☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/12 08:48
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【お化け屋敷の幽霊】
長野の《死者の祭》の件から1週間。高槻の記憶は、14日の朝以降バッサリと抜け落ちていた。これは、《もう1人の高槻》の仕業だろうか?
自分の無力さに落ち込んでしまう高槻を元に戻すために、「隣のハナシ」に寄せられた依頼に積極的に乗り出す深町。今回の事件は、お化け屋敷に据えられた古い鏡に女性の幽霊が映りこむという不可思議現象調査だ。
現地の遊園地へ繰り出し、例のお化け屋敷へ行くも、佐々倉が少年の姿を見ただけで、特に変わったことはないようだ。
イベントならではの集客のための宣伝に翻弄されるも、やはり、《鏡に映り込んだ少年》の謎は怪異だったのだろうか・・・
【肌に宿る顔】
今度の依頼人は、高槻の従弟である優斗だ。彼の婚約者である鷹村美華子の右肩に《人面瘡》が現れたという。病院に行くのを拒んだ美華子は、「天狗様なら何とかしてくれるはずだから」と、高槻に話してほしいと優斗に依頼したとのことだ。
優斗とともに、高槻と深町は、美華子のマンションに赴く。しかし、美華子と対話をするうちに、どことなく不信感を抱くようになる。
果たして、目の前にいる女性は美華子本人なのか? 彼女の目的は?
【紫の鏡】
10月。「隣のハナシ」に依頼メールが届く。依頼者は、浅草の旅館を営む家に《紫鏡》があるのだが、20歳までにそれを覚えていたら死ぬという伝説に怯えている。
高槻と深町は、納戸の扉を開けて鏡を見、それから、旅館の人達の話を聞くことにした。依頼者の父は「家長以外が鏡に姿を映すと、影(命、魂)を取られる」と言うが、高槻は、鏡に掛かる布を取ってしまった。すると、そこには、鏡の中の門が開いたかと思うと、そこには大勢の人が写り込んでいた・・・
☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/12 08:47
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【お化け屋敷の幽霊】
長野の《死者の祭》の件から1週間。高槻の記憶は、14日の朝以降バッサリと抜け落ちていた。これは、《もう1人の高槻》の仕業だろうか?
自分の無力さに落ち込んでしまう高槻を元に戻すために、「隣のハナシ」に寄せられた依頼に積極的に乗り出す深町。今回の事件は、お化け屋敷に据えられた古い鏡に女性の幽霊が映りこむという不可思議現象調査だ。
現地の遊園地へ繰り出し、例のお化け屋敷へ行くも、佐々倉が少年の姿を見ただけで、特に変わったことはないようだ。
イベントならではの集客のための宣伝に翻弄されるも、やはり、《鏡に映り込んだ少年》の謎は怪異だったのだろうか・・・
【肌に宿る顔】
今度の依頼人は、高槻の従弟である優斗だ。彼の婚約者である鷹村美華子の右肩に《人面瘡》が現れたという。病院に行くのを拒んだ美華子は、「天狗様なら何とかしてくれるはずだから」と、高槻に話してほしいと優斗に依頼したとのことだ。
優斗とともに、高槻と深町は、美華子のマンションに赴く。しかし、美華子と対話をするうちに、どことなく不信感を抱くようになる。
果たして、目の前にいる女性は美華子本人なのか? 彼女の目的は?
【紫の鏡】
10月。「隣のハナシ」に依頼メールが届く。依頼者は、浅草の旅館を営む家に《紫鏡》があるのだが、20歳までにそれを覚えていたら死ぬという伝説に怯えている。
高槻と深町は、納戸の扉を開けて鏡を見、それから、旅館の人達の話を聞くことにした。依頼者の父は「家長以外が鏡に姿を映すと、影(命、魂)を取られる」と言うが、高槻は、鏡に掛かる布を取ってしまった。すると、そこには、鏡の中の門が開いたかと思うと、そこには大勢の人が写り込んでいた・・・
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前巻のお祭りの振り返りからの、お化け屋敷、人面瘡、紫鏡。高槻の親戚や、母が出てきたり、もうひとりのぼく的なのが出てきたりと色々あった。今回は佐々倉の登場は控えめだったなー。紫鏡の話は子供の頃何かの雑誌の怖い話特集みたいなので読んだなぁ。今後は高槻家の関わりももっと深くなっていきそうで、怖くもあり、気になりもする。
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「ムラサキカガミ」思い出してしまったではないか。
大人だからセーフだとしても、やはり背筋がぞわっと来てしまう。
子ども時代に感じた恐怖を覚えているからだろう。
そして、最近は「本物」への遭遇率の高い尚哉たちである。
前回の命がけの展開を少し引きずったまま(高槻先生のワンコぶりが本調子でないまま)始まる6作目。
今回は鏡に纏わる話と、追いかける女性の恐ろしさについて。
前回を引きずっているのと、高槻先生のご実家絡みの話もあるので、前作とはまた違った意味で油断できない読書だった。
心安まる暇がない。
「ジェットババア」や「ムラサキカガミ」の講義は今回も楽しく読んだが、特に今回のムラサキカガミは「本物」の話。
そして命の危険性を伴う展開に。
不穏さと一緒に危険さも上がってしまったか。
前作のお祭りを再び生きて脱出した尚哉には、そんな「本物」の気配を感じる力も追加されたと思われる。
まだ腕力では全然高槻先生を守れない尚哉にとって、身を護る武器となってくれるといいが。
幸い先生の中にいる存在は先生の敵にはならないようだが、決定的に分かり合えない・譲れない部分もあるのでやはり油断はできない。
だから、尚哉はこれからも傍にいなくてはいけない。
高槻先生との約束を果たすためにも。
そして、おそらく自身の信念のためにも。
これは尚哉の頼れる度爆上げフラグが立ったかも。
楽しみである。
そして遅ればせながら、ドラマ化おめでとうございます!
高槻先生がどなたになるのか全く想像できませんが、こちらも楽しみにしております!
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『もう一人の高槻』…ゾワッ…どうなっちゃうの?????
あーそれなのに。
ドラマのキャスティング、あれはないわ…
もともと実写化なんて望んでない!!!
悪夢だと思って忘れよう…忘れよう…
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物語は明らかにフェーズが変わってきている。町田君の謎はある意味、前巻で説明がついたのだと思う。これからは徐々に、高槻の謎に迫っていくのだろう。今後の展開がますます楽しみ。
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大好きなシリーズです。
どんどん異界の距離が近くなっているようでドキドキします!
新キャラクターの従兄弟の存在もホッとする存在。尚哉と同じ気持ちで読んでいました。
『もう一人』が誰なのかすごく気になり、次巻が待ち遠しいです。
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良かった。
色々あったけど、何って「もう一人の高槻」と尚哉がいい。
ドラマが始まったせいもあって、高槻・尚哉・健ちゃんが実写に引っぱられてしまうのが不本意だけど、そうは言っても今回のキャラは凄くいい。もう一人の高槻は実写に出てくるのかなぁ(≧◇≦)
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今回は連作3編。
怪異じゃないと見せかけて時折混ざってくる本物が怖い。
あと高槻先生の授業はまじで面白そう。
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尚哉と高槻先生の絆がまた深く強くなった。
尚哉の覚悟が頼もしい。
高槻先生も、前巻のあの衝撃のラストのダメージから復活できたみたいだし。
お化け屋敷調査でのそのきっかけにはちょっと笑ってしまった。後藤氏は、また登場するのかな。なかなかユニークな人物だった。
そして、鏡。
鏡と怪談ってなにか相性がよくてうっかりすると怖くも感じてしまう。
このシリーズ、あと1冊手元にあるけど番外編なんだよね。物語の続きが気になって仕方がない。
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第一章「お化け屋敷の幽霊」第二章「肌に宿る顔」第三章「紫の鏡」の三編が収録されています。この間は今まであった偽物の怪異を起こす人間という話とは少し異なり、偽物の怪異に対して特別な思い入れがあったり、高槻の家に関わる人間が登場したり、前巻で高槻と深町が遭遇した怪異によって起きた変化が明らかになったりするので、ますます続きが楽しみになる内容でした。
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今回は本物の怪異の割合が多めで、『もう一人の高槻』の出番も多かった。
『もう一人の高槻』とスッと簡単に入れ替われるようになってしまってきているため今後どんな展開になるのか期待。
深町くんはかなりしっかりしてきたというか、自分に一段落ついたこともあって高槻のために行動するという意識がどんどんつよくなってきているね。
第一章では体調を悪くした高槻を看病する深町くん、第二章では黒木に食って掛かって番犬呼ばわりされる深町くん、第三章では『もう一人の高槻』にお礼言われる深町くん…など様々な頑張ってる姿がみれたりして面白かった。
話自体というか事件というか…は少し物足りなさがあったかも。
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准教授高槻彰良の推察の第6巻。
第4巻くらいからかな?本格的な怪異を入りは始めて、読み応えが出てきました。もう一人の彰良の正体は依然として分からないままだけど、その正体がすこーしずつ分かっていくのがこれからの楽しみになっていってます。
尚哉もすこーしずつ成長していって、彰良とのコンビもイイ感じになっていってるのもほっこりします。
次巻も楽しみです☆
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今回もおもしろかった。深町くんと彰良の関係がいいんだよね。なんかみてるとほっとするの。こんな先生いたらないいな。
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いいねぇ、尚哉の先生への信頼とかそういうのがとてもいい。
たまにホンモノが出てくるのが怖くて面白いよねこのシリーズ