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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう何十年にも前になるが、姉の『nonno』に掲載されていた『娘と私の時間』を読んでファンになった。
と言っても、小説の方は読んだことないですが(スミマセン)。
その後も「娘と私」シリーズを読み続けたが、以降、ぱったりと途切れてしまった。
だから、今作は本当に久しぶり!
キレのいい文章と愉快なエピソード(ご当人にとっては腹立たしい出来事と思うが)の数々。
今は、こんなこと言ったり書いたりしたら炎上するんじゃないか?なんて気を使わなければいいけない世の中だが、そんな斟酌は一切せず、けしからんものはけしからんと言い切ってしまうところが痛快である。
これは長年生きてきて、色んな経験をした人の特権だろうな。
まあ、実際近くにいて、年中文句を聞かされていたら嫌かもしれないが、本で読む分には面白さの方が勝る。
続けて『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』を読書中。
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90歳すぎても佐藤愛子さんは書くことで心が元気。シャキシャキと大声でものを言い、怒りを発散させる。それが面白く心地よい。言われていることは共感することばかり。
人間は「のんびりしよう」なんては考えてはだめだということが、90歳を過ぎてよくわかりました。というおしまいの言葉は、これから老いていく私の目標になった。
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エッセイなので軽~く読めます、
90年生きてきたからこそ感じる現代社会への違和感をズバズバめった切り、
小気味の良い言いたい放題で、怒る事がストレス発散になるようですね。
ユーモアたっぷりで面白かったです。
これは2016年に発刊された本で愛子さんはすでに97歳、
100歳に手が届いてきましたね、
「百歳。何がめでたい」も書いて下さるかしら?
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もくじ
こみ上げる憤怒の孤独
来るか?日本人総アホ時代
老いの夢
人生相談回答者失格
二つの誕生日
ソバプンの話
我ながら不気味な話
過ぎたるは及ばざるが如し
子供のキモチは
心配性の述懐
妄想作家
蜂のキモチ
お地蔵さんの申し子
一億論評時代
グチャグチャ飯
覚悟のし方
懐かしいいたずら電話
思い出のドロボー
思い出のドロボー(承前)
・・・
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ベストセラーエッセイの増補版が出たとのことで手に取ってみた。あたしは佐藤愛子氏の半分以下の年齢だが、それでも共感できるところが多くて楽しめた。
自分がしていることは昔から変わらないのに、時代が変わったせいで、周りの顔色ばかり見て言いたいことが言えなくなっているためか、褒められることが不思議と仰るところが印象的。
ここまで長生きしなくてもいいけど、心意気は見習いたいw
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オーディオブックで無料公開されていたので、試しに読んでみた。
この書籍は書店で見かけたことがあり、90歳の人の描く文章かぁ、面白そうだなぁとは思っていた。
しかし表紙のほんわかとしたイラストとは裏腹に、エッセイの中のおばあちゃんはぶち切れまくっている。
「90歳おめでとうございます!次は100歳を目指してください」と言われても、「何がめでたいんだ!」と筆者はブチ切れてしまう。まさしくタイトルの通り。
最初はそれを新鮮に感じて面白く聞いていたんだけれど、どうしても理不尽な怒りみたいなものを感じてしまって途中からしんどくなってきた。
スマホが発達しすぎているとか新幹線が速くなりすぎているとか、そういう苦言を呈するのだけど、 テクノロジーの進歩に冷水を浴びせるような物言いに、自分はすごく苦手なものを感じた。
人生を90年生きたからといって、必ずしも深く円熟した良識みたいなものは育まれないんだなぁと、とても残念な気持ちになった。
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面白かった。好き放題言いたい放題のエッセイが、こんなにウケるなんて、さすが佐藤愛子。年取るって、大変だけど楽しそうです♪
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90歳を過ぎて隔週連載のエッセイを書けるとはなんて素晴らしい!ヤケクソの力で脳細胞を働かせて錆はいくらか削れてなくなったと書かれているが、こんなにおもしろおかしく日々のことを書くというのは日頃から頭をフル回転させていないととても出来ないことだろう。
私なんてここに感想を残すだけでも頭を悩ませるのに…
とても真似できないけれど、変わりゆく世の中にブツブツと文句を言いながらもアンテナを張って歳を重ねていきたいと思った。
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普段エッセイは読みませんが、話題だったので試しに購入。
元気なおばあちゃんの昔話と愚痴がたくさん。
テンポよく、あっという間に読んでしまいましたが、読みやすくて面白かったです。
年代は違うので考え方も違うものもあり、なるほどと関心したり、まぁ同じ昭和世代なので分かる部分もありました。
映画化されたので、どんな感じかちょっと気になります。
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いやあ、こういう90歳の方がたくさんいるなら高齢化社会も悪くない!って思うくらいスカッとズバッとしててすき!
お話してみたいとも思うけど、たぶん話したところで一刀両断されてしまうこと間違いなし。笑
文庫本は、老眼でも読めそうな字の大きさにしているのもおもしろい。笑
元気出ました!
もう半分死んどるようなもんっていってても、赤の他人は勝手なことを言ってしまうもので、元気でいてほしいなっておもいます!
_φ(・_・
人はみな多かれ少なかれ、自分の人生を自分なりに満足いくものに作るために目に見えぬ血を流している
当たり障りのない人生なんてぬるま湯の中で飲む気の抜けたソーダみたいなもの
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小説家のエッセイって何でこんなに面白いんだろう。怒っているのにユーモアがあって、言葉のチョイスがとても秀逸(言葉の専門家に失礼!)。
真面目な人が真剣に怒る=面白い、これはお笑いの基本法でもあるし、何より90歳を越えたばあさんがエッセイのタイトルに『人生相談回答者失格』『来るか?日本人総アホ時代』『いちいちうるせぇ』とつけるセンスに脱帽!
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図書館で。びっくりするぐらい活字が大きくて読みやすい。読んでいる層への配慮なのかな〜なんて思いました。
自分も前の職場で読売新聞を取っていたので、休憩時間人生相談読んだな〜なんて懐かしく思いました。相談自体がオイオイって思うときもあるし、相談者の回答にそういう回答なのか〜ってツッコミ入れたくなったり面白いんですよね。
まぁでも晩年になっても仕事の依頼があり、金銭的に不自由のないのは良いなぁとしみじみ思いました。まぁそうなるまでが大変だった、という事なんでしょうが…
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佐藤愛子という人間の人柄が出ており、エッセイの面白さがとても感じられた。どう思われるかなど他人の目を気にしない文章が潔かった。何がめでたい、という題名に、うんざり感が出てていいと思う。
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山田太一編「生きるかなしみ」(ちくま文庫)に30年前60代の頃のエッセイが収録されていて、それを読み、この秋で百寿をむかえた著者がその後どのように歳を重ねたのか知りたいという気持ちで買ってみた。
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パワフルなおばあちゃん!いや、おばあちゃんという感じがしない。どう思われるか気にせず自分の意見を言えて痛快やなぁ。
いたずら電話の撃退策なんかも、やられたらやり返す精神とかも長生きの秘訣なのかな?!