『読書をする子は○○がすごい』
2021/07/01 19:30
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書習慣が身につくと語彙力、読解力が高まる
読解力は学力だけでなく、生活面、ものの見方や感じ方、コミュニケーション力、非認知能力などにも影響する
こうした「読書」と「○○」の関係を、さまざまなデータや研究成果、学生とかかわっている経験をもとに解説する
《子ども時代に読解力を鍛えることができるかどうか、それによって将来の学力が大いに左右されること。読解力を鍛えるには読書が有効であること。本書が、そのことを再認識し、子どもたちにとって望ましい家庭環境や教育環境を整えるためのきっかけとなれば幸いである。》──「おわりに」
著者は心理学者、MP人間科学研究所代表
「ほめる子育て」に一石を投じて話題になった『ほめると子どもはダメになる』(新潮新書)、『伸びる子どもは○○がすごい』など著書多数
読書をしない子は◯◯がヤバい
2022/10/11 14:47
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投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書のメリットを様々な研究データから科学的に説明しようと試みる本。キレやすい人やクレーマー、自己中心的な人の多くは読書していないが故の読解力不足、想像力欠如が原因と見ている。本を読むか読まないかの決定的な差は、幼児期の親の読み聞かせにあるという。小1時点での語彙力に比例して小6の学力も決まるという。となると、親の責任は大きい。そもそも親が読書しなければ、子どもも読むわけがない。親が読書せず、子どもにスマホを与えていながら子どもの成績不振を嘆く親は、まず自分自身が反省すべき。
読書は親子で楽しもう
2022/10/10 19:04
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投稿者:Soteki - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一章の読解力の危機とは?が衝撃だった。そんなに、文章が理解できないのか、実用文すら読めないのかと恐ろしくなった。このままだと学校を卒業しても仕事ができず(その前に就職できるのか?起業できるのか?)、産業が崩壊するのではないかと。。。
他の「読書効果についての本」を読んだことのある人には、既知の内容かなぁという感じです。まだ、読んだことのない人は読みやすいのでつかみとるにはよいかも。
あと、○○がすごいの○○がよくわからなかったw 一言なのか、沢山あるのか・・・
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30代から本を読み始めて読書が好きになった。子供の頃からもっと読んでおけばよかったと思う。子供にも読書の楽しさを伝えたい。
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近年の若者の語学力の低下の現状と、読書の大切さを述べた本。
非常に簡単な文章であっても読み取れない人が増えているという事実が非常に恐ろしかった。
自分も学生時代国語は平均以下であり苦手としていた教科であったものの、流石にこれは読めるだろうと言う文章が読み取れないと知って、今後の日本は大丈夫か?と心配になってしまった。
国語が苦手だった自分も妻のすすめで今は読書が趣味になっており、かなり読めるようになってきたとは思う。まあ実務レベルのものが多く、小説、文学系は相変わらずであるが、この領域にも足を踏み入れて語学力を上げていきたいと思い。
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すごく納得する部分が個人的にはあります。
読書だけがこの効果があるのかどうかは自分にはわかりませんが,少なくとも読書の有効性を実感するのではないでしょうか。
一度拝読するのもいいと思いますね。
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一言でいうと、親も子も読書をした方が良いということ。
読書または読み聞かせしている子供と、していない子供の間に語彙力と読解力に大きな差が生まれる。
分岐点としては、小学校入学まで。
この差は小学校6年間埋まることのない差であるとのこと。
読解力のある子供は自発的に本を読み、わからない言葉を自分で調べて語彙力を高めていく。
これを聞いて子供に読書をさせたいと思い、本を買い与えて読めと言っても、やさられ感があることに対して子供も気が進まない。
その為、まずは親が読書を楽しんでいる姿を見せる必要がある。
子供と一緒になって読書を楽しむことで、子供の知的好奇心が芽生えていく。
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国語の学習指導要領で、小説や論評を読む以前に実用文の読み方を教えることにシフトしなければならないということになっていることに衝撃を受ける。大人の語彙や読解力は子どもの頃の読書習慣で決まるから、子どもの学力を伸ばしたいと思う親は読書を習慣づけるような環境を作りましょうということが何度もくどいくらいに書かれている。これも読解力の弱い読者を意識してのことか?スマホやSNSの影響については少ししか触れられていないが、子どもの頃に読書習慣があっても、スマホやSNSを自由にできるようになると読書に使っていた時間のほとんどを奪われてしまうのだと、私は思う。読書の時間がマンガに奪われ、テレビに奪われていたのと同じように、ネットに奪われ、SNSに奪われ、さらにYouTubeやNetflixに奪われてている影響が大きい。コンテンツの質が低くても、手軽でわかりやすくて笑えるものの魔力には勝てないのではないか?
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単純に親世代に向けた「子どもの読書のススメ」的な本ではないです。テストの問題文が理解できない、教科書も理解できない、本を読まない、実用文も読めない... そんな子どもが増えるといいます。私たち親世代はとても他人事とは思えないことだらけですし、肝心の親はどうすればよいのでしょうか。
唐突ですが本文中にある「読解力」の問題を紹介します。私も結構な緊張感を持ってやってみました。ちなみに日本の高1の正答率は、44.4%です。
【問題】
次の5つの文章を「事実」と「意見」に分類しなさい。
【回答群】
1.) 本書には、自らの選択とそれが環境に与えた影響によって崩壊したいくつかの文明について書かれている。
2.) 中でも最も気がかりな例が、ラパヌイ族である。
3.) 彼らは有名なモアイ像を彫り、身近にあった天然資源を使ってその巨大なモアイ像を島のあちこちに運んでいた。
4.) 1722年にヨーロッパ人が初めてラパヌイ島に上陸した時、モアイ像は残っていたが、森は消滅していた。
6.) 本書は内容がよくまとまっており、環境問題を心配する方にはぜひ読んでいただきたい一冊である。
→正解は、134が「事実」、25が「意見」です。
どうでしたでしょうか?このレベルの読解力がないのが現実なのです。
学校の先生はこれくらいの読解力があると思って生徒に接しているのですが、読解力がないばかりに先生の言うことが理解できなくて、授業が嫌になったり、揉めたりすることも確かにあるかもしれない。
そして衝撃的だったのは高校の国語の教科書がガラリと変わるらしいです。
2022年度から施行される高等学校学習指導要領によれば、たとえば国語の授業は、従来通りに文学中心に学ぶ授業と実用文中心に学ぶ授業に分かれることになる。それに対応して、文学を中心とした教科書と実用文を多く盛り込んだ教科書がつくられる。ふぇー。
家庭環境における、読解力などの相関関係の例を出します。
・ネットゲームやスマホ使用の時間制限のしつけを設けてない家庭は不読率が高い
・子どもと一緒に図書館、美術館や博物館、科学館へ行く行動をとっている親の子供の学力は高い。
・家にたくさん本がある家ほど、子供の学力が高い。
言われてみれば確かですが、なかなかすべてできている親もそうそういないと思います。
子どもたちに単純に本を読みなさいでは、読解力はつかない。家庭の言語環境を整えることが重要と説かれてます。親自身が読書を楽しんでいるか?この本に親としてできるヒントがたくさん詰まってます。
榎本さんは、職場においての人間関係のトラブルや、クレーマーの増加、小学校における暴力事件まで、「読解力」の低下が関係してるのでは?と警鐘を鳴らしています。
私も1人の親として、子どもたちにできることをしてあげたいとともに、自分も読解力を上げていこうと思いました。
最後に榎本さんのこの文章が刺さったので引用しておきます。
「ふだんからいろいろなことに関心や疑問をもち、物事をよく考え、知識・教養の豊かな人物なら、とくに何の準備もしなくてもそれなりに説得力のある意見を述べることができるだろう。でも、ふだんからあまり物事を深く考えることがなく、知識・教養の乏しい人物が思いつきで意見を述べても全然説得力がない。」
その通り!
#読書好きな人と繋がりたい
#本好きな人と繋がりたい
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娘2人は、とにかく幼児の頃から読書をしない。
読み聞かせを試みるも興味を示さず、諦めた。
次女に関しては何故か国語だけ極端に点が取れないことが多かった。
読書するよう現在迄、促してきたが素直な性格にも関わらず、叶わず。
語彙力が無さすぎて就職にも響いている次第。
この著書を読んで「保護者が本を読み感動する姿を身近に見ているかどうかが、子どもの読書傾向に影響している」ということが判明。
それが第一の原因だったのか‼︎
自分も母親と全く同じで、読者する姿を見たことがない母親に、どんなに言われようとも反発して読まなかったことに気付いた。(自主的には少し)
嫁に出てから育児期間は全く読まず。
娘たちがある程度成長した頃、余裕も出てきて蔵書だけは増えてきたため(積読)
「当たり前のように本のある生活」の環境になったためか、次女は多少は読むようになった。
一冊の内容としては重複箇所が多い気がしたが、気付きを与えていただいた一冊だった。
娘たちには、子どもが出来た頃にこれらの仕組みを伝えたい。
2021,7,20〜8,15 4時間59分
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タイトルのような断言する書き方はなく少し残念だったが、本を読まないとどうなるかがいくつも書かれている。それだけでなくゲームやスマホの弊害といった現代の問題も交えて書かれているのでとてもリアルで良かった。
私は小さい頃から読書をしてこなかったので空想の世界にワクワクする経験ができず、[将来の夢]というものを持つことなく30代半ばまできてしまったことに気付かされた。そのくらい読書は大事だとういことに子どもがまだ未就学の今気付けて良かった。同じ道を歩むことにならないよう本をたくさん読んで様々な擬似体験をさせて、語彙力を磨いて人生を豊かにしてあげたいと思う。
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前日の伸びる子は、に続いてこちらも読んでみた。今回は読書や読解力を中心に書かれていた。
国語の授業で出会った物語には古文、現代文ともに読んでいてわくわくするものがたくさんあった。物語を好きになるきっかけをもらったけれどそのきっかけがなくなる可能性もあることに驚いた。
中高生の頃はあまり本を読んでいなかった。その後、読むようになったきっかけは読書好きな母の存在が大きいと思う。今も母とおもしろかった本の話をしたりするのが楽しい。
本を読むようになったおかげで自分の気持ちに合う言葉を見つけて、気持ちを昇華させられるようになった。登場人物と自分をシンクロさせて疑似体験しながら読むのもおもしろい。
こんな楽しいことを子どもにも知ってもらいたい、味わってもらいたい。好みもあるから楽しいでいろいろ試してもらいたいな。
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親の目線になって考えることができる。
自分の子の将来を考えたときに、どう教育していくべきなのか、親としてどう振る舞い、本の大切さを伝えるべきなのか。
また、読書はとてもとても大切だと思うけれど、本で知識を得ることと、実体験で得ることは別物だと思うから自分の子にはたくさん色々な経験をさせてあげたいと思った。
そして、自分も好奇心を持って、色々な種類の本を読んでみようと思った。
(特に小説!)
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読書する人間しない人間とでは語彙力、読解力の差が出てくる。LINEとか友達の会話ではそれ以上発達しない。
また、勉強時間を増やしても、ゲーム、ネット時間がその時間を増していた場合、かえってあまり勉強しなかった人間と大差なくなる。例えば 30分勉強して、ネットしなかった人間は 65点のテスト成績、2時間勉強し、ネットを4時間近くやった場合、何と65点以下だった検証結果がでておる。実際、ネット使用時間は1時間を超えるとパフォーマンスが落ちるらしい。
また勉強や読書は親がどうのこうの言うより実際態度で示さねばならない。もしくは一緒にやる必要がある。
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若い同僚に借りて読んだ。
述べられている内容はしごくもっともで、うなずける内容だったが、目新しいことは何もなかった感じ。同じことを何度も繰り返している気がした。