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論文ねつ造事件をモチーフにしたと思われる作品。実際の事件とは当然異なるだろうが、なかなかにショッキングな結末だった。
不正を糾弾していく二神冴希はなかなかいいキャラだが、テーマがテーマだけにシリーズ化はできるんだろうか。
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この論文捏造問題を題材にしたミステリは二冊目なのだけど、水鏡の方が自分には合っていたな。
こっちは、まぁ不思議な力を持った女性が登場して解決するので、ミステリではなくオカルトだな。
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世間を騒がせた某論文捏造問題をモチーフにした化学ミステリー。
喜多氏の作品は流行りのパターンを踏襲する売れ筋狙いが大半ですが、今回はバチスタシリーズを模したようですね。
ただ、専門分野である化学の知識を上手く織り込んでいたので、いつもよりは楽しめたかも。
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現実の事件をなぞっているだけに、あざとい感じが否めない。そうするだけの必然性をもったストーリーでも真相でもテーマでもなくて残念。
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タイトルになってる二神の登場までが長かったけど、彼女が出てきてからは火がついたみたいに展開した。例の件を土台にしてるのは誰が読んでも明らかで、あの件について、作者がこう思ったんじゃないか? もしくは、こういう意見が周囲に多かったんじゃないか? と思わせる描写もあった。読み始めは、専門的過ぎて難しいかな?と思ったけど、読み進めるとそんなことも無く楽しく読めた。
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一大スキャンダルとなった論文捏造事件を元ネタに書かれていて興味深い。細胞はあるのかないのか。話の流れというのはあるだろうけど、著者はあるよりなのだろうか。
ヒロインはハンターというより処刑人という感じなのが怖い。
サイエンスを愛しているというよりも、サイエンスを愛した男を愛しているという印象なのがちょっと残念。