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投稿者:calimero - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ数年、日本も含めて世界中で異常気象による災害が多発しています。
東日本大震災以降は防災に気を付けてはいますが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
で気を抜いてしまっているときがあります。
コロナ禍の今、災害や疫病といった歴史を学び、先人の知恵を知ることも大事だと思います。子供だけでなく大人にも読んで欲しいです。
マンガで分かるとなっていますが、マンガ3〜4割ぐらい、文章が6〜7割ぐらいなので小学校低学年には難しい内容だと思います。
古文書から学ぶ災害史
2021/06/15 12:17
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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
地学などの科学研究によって判明した災害史もありますが、本書では古文書などの歴史研究に基づく災害史を紹介しています。しかし、災害の仕組みは科学的な解説もされており、防災・減災対策の経緯についても紹介されていてわかりやすかったです。
日清戦争や太平洋戦争と同時期に起きていた地震や津波など、本書ではじめて知った近代の災害もありました。災害の種類ごとに年表も整理されており、規模や頻度を把握しやすい構成になっていると思います。
なお、漫画の登場人物が小学6年生なので、同年代の読者も想定しているように思います。漫画部分を読むだけでも、学べることは多いと思います。
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災害という視点で見ていくことで、日本史をより深く理解できるようにもなる一冊。
日本に住む以上、地震、津波などの天災と無縁ではいられない。これは多くの日本人が肌感覚でわかっていると思う。
古来より日本は天災の多い国だった。本書を読めば、それがよくわかる。
歴史から学ばなければ、僕らは命を奪うような天災には対処できない。なぜなら、一人の人間が幾度も経験できることではないからだ。人は失敗からしか学べないともいわれるが、失敗すなわち死に直結するような災害を何度も乗り越えながら学んでいくのはあまりにもリスクが高い。
だから思う。すべての日本人の基礎教養として、この手の知識をもっと学ぶべきであると。小学生でも読めるように書かれた本書は、その入門書としておすすめできる。
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間違えて予約した図書館の本だったが、借りてみて読んでたいへん面白かった!地震、津波、火山噴火、台風、土砂災害、感染症、当時それが是とされていたことが仇になってしまったことや、いち早く復興に尽力する先人たちの教え、知らなかったことがたくさんあって読み応えあり!漫画の部分だけでも読んでと子供達にも推奨。
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日本の各種災害の歴史が分かりやすく書かれています。これから台風の季節だし地震はいつ来てもおかしくないと言われています。今一度気を引き締めさせてくれる本です。
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「津波の日本史」章、読了
・揺れが長い→海溝型地震→津波の可能性高
・津波はミキサー車の中のような砂泥で泳げない
・日本の主要道路は湾岸に多い。助けや物資が遅れる可能性
・南海トラフ地震による津波は1-2割の確率・500-1000年に1度レベル。で「特大(←?東北の津波はどのレベル?)」になる。前回の特大は約500年前。
・遠地津波・前触れのない津波
・浅い川でも、遡上する。速さは陸地の2-3倍になる。(避難路に川がないか注意)
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「津波の日本史」章、読了
・揺れが長い→海溝型地震→津波の可能性高
・津波はミキサー車の中のような砂泥で泳げない
・日本の主要道路は湾岸に多い。助けや物資が遅れる可能性
・南海トラフ地震による津波は1-2割の確率・500-1000年に1度レベル。で「特大(←?東北の津波はどのレベル?)」になる。前回の特大は約500年前。
・遠地津波・前触れのない津波
・浅い川でも、遡上する。速さは陸地の2-3倍になる。(避難路に川がないか注意)
・避難警報がでても逃げない人の多さ。
・「逃げなかった」26.8%.「津波が来るのをみて逃げた」10.6%、「津波が来る前に逃げた」62.6%
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歴史から学び現代の生活に活かすことが出来るのだなと実感した。
昔の人と同じ過ちを繰り返さないために、身を守る行動をする。
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著者である歴史学者の磯田道史氏が大量の古文書を読み込んで日本の災害の歴史を研究(磯田氏は新聞と同じスピードで古文書を読めるということ)。江戸時代は識字率が高かったこともあり、様々な記録が残されている。本書はそれをマンガという形にして、若者でも受けられられやすいようにまとめたもののようで、ところどころ漢字にルビがふられている。
しかしマンガだからといってあなどるなかれ。文章量も多く、なかなか読みごたえがある。日本は本当に災害大国だ。記録を丹念に見ていくと、同じ場所で何度も同じような災害が起きているのがわかる。果たして現代人は、この教訓は生かせているだろうか…?
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コンビニで衝動買い。
磯田さんの災害の日本史に関する本だと知ってつい。
確かに、災害を歴史的な見方で研究している人って磯田さん以外あまり聞かないような気がします。
東日本の震災のように、過去に大津波があった地域だったにもかかわらず、防げなかった災害を少しでも減らしたいという思いが本書からも伝わってきます。
また、学校では最近の災害しか教わりませんが(古くても関東大震災)それよりももっと前の災害からも学べることはいっぱいあるはず。またもし、磯田さんの最新の災害の歴史の本が出たら読みたいと思います。
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日本で起きた、地震、津波、噴火、台風、洪水、土砂災害、感染症、の歴史を知る。
未来の予測はできないが、起これば戦争よりも多くの死者が出てしまう自然災害。
1855年の安政江戸地震で浅草、本所・深川あたりは多くの家屋が崩れた。
1923年の関東大震災では、10万人以上の死者を出したが、墨田区だけで火事で4万人近くが死んでいる。
その20年後は、戦争で空爆を受け再度ひどい目に遭っている。
私の住まいの近辺は迷路のような狭い道だらけだが、両国・錦糸町、本所・深川の辺りは東西南北きれいに区画整理された街並みになっている。
この碁盤のように修復された道は、かつて地震と戦争でボロボロにされたことを物語っている。
今年の夏もコロナの猛威に加え豪雨と熱波に襲われている。
墨田区は全域が海抜0メートル地帯で、自宅の近所には海抜-0.6メートルなんて看板もある。
荒川の決壊か、かつて経験したことのない大雨に遭うと一帯が水浸しになるだろう。
東京に住んでいて怖いのは、
・東京直下型地震でのインフラ麻痺、建物の倒壊、火事、東京湾の津波・高潮
・富士山噴火の火山灰によるインフラ麻痺(特に水)、各種機械の故障
・(これは私だけかも知れないが)浜岡原発の事故による放射能汚染
南海トラフ地震が発生すると大阪でも4mの津波に襲われる可能性があるらしい。
そうなると大阪駅や新大阪駅あたりまで津波が到達する。
南海トラフ地震による東京への直接被害に関してはわからなかった。
東海道の交通マヒによる影響が大きいようだ。
本書では、熱波・干ばつと寒波・大雪については触れられていなかった。
台風による高潮、洪水、強風。
ゲリラ豪雨、線状降水帯、竜巻、落雷。
土砂災害、土石流、地滑り、崖崩れ。
年々狂暴化しているこれらの災害に要注意ですね。
我が家は防災グッズはいろいろ揃えているが、最近は確認と見直しをしていない。
非常用トイレと紙おむつは買い足しておいた方がいいかも。
戦争なんかしている場合ではないよ。
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”あなたの代わりに~”から。マンガと銘打つけど、半分くらいの頁は文章メイン。かつ、勉強漫画にありがちな、絵の部分もひたすらビジーだったりするから、気軽に手に取れるという漫画の美点はほぼ感じられず。でもその分、災害史について俯瞰するにはうってつけで、全時代的に網羅されている。このジャンルについては、当然歴史を知るアドバンテージは大きい訳で、今日的な防災本と合わせて参考にしたい一冊。
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揺れの時間が長いと、海溝型←津波に注意
短いと直下型
「津波」は「波」ではなく、水の固まりが襲ってくるもの
細菌は生物、ウイルスは半生物