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新しい世界への誘い。もっとリラックスしてアートを見てもよいのだというメッセージは受け取った。
不機嫌なダビンチが書いた女性の肖像画、とか。
花瓶ばっかり描いてたモランディとか。
ダビンチ以前の天才、ダ・メッシーナとか。
彼らが表現しようとする世界観を感じ取る。好きか嫌いか、だけでもよい。
最近美術館にあんまり行ってなかったな。と気づき、今日は吉祥寺の美術館に行くことにする。
この手の本、もっと絵が必要。作者と画題を述べるなら、絵もつけといてくれないとついていけない。
漫画「リ・アルティジャーニー」読むかな?おもしろいかなあ?
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来世はこの2人みたいなインテリジェンスなオタクになりたい。
とりあえず現世では観れるだけの絵をみたい
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アートにどっぷりと浸かった小説家と漫画家の二人。
原田マハさんとヤマザキマリさんの対談は、
溺れるほどのアート愛に溢れたラビリンスの如く。
まえがき 原田マハ
第1章 美術館は快楽の館 第2章 終わりなきアートの迷宮
第3章 偏愛するアーティストたち
第4章 未完の魅力への憧れ 第5章 マニアックな情熱ゾーン
第6章 心ゆさぶるアート空間
あとがき ヤマザキマリ
COLUMN 1~3
かたや小説家、こちらは漫画家。
共通するアート愛で意気投合し、二人共、語る、語る!
テンション高くて尽きない言葉が次々と・・・。
美術全集と美術館との出会い、職に就き、その後の人生も。
妄想から生まれる、それぞれの創作エピソード、
明暗法や透視図法等の専門用語や、日本ではマイナーでは
マニアックなアーティストがどっさり語られる。
ウッチェロ、モランディ、ダ・メッシーナ・・・ただ、
すぐに確認したい作品の画像が少ないのが残念。
COLUMNの、それぞれの思い出美術館、好きな作品ベスト10、
好きな作家ベスト10は、参考になるし、興味深いものでした。
たぶん、改めて鑑賞すると、今までと違う発見がありそう。
二人が館長のそれぞれの妄想美術館が完成したら・・・と、妄想。
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原田マハさんとヤマザキマリさん、作家と漫画家、書く人と描く人のお二人がそれぞれの感性で美術館や所蔵されているアート作品について妄想し、語り合う。
その語り合いに第三者としてその場にいるような雰囲気にさせてくれます。
お二人の話を聞いていると今すぐにでも自分の足で話に出てくる美術館に行きたい、自分の目で作品を見たいという気持ちになってきました。
それだけお二人のアートに対する熱量の凄まじさを感じることができます。
美術館はどこか非日常的な空間に思えてしまいますが、マハさんは「アートは友達、美術館は友達の家」と教えてくれました。
ふらっと足を運び、何気なく見た作品から何かを感じ取る、そんな楽しみ方でもいいのかなと思わせてくれる一冊でした。
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原田マハさん&ヤマザキマリさんのアート対談。2人の対談に登場した絵画の図版が、カラーで載っているのは嬉しい。「テルマエ・ロマエ」の作者のマリさんが、イタリアの美術学院出身で、アート、特にルネサンス期の美術に造詣が深い人だったとは知らなかった。好きな画家の名前を挙げるのに、マハさんが、小説で取り上げた有名な画家などを挙げているのに対して、マリさんは、日本では無名のルネサンス期の画家の名前を何人も挙げている。特にマリさんが強烈にプッシュする、パオロ・ウッチェロ、アントネロ・ダ・メッシーナの名前は覚えておこう。
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まえがき 原田マハ
第1章 美術館は快楽の館
ハマ×マリの《モナ·リザ》体験
美術全集で育ったユニークな人たち
二人のファーストミュージアム体験
ライバルだったパブロ·ピカソ
憧れのMOMAミュージアムショップ
西洋と日本の美術館のあり方
column1 思い出美術館
原田マハの思い出美術館
ヤマザキマリの思い出美術館
第2章 終わりなきアートの迷宮
美術館とアートが持つ雰囲気に寄り添う
ピュアな心でアートを鑑賞
美術館とは幸せになりに行く場所
初心者におすすめの美術館
思い切って歴史の海にダイブしてみる
誰もがアートを知ってしかるべき
第3章 偏愛するアーティストたち
ルーヴル美術館との出会い
三大巨匠に隠れたアーティストたち
絵画から読み解くルネサンス期
夢中になりすぎてしまう才能
資料から憶測して自分の見解を持つ
ルネサンス期の画家と現代の漫画家
colmn2 好きな作品ベスト10
ハマ的好きな作品ベスト10
マリ的好きな作品ベスト10
第4章 未完の魅力への憧れ
未完成の作品が多いレオナルド
「アンフィニッシュド」とはなにか
ドローイング特有の伸びしろ感
ルネサンス期はみんなバックパッカー
画家だからこそ感じる、時代を超えた嫉妬
第5章 マニアックな情熱ゾーン
ルネサンス期の輝きが日本へ
つくり手の熱意が心を揺さぶる
妄想が掻き立てられる邸宅美術館
意識を絵に集中しないと見られない
column3 好きな作家ベスト10
マハ的好きな作家ベスト10
マリ的好きな作家ベスト10
第6章 心ゆさぶるアート空間
未完の作品を集めた美術館
カノーヴァの気持ち悪いぶつぶつ
地球滅亡のときにアートを救う国連美術館
発言し続けるイタリアはアートのど真ん中
イタリアのとあるパスタの話
静謐さのなかに潜む“繰り返しの美学”
アンリ·ルソーの後追いを思わせる展示
家に飾るならインテリア性の高い絵
ハマ×マリの妄想美術館
あとがき ヤマザキマリ
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ヤマザキマリさんのあげる画家がマニアックでほとんど分からなかったけど、そう言う本だから仕方ないです。
原田マハさんの、絵画は友達、美術館は友達の家、ふらっと行っていいという言葉はすごくいいなと思った。
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2人とも大好きな女性だ。
とはいえ、専門的な話にはなかなか付いていけない(笑)
随所に入った絵画写真が補助になる。
もう少し参考絵画を入れて欲しかったというのが本音だ。
あとは実際に美術館を訪れて検証するしかないのだ。
海外旅行で美術館鑑賞をだけに行く余裕はなかったけれど、今度行くときは目的をしっかり持っていく旅にしたい。
とりあえず、原田さんの小説に触発されたニューヨークのMoMAには行ってみたい。
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面白かったです。おふたりの妄想が想像力の源なんですね。知らない画家さん達も沢山いらしたので新たな出会いもありました。ウッチェロの《 聖母子像》のキリストが大阪のおばちゃんやビリケンさんを引き合いに出してて笑えました。海外はもとより、日本の美術館もいけないけど、私もアートを楽しんでいきたいです。
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そこまで一つ一つ深く掘り下げている内容ではないけれど、美術館好きな方、美術館に興味がある方にいい入門書のような感じでしょうか。
美術に造詣が深いお2人の、重くなくわかりやすい語り口がどんどんページを読み進めさせてくれます。
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西洋と日本の美術館の違いなど、面白かった。
自分のファーストミュージアム体験は何だったか、確認したくなった。
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美術全集で育った原田マハさん、カトリックの家に育ったヤマザキマリさんの西洋絵画との出会い、この二人の幼児体験から始まる世界の名画、芸術作品を語り合った対談集。お薦めの美術館の魅力や名画に纏わるエピソ-ド、世界各地を所せましと駆け回わり、観て、感じ、妄想の果てのインスピレーションから生れ出た『風神雷神』や『テルマエ・ロマエ』の創作の裏話など、アートの奥深さに感じ入る興味つきせぬ『妄想美術館』へのガイドブックです。
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美術をテーマにした、原田マハさんとヤマザキマリさんの対談集。
それぞれ好きな作品、気になる作品や、こんな美術館あればという妄想などが語られた一冊。
あとがき含めウッチェロへの熱量がすごい。
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原田マハさんとヤマザキマリさんの対談。
さすがお二人だけあって、各国の美術館や画家の名前がバンバン出てきて、とっても興味深くまたなぜかすごく身近に感じることができてあっという間に読了。
この一冊でまとめるのはもったいので、映像化してほしい内容です。
マリさんのウッチェロ推しが伝わります!ぜひ聖母子像はこの眼で観てみたい。
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あちこちで私のアンテナに引っかかるお二人が妄想する美術館なんて、どんなんなんだろうとそれこそ妄想逞しくしながら借りて読んだのだが……残念ながら散漫な対談がダラダラと続くだけで、特にケミストリーも起こらず最後までさーっと読み通しておしまいであった。せっかく面白くなりそうなカードなのに残念。
このタイトルをつけるならせめて「妄想」か「美術館」かどちらかだけでも的をぎゅっと絞ったらもう少しは面白くなったのであろうか。いや、対談という形式で進める限り限界があったと思う。むかーし村上春樹が「対談」は面白くならないので「インタビュー」という形式で仕事を受けた、という話を書いていた(記憶が朧)のだが、この微妙に専攻とキャラクターが重なる(重ならない)二人を単に対談させてはそれは面白くならないであろう。例えば、それぞれの妄想する美術館の企画をあるテーマで立てて、それぞれについてお互いにインタビューし合う企画とかだったらもうちょっと面白くなったかも……と妄想するも虚しい。
あと、美術の話をするんだからもう少し図版を多く、かつ、タイムリーな位置に挿入するような編集の工夫が欲しかった。予算等の制約があるのかもしれないが、普通のこういう本よりも著者のネームバリューで売れることが見込めるんだろうから、もう少しなんとかできたんじゃないかと思ってしまう。そうすれば内容が平凡でも救いようがあったかもしれないんだけど、いろいろ不完全燃焼でした。