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途中ゾクゾクしました
2021/09/22 00:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
実在の絵師 絵金こと弘瀬金蔵を描いた作品です。
この作品を読むまではまったく知らない人物でした。
異能の天才絵師の生涯を通して江戸時代の終焉という大きな転換点を
土佐藩の人物だけでなく様々な人物に絡めて書かれているのですが、
主人公が江戸に出て狩野派の絵の修行をする様が描かれた第2章あたりは
読んでいてゾクゾクするような興奮を覚えました。
第4章は歌舞伎役者の八代目市川團十郎と絡む話なのですが、
私は個人的に歌舞伎役者そのものがある意味パンダと同じ絶滅危惧種的な
存在で自然の理で言えば滅んでいてもおかしくないものを人為的に保存し
ているだけでしかも未だに血の繋がりだけを過剰に尊重する澱んだ世界だ
と思っているので今一物語に浸り切れませんでした。
あまり資料も残っていないようなので絵金という人物の話だけで物語世界
をこれ以上展開させることは難しいのかもしれませんし、
もしくは初めからそれは作者の意図ではないのかもしれませんが
絵金という人物のそのものの物語をもう少しだけ読みたかった気がしてい
ます。
でも最初から最後までページをめくる手を止めることができない面白さで
した。
構成が不統一
2022/03/05 19:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「絵金」という異色の絵師の生涯を描いた作品である。前半は素直に生い立ちから修行時代を時系列順に描いていたのだが、中盤以降 構成が変わってくる。勤王の志士の話やライバルの絵師の話などが、なんとなく順不同に並んだ感じになっている。第三者の口から絵金を語らせるという構成ならば、最初からその構成に統一したほうが良かったと思う。
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