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【罪を犯してでも守りたかったものとは? シリーズ第十弾】二人の浪人を殺害し、江戸から逃げた指物師の伊佐吉が江戸に戻って来た。秋山久蔵は早速探索を命じる。何故男は江戸に現れたのか?
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知る人ぞ知る、そして知る人にはこたえられない秋山久蔵シリーズ、新・秋山久蔵シリーズ(^-^) 藤井邦夫「隠れ蓑」、新・秋山久蔵御用控シリーズ№10、2021.5発行。瓜二つ、隠れ蓑、卑怯者、逃れ者の4話。この順に話が盛り上がってゆきます。卑怯者、逃れ者、これぞ秋山久蔵です。また、久しぶりに柳橋の弥平次が活躍します。
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2021.09.21.読了
秋山久蔵の話も
悪い人がちゃんと裁かれるところが
安心して読んでいられて好き
現世はそんなまっとうじゃないからね。
第一話 瓜二つ
第二話 隠れ蓑
第三話 卑怯者
第四話 逃れ者
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毎度、悪人が懲らしめられる秋山久蔵御用控シリーズ。
4話からなる。
「瓜二つ」
由松は、竜吉という男と間違われるのだが、・・・
竜吉は、殺人をしたうえに50両も持ち逃げしている男であった。
殺された恭一郎の許嫁の美保が、仇討ちをしたけど、重傷を負った竜吉の命は南奉行所が、預かりとしたことは、美帆が殺人罪にならないようにの配慮かな?
織物問屋から白絹の反物の取り込み詐欺をしようとした2人と共に、死罪を処したのだから、・・・
瓜二つでも、悪人と似て欲しくないなぁ~と、思いながらも、取り込み詐欺を未遂に終える事の出来たのは、瓜二つのお陰なのだと。
「隠れ蓑」
旗本の部屋住みと御家人の2人の武士が、殺害された。
部屋住みの武士は、巻き添えにあったのだと思ったのだが、・・・実際は、・・・
「卑怯者」
神崎和馬の妻女 百合江の挙動不審な行動に、・・・
百合江の友人の志乃の行方不明に加担していた。
志乃は 夫 白崎恭之助の乱暴狼藉」などで、飛び出したのだった。
小者の友造を殺したのも恭之助。
友造の主の黒田精一郎に恭之助は、命乞えをしながらも、その背に脇差で、襲い掛かるという卑怯な手を使うのだが、精一郎に討ち果たされる。
「逃れ者」
かって、凶行を犯した伊佐吉が、江戸へ舞い戻る。
なぜ?と、思う久蔵。
捕まる危険性のあるのに、舞い戻った理由。
そして久蔵の処置が、又良い。
知らぬが半兵衛手控え帖シリーズの時も、こんな話が、あったような・・・・
4話が、安心しながら、アッという間に読めて仕舞った。