投稿元:
レビューを見る
物語/脚本の有名な構造論であるヒーローズジャーニーを、女性的な主人公(ヴァージン)をもつ物語のために解釈、運用する方法を丁寧に解説してくれる。ヒーローズジャーニーについての理解を深められる本。
ヒーローズジャーニーそのものについての解説もあり。
投稿元:
レビューを見る
ジョセフキャンベルのヒーローズジャーニー理論の応用・発展としてヴァージンズジャーニーを提唱している本。
ヒーローズジャーニーについても、本家や類書より
わかりやすく感じる。(シカ・マッケンジーの訳が上手いのだと思う。別の作品でもこの訳者の本は非常に読みやすかった。)
映画の脚本の構造の解体という点では、ボグラーの物語の法則や有名なsave the catの法則(著者名忘れ)と同種の本。
同じことが繰り返し述べられるので冗長に感じる点もあるが、ハリウッド系の本の中では読みやすい。
こういうシステムというか、ひな形をうまく使いこなせるようになるかどうかは結局本人の努力や才能、センスによるのだなあと思う。
投稿元:
レビューを見る
主人公がだんだん強くなって悪い敵を倒す、ヒーロータイプの話とは異なり、「自分の求めるものがなにか、気づいていない」主人公が徐々に成長していき、周囲と新しい関係を築くタイプの話についての理論。
『ベッカムに恋して」「アバウト・ア・ボーイ」などなど、自分の好きなタイプの映画がたくさん紹介されており、もう一度観たくなった。
内容も、「セントラルクエスチョン」「ヴァージン、女神、老婆」などのアーキタイプの設定、プロットの流れなど、勉強になった。