者でもすんなりと入ってくる解説で
初めて相対性理論にピンとくることが出来たと感じた。
この本を読み進めるうちにクリストファー・ノーランの映画を観たくなり、一度本を置き映画を観た。
「理論」をGoogle検索すると
"個々ばらばらの事柄を法則的・統一的に説明するため、また認識を発展させるために、筋道をつけて組み立てたもの。"
と出てくる。
相対性理論もある限定的な(人間の目の届く)範囲の中の事柄に関して筋道の立った法則であり、それは間違いなく事実だが全てではない…
のだなと本書を読んで感じた。
本を読むと色々な知識と触れ合う事があるが、全てを100%事実だと飲み込まない読み方をしていきたいなと思う。そのために本を読んでいるんだけど…
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【2020年の今、時間と空間の概念はアンシュタインやベルクソンが想像だにしなかった様相を呈している】(文中より引用)
最新の科学と哲学を優しく紹介しながら、時間と空間の存在について考察を重ねた一冊。著者は、東進ハイスクール講師とSF作家の顔を持つ橋元淳一郎。
『TENET』や『インターステラー』が好きな人にはたまらない作品。SF小説を読んでいるかのような錯覚に襲われながら、現代科学がとてつもなく摩訶不思議なところに没入しているのを体感することができました。
読んでもよくわからないというのが☆5つ
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前半の相対論の説明がわかりやすく、高校数学でわかる範囲でうまく説明されている。
どうしても、専門書は難し過ぎるし、新書だと説明が省かれすぎて理解しがたいことが多いが、虚数を使うことで視覚的な理解ができて、相対論がわかった気になれる。
後半はどんどんSFに寄っていき賛否が分かれる内容だが、SF好きには興味深く読める。
最後のローレンツ変換は自分の頭では理解が難しい・・
前半部分だけでも読む価値が十分ある本と思う
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む、難しい。
文体もやや大仰というか「〜であろうか」みたいな感じで固いのだが、それは慣れれば味わいになるかもしれない。
後に行くほど難しくなるが、相対性理論をグラフで説明してくれたのは、目から鱗だった。確かに動くと時間が遅くなることがすっきりした。
しかし、最後までよく判らなかったミンコフスキー空閑、付録1の終わりで、すごい結論に着地するので目眩がした。理系の人には当たり前なのかもしれませんが。
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時間と空間は深く関連しあっているし,それぞれが軸を持っている.
時間は記憶がないと存在し得ないというのはなるほど.(我々は過去の情報を脳内にある程度留めておけるから差分を計算することが出来,違いに気づくことができる)
相対性理論を簡単な可視化で理解させ,時間と空間の話を情報と生命にまで展開する著者の視点はとてもおもしろい.