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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
直接の被害者であるモンゴル人がひどい中国の対応を日本に訴える。ちょっと過剰な面はあるものの耳を傾けるべきこともある。しかし解決方法は正しいとは言えない。
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中国は、モンゴルに始まり、チベット、ウィグルと一貫して少数民族の言語や文化を破壊し洗脳・虐殺を続けています。根底には漢族の選民意識があります。他民族を同じ人間と見做さない選民思想はナチズムと変わりません。本書はモンゴルで行われたジェノサイドを告発していますが、チベットやウィグルの惨状と寸分変わりません。国際社会がナチズムを否定するなら、この惨劇を止めるべきです。放っておけば、満州族や朝鮮族も同じ目に遭うのでしょう。内政問題ではなく、植民地でジェノサイドが行われているのです。
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最近のニュースでウイグル・チベットの人権問題の報道を見て、詳しく知りたいと思い読みました。
上記の二地域だけでなく、内モンゴル自治区のモンゴル人も大変な思いをしていることを知りました。
「大東亜戦争で中国に侵略して、満洲・内モンゴルを占領したことをひたすら中国に謝ることは中国から独立するために、日本軍と共闘した満洲・モンゴル人を侮辱することだ。」という趣旨の文がありました。
まさにそのとおりだと思います。たしかに、先の大戦で日本軍が中国人を傷つけたことは謝罪するべきだと思いますが、日本が、中国と戦ったことによって彼らを助けることになったことは誇ってもいいと思いますし、盲目的に自虐史観を抱くことはやめるべきだと思います。
二一世紀になってもジェノサイドがある国は明らかに異常だと言わざるを得ません。中国という国・国民すべてを否定することは違うと思いますが、間違っていることはちゃんと指摘しないといけないし、いつまでも相手の善意を期待するようなお花畑の考えは捨てるべきだと思いました。彼らと同じ轍を踏まないために。