現実のツーリングにも参考になるかも
2023/10/29 23:10
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投稿者:ふーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
セローが道中に前輪のパンクに遭いアイリが修理するのですが作業工程が丁寧に描写されているので自分が同じトラブルに遭った際のイメージトレーニングにもなりました。
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あっ、これ良い。良いんでは?
実はこの作品の存在を知らなくて、いきなり2巻から買ってるんですが、思いの外ツボ。
最近流行りの終末世界もの。
恐らく、人類滅亡からそう遠くない未来。
具体的には建物はまだ輪郭を残し、しかし緑の浸食は始まっている光景が広がっている世界を、2人の女の子がバイク(セロー)で旅する物語…のはずです。
まず絵が好きなんですけど、線の強弱、細かい動き(人だけじゃなく、風や埃なども含めて)がきっちり捉えられてるのが素晴らしい。
特に、人がいなくなった街がどうなるか、と考えた時、普通に他の動物が台頭していると考え、見慣れた光景に異なる生態系が生まれている描写が、何ともリアルだなぁと思えます。
そしてそこで生きる動物たち、自然の表現に説得力があるので、「ちょっと隣の異世界」といった感慨がある、と。
個人的に旅、特にツーリングには惹かれるものがあるのですが、更にヨーコの好奇心や感受性を通して見るとより魅力的なものに。
…無用のトラブル引き起こしてるだけ、という気がしなくもないですが(苦笑
バイク(セロー)のメンテナンスや機動性、サバイバルの知識などを知れる、というのも一つの魅力ですね。
寂しさと諦めが満たす終末の世界を、明るく前向きに楽しんでるヨーコとアイリの旅路、
これは続きが楽しみです。
……っていうか、その前に1巻を手に入れなきゃ…。
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人間のいなくなった日本を、女の子たちがオフロードバイクで旅をする。
ずっとシェルターで暮らしてきて、外の世界から送られてきたお姉ちゃんからの旅の記録をなぞって、人を探しつつ探索を続ける作品の第2巻。
今巻は、秋葉原だったり、ウミホタルだったり。
女の子ふたりでの行動な作品ではあるが、全裸で走り回ったりシーンは(あってもおかしくない気もしないでもないが)無い。
他者がいなくとも、慎ましいのは良いことです。
謎を追いかけるより、世界を旅すること自体が優先されている段階な印象。
これから、バイクの整備など現実的な視点を経て、謎に迫っていくのでしょう。
終末世界での日常作品。
お気楽すぎず、殺伐すぎず、アクションあり、のんびりアリのいい塩梅。