投稿元:
レビューを見る
緻密な構成で複雑に見えるけど着想はめちゃくちゃシンプル。
テーブル手品の妙技を次々見せられたみたいな満足感。
時代背景からくる街のちょっとレトロな空気感も愉しいし、硬派な本格気風の中になんか自由さが垣間見えてこっちまでのびのびできた。なんでだろう。
現実では普通に考えたらぜったい出来ない/やらないだろうという物事を「だって出来そうだからやってみたかったんだもん」とやってのける作中人物も自由だし、そう書く著者も自由だなあと思えてうっとり。
あとレトロ繋がりだけど読み終えた時に、昔のテレビゲームは今と違って俯瞰だったよなあという連想もあった。以前読んだウサギ料理〜とも近い印象かも。
投稿元:
レビューを見る
職場の方に教えていただいたブログから見つけて購入。
中盤くらいで、何となく結末の方向性が見えてきてしまったように思う。ただ、それでもなお、展開のテンポが良く読みやすいため、最後まで楽しむことができた。
あまりなじみのない大阪の街を舞台にしていることも個人的には興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
ザ・本格推理小説。
文体や描写に歴史を感じるものの、一度読み進めてしまうと止まらなくなる。
冒頭に作者からの挑戦状があるので、「なにかあるな」という気持ちで読んでいくスタイル。
トリック自体がとても良い出来!
投稿元:
レビューを見る
現代では無くかなり昔にこの小説を書き上げた事に驚いた!
緻密に書かれた物語とトリックには脱帽だ。
まだまだ知らない作品で名作にであえるのは幸せです!