ほとばしる愛媛愛。旅したいなぁ。
2021/05/09 14:56
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫のマルは、幸せな飼い猫生活を満喫していたというのに、ひょんな成り行きから家出。本書は、住んでた家がある愛媛の道後温泉界隈から始まるマルの冒険物語である。
猫のマルの冒険は、愛媛県内を縦横無尽に。文庫とはいえ、ページ数の半分は絵。読んで興味深く、眺めて楽しく、マルと一緒に、ガイドブックには載ってなさそうな愛媛を旅する仕掛けです。ああ、旅したいなぁ。
両開きの優しいカラー絵に癒やされました
2022/07/24 22:45
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投稿者:きのこごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫ちゃん視点での愛媛旅、とてもかわいかった。
人間のいない夜に猫たちが集まってお祭りしてたり、
ときには優しい人間の手をかりて移動したり、
ほっこりする場面がたくさんあって素敵だった。
ただ、タイトルの「かなしき」の意味を知ったとき、
マルを可愛がってたアンナが「デブ猫」と叫んだときは衝撃でした。
さらにクライマックスにはあんなに探してたのに、
また言ったし…アンナたちのマルに接する態度が信じられずなので★4にしました。
愛しきデブ猫ちゃん
2022/01/21 08:25
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
NKHで紹介され知りました。
愛媛に赴任中の友人に聞いたところ、たまたま作者さんのご家族と交流があると。
この作品を書くにあたり、ご家族で愛媛に引っ越しされたそうです。
そのせいか、愛媛の紹介したい所満載で、本当に愛媛を旅したくなる本でした。
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愛媛県の名所が次々と出てきて県民なら思わずニンマリしてしまう、かなしきデブ猫マルの大冒険。約150ページのうち半分が、かのうかりんさんのかわいらしい絵です。絵本にしては長いけど、小説だと思えばとても短いお話で、1時間もかからないうちに読み終えることができるので、小学生から読むことができそうです。自然の美しさと、自然の脅威。人間の優しさと身勝手さ。旅を通して成長するマルに、思わず自分を振り返ってしまいました。コロナ禍がおさまれば、私も行くあてのない「大冒険」をしてみたいものです。
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もう題名と表紙のもふもふ猫ちゃんだけで手に取ったよね。かなしきデブ猫ちゃん。デブ猫ちゃん可愛い…ってなったよね。
捨て猫カフェで飼い主であるアンナと出会ったマル。幸せに暮らしていたが、餌を食べすぎたことによりデブ猫になってしまう。そんなある日、アンナと喧嘩をして家を飛び出すマル。そこで出会った仲間たちや運命の相手を探し出すべくマルの冒険が始まる。
コロナ禍になって好きに旅行も出来なくってしまった昨今。この物語はマルを通して愛媛県に遊びに行った気分にさせてくれる。道後や今治に松山。猫たちの目を通して美しい愛媛の町を見てきた気分。
デブ猫ちゃんはたくさんの冒険をして、男に磨きがかかったけど、デブ猫ちゃんはデブ猫ちゃんのままだったの本当好き。
2021.5.11 読了
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家出したデブ猫のマルちゃんが、黒猫のマドンナを追って愛媛県内を冒険する絵本の文庫化。県民でも東から南まではなかなか行かないと思うのでホント大冒険。旅情をそそる楽しさ。
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愛媛県の松山、四国中央市、西条、今治、砥部、内子、伊方、宇和島、愛南の名所を猫のマルが冒険して逞しくなって飼い主のアンナちゃん家に戻ってくる話。かつて暮らしたこともあり、小旅行で訪れた内子座や、近くにあった道後温泉、砥部焼体験もしたし、砥部動物園も広くて暑かったなぁ、愛南エリアはダイビング、伊方はフェリーで九州まで渡ったし、しまなみ海道も景色が最高!また車で回りたいなぁ。ガイドブックとしてこの絵本を楽しんでほしいですね。
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デブ猫ことマル。旅を続ける中でどんどんステキな猫になってくる。愛媛のいろいろな地名が出てきて、あー愛媛に行きたいなぁと思った。文庫本だけどきちんと絵本。挿絵もきれい。
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デブ猫マルが愛媛県内を冒険するお話です。
インドア派の私でも、この本を読んだら旅行に行きたくなりました!(勿論、コロナが終息したらですが・・)絵がとっても可愛いので猫好きの方にも、お子さんにも、オススメの1冊です!
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カラーの絵が見開きのページにあって、その絵がとにかく可愛い。猫目線での、人間に対する考えや、猫同士の会話もとても可愛いです。途中で出会うおじいちゃんおばあちゃんが優しくてほっこりしました。
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年初だから、まずは薄めの本で冊数を稼いで今年の読書に弾みをつけようという姑息な考えから読みました。
ついには絵本まで書きはじめた早見さん。捨てネコカフェから温かい家族にもらわれていったデブ猫ちゃん(♂)。安泰かと思いきや、チビ猫の登場で立場が危うくなります。悲しくて家出した彼が愛媛県内を巡るロードムービー。
猫らしく描かれていた第1部から一転、第2部では二足歩行。堤防に腰かけて物思いにふける様子など人間のまんまです。温泉では頭にタオルのせてババンバンバンバン。
絵が猛烈に可愛くて、早見さんの本というよりは……。
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文庫本を買おうとしたけど、テレビをつけたらアニメがやっていたので観てみた。アニメだからかもだけど、どうしてそうなった??ってことが多く、特に面白い!!訳でもなかった。好きな人は好き?かもしれない。
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猫のマルの視点から描かれる、旅と家族をテーマとした作品。
兄弟ができたときの感情移入や、言葉が伝わらないもどかしさなどは、赤ちゃん〜幼少期の子どもにも通じるものがあるなと感じながら読みました。
ストーリーとしては、これといってというものはないけれど、挿絵がきれい!
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猫ちゃんのほのぼのしたお話かと思っていたら大間違い。
デブ猫の「マル」が愛媛県内を大冒険するお話です。
猫ちゃんといっしょにワクワクしたい方におすすめです。
デブ猫ちゃん冒険マップも載っていて、親切な作りになっています。
旅に出たくなりました。
印象に残ったのは漁師のおじさんの言葉。
「あれが正しいもんなんか、ワシはわからんけどな。わからんけん、考え続けんといかんと思うんよ。見て見ぬフリするんが一番の悪。そうじゃろ?デブ猫よ。
成長するには旅。そして恋じゃ。」
かのうかりんさんの素晴らしい絵も愛媛の良さを十二分に引き立てています。癒されるタッチですが、風景が細かく描かれていてデブ猫ちゃんたちの世界にグッと引き込まれます。
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文&絵。愛媛県松山市を舞台にしたデブ猫マルの家出譚。坊ちゃん、マドンナ、道後温泉など、夏目漱石の「坊ちゃん」ネタが混じっていた。家族に対する嫉妬から家を飛び出し、坊ちゃんと呼ばれる猫に会い、出奔中らしい雌猫・マドンナを探しに行くが……。マルは、大きくどっしりしていて、男気ある感じで、たぶん写真家の岩合光昭さんが好んでファインダーに収めそうなタイプ。そんなことを思いながら読んでいた。