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『影喰らい』表題作。平安時代、阿部泰親に仕える高遠と鬼道丸。
泰親≠晴明であることにイラつく高遠。
『幻戯師(めくらましし)』明治時代、人は妖怪の存在を否定する風潮が流行るのをみて聖は己の存在を危ぶみはじめる。
泰親いーね。好きだ。ちょっと影があっておバカなフリもお手のもの。なのにやるときはやっちゃうよーみたいな。時折見せる弱い顔もよいです。またでてこないかなー。むりだろーなー。
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影喰らいはルルル文庫の方で読んだので。
もう一作の『幻戯師』は明治の文明開化の時代。浅草十二階なんか出てきたりね。
だんだん人間が妖怪を信じなくなった・・・そんな時代のお話。
ほかのお話でも出てきた蒼という妖怪との出会い編でもあり。
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蒼さんの初出(……初出?)はこの巻だったのか……。何度でも言うけどルルルから入った読者なので、この巻の登場人物紹介に蒼さんを見つけたときはびっくりした。どっちの短篇も好きだけど、幻戯師のほっこり加減はたまらない。鬼さえもふわっとだまくらかして、闇でけらけら笑っている、でもそれは嘲笑でなくて、充分に人間と共存していけるはずの、笑み。そのあたたかさ、あやかしの愛嬌がが素敵。更にここからルルルへ繋がってゆくと思うと、また何ともいえない味わいがある。
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同時収録「幻戯師」が読みたくて、キャンバス文庫版も拝読。
蒼はここで初登場だったのかー!!ルルル文庫思い出す……。なんだか特に恐ろしいことも起こらず、さりげなく一番平和な封殺鬼だったのでした。