3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新の宇宙論を綺麗なカラー写真と共に紹介する一冊。壮大な宇宙の姿は圧倒的。後半は物理学の発展の歴史がコンパクトにまとめられています。
カラーなのが嬉しい。大変楽しんで読めました
2023/05/12 21:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラーなのが嬉しいです。美しい写真やイラストがたくさん載っています。また、QRコードが載っているページがあって、ユーチューブに飛べます。月の地平線から昇る地球の姿には感動します。内容については、一般向けに書かれたものとは言えやはり難しいです。特に後半は理解するのが困難でした。それでも、すごく面白かったです。大変楽しんで読めました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙も物理法則も簡単に表せることが、正解に近づいていると思う。量子力学が宇宙と同じ原理で動いているのは大きな意味で対称性だと思う。
若い人は宇宙の美しいカラー写真、平易な言葉による物理法則をこの本で堪能ください。私は69歳です。
物理学者だからこそ知っている美しさを分けてもらえる
2024/02/02 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YAMATO - この投稿者のレビュー一覧を見る
対称性、簡潔さ、安定感、統一性をキーワードに、我々のいる宇宙の素晴らしさが物理学者の視点で描写されている。
人類が発見した物理法則を多く扱いながら、観測事実に触れつつ、宇宙がどうして美しいといえるのかが語られていて、納得できる。
宇宙に限らず、素粒子や物理学に興味があれば一読の価値がある。保存則がどうして存在するのかについても触れられていて、自分の中で新たな発見があった。3回読みました。
投稿元:
レビューを見る
宇宙はこんなに美しい:
ガリレオが望遠鏡で見た月は美しかったか
地球を自撮りしてみたら
土星でもオ—ロラが輝く
太陽もいつかは燃え尽きる?
オリオン座のベテルギウスは「もう死んでいる」?
藤原定家が書き残した1054年の超新星爆発
2つのブラックホ—ル合体の瞬間をキヤッチせよ!
新しい星が生まれる「創造の柱」や「神秘の山」
回転花火' ソンブレロ、さまざまな形の銀河たち
私たちの銀河系はいずれアンドロメダ銀河と衝突
ブラックホ—ルの写真を撮ることに成功!
チェシャ猫銀河の秘密は「重カレンズ効果」
暗黒物質は私たちの生みのお母さん
暗黒物質の3次元地図ができた!
人類は宇宙の始まりにどこまで迫れるか
美しさの秘密「対称性」とは?:
偉大な物理学者は宇宙の「美しさ」をどう語ったか
高い対称性・簡潔さ・自然な安定感
富士山とベルサイユ宮殿の共通点とは?
円と球の対称性の数え方
宇宙船で数億光年先まで旅をすると何が見えるか
宇宙はきわめて対称性が高い空間だった!
4次元、5次元、6次元空間の対称性はいくつ?
宇宙空間はどんな「曲がり方」をしているか
膨張を続ける宇宙の3つの運命
宇宙空間に描いた「三角形の内角の和」は何度?
物理学者を蘇かせた「気持ちの悪い」観測結果
「究極の統一理論」という夢:
自然界を支配する物理法則には右と左の区別がない
「弱い力」だけは右と左を区別する
「誰から見ても同じ」という対称性
「簡潔でエレガントで説得力ある理論」の誘惑
天動説から地動説へ、円軌道から楕円軌道へ
リンゴから宇宙へ、ニュートンが発見した統一理論
アインシュタインの「生涯で最高のひらめき」とは?
東京スカイツリ—の上と下では時間の流れが違う!
リンゴからクォ—クへ、ミクロの世界の統一理論
素粒子が17種類もあるのは多すぎる?
20世紀物理学の金字塔.標準理論のその先は?
対称性が破れた宇宙空間の根源には何がある?:
法則の対称性がもたらす「御利益」とは?
どんな対称性から何の保存則が導かれるか
エネルギー保存の法則を破る暗黒エネルギー
電荷の保存則を生むミクロの世界の対称性とは
あらゆる粒子は「粒」であり「波」である
自然界では対称性が破れていく
洗濯物を干すときに対称性が破れると?
巻き貝と砂糖の「キラリティ」とは?
リ二アが走るのは「自発的対称性の破れ」のおかげ
ヒックス粒子は宇宙空間で対称性の破れが生じたことの証拠
スピンがゼロ、「カオナシ」のような不思議な粒子
ほかにも「カオナシ族」が存在すると大きな御利益が!
大統一理論構築の鍵を握る「超対称性」
宇宙の現在の姿は奇跡なのか:
不安定なものはいつか崩れる
陽子と中性子の質量がほぼ同じなのは奇跡なのか
地平線問題、平坦性問題という2つの不自然
バクテリアが銀河サイズに、宇宙の急速膨張
インフレ—ション理���なら2つの不自然をまとめて解決
インフレーションは星や銀河の種を蒔いた「お父さん」
誕生から37万年間鳴響いた「宇宙交響楽」
加速器は「宇宙を創るタイムマシン」
インフレーシヨンの動かぬ証拠・原子重力波
特異点を回避して宇宙の始まりを説明せよ!
暗黒エネルギーがもたらした「最悪の予言」とは?
人間原理か、究極の美しい法則か
投稿元:
レビューを見る
宇宙の壮大さを表面的に紹介するのではなく、ミクロな世界から宇宙全体に繋げる感じでこれはこれで面白かった。
対称性が美しい、というのは何となくしか分からず。シンプルな数式でさまざまな現象を表せるのは物理学すごい、こんなこと考えられる人はすごい…という感想になってしまったのが正直なところ。
投稿元:
レビューを見る
『世界は「関係」でできている』を読んで、物理系の書籍が読みたくなって購入した。
写真がカラーなのが良いし、参考になるYouTubeのアドレスがQRコードで添付されているのも良い。この手の書籍でよくあるのだが、後半に行くにつれてだんだん内容がわからなくなってくるということが本書でもなくはないが、冒頭の写真などだけでも十分にワクワクできる。
内容がわからないと言いながらも、著者の説明は例えなども交えてイメージがしやすいものになっている。対称性の破れの説明にまさか洗濯物の干し方が出てくるとは思わない。こういう身近な例で説明できるというのは著者本人が普段からよく考えているということだろう。
あとがきに
「私が南部理論をやっと理解できたもの、ロックダウン中のことです。」という記述がある。おそらく、最前線で働いているだろう著者でも理解しきれていない理論があり、それでも全線で研究できているというのはなんかちょっとほっとすることであった。
投稿元:
レビューを見る
村山先生の本も見かけると買ってしまっている気がします(天文の先生には、指名買いする方が多いです)。村山さんって、難しいことをわかりやすく、かつ楽しそうに話すのが好きなんです。この本も宇宙の法則を一つの綺麗な数式で表現したいという想いが物理学の原動力だということを楽しそうに説明していきます。とはいえ、その数式はいくら見ても訳が分からないのですが……。
投稿元:
レビューを見る
難しいと思うよりも、宇宙の前では人間って小さいなと思います。
宇宙はとどまることなく膨張を続けている。
太陽の何倍もの惑星が存在する。
限りなく大きいと感じる太陽系も、銀河系の一部であり、銀河系も更に小さな点に過ぎない。
宇宙を形作るダークマターの存在。
宇宙の法則は美しい記号のようなもの。
正直、難しいことは分かりませんが、アインシュタインやガリレオ、ホーキング博士といった巨人の肩にのることで宇宙の謎が少しずつ解き明かされてきた。
星空にひとが魅了されるのは、美しさもあるかもしれませんが、その先の何かに想いを馳せるからでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
「宇宙が美しいのは、きっと美しい統一理論で形成されているからだ」と。しかしながら、まだ宇宙を支配する「究極の統一理論」は発見されていない。その東一理論は対称性が高く、簡潔で、安定感があるものでなければならない。特に量子の世界では、クォーク、レプトンがそれぞれ6種類ずつ、それ以外にも光子、グルーオン、Wボソン、Zボソン、にヒッグス粒子と量子についての発見が続くほど複雑になっている。インフレーションや暗黒エネルギーなど、ほとんど何もわかっていないことも多いのだ。
知ろうとすればするほどわからなくなるというのが、量子の世界だね。写真が豊富で良書なのだけれど、宇宙に関してはどんな本を読んでも、スッキリしないのは仕方がないことなのだ。
投稿元:
レビューを見る
Audibleで聴いた。
図書館で予約したらすごい予約待ち‼️
やはり2021年と新しいのがいいよね。
最新の宇宙論が知りたかったから、ボク的には、ジャストミートで星5つ‼️
投稿元:
レビューを見る
標準理論の最先端研究者が、暗黒エネルギーの発見に打ちひしがれず立ち向かう姿勢に勇気をもらう。
村山先生の、高みから腰を下ろしてこちらに目線を真っ直ぐ合わせるような、自分の言葉を用いて平易に語る説明は健在。
真にリスペクトするに値する科学者の一人。
投稿元:
レビューを見る
絵的な美しさだけではなく、科学的な美しさを述べた本です。
宇宙の話の本としても面白い本でした。
投稿元:
レビューを見る
図や写真が綺麗でわかりやすく解説しようという意図はよく理解できる。が、いかんせん2章以後は難しい。最後の2章の対称性の破れについての解説は超困難。落ち着いてもう一度じっくり取り組まないと。
投稿元:
レビューを見る
解説が丁寧でわかりやすい。が、扱っている内容が難易度高く(受け取り手の器が小さく)難しすぎた。
なんとか1章目あたりまでは理解しつつ読めたような気がする。
ただ著者が魅力に感じている宇宙の見た目の美しさと科学的な美しさがよく伝わった。
もう少し私自身に知識が身についた頃、もう一度読んでみたいと思う。