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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
相続鑑定士の三津木六兵が主人公です。
相続鑑定士とは相続人と専門家(税理、会計、不動産鑑定、土地家屋調査、貴金属鑑定など)との橋渡しを行い、相続人に最適なアドバイスを行う仕事です。仕事の内容を見ると、金持ちの相続問題に関係しやすく殺人事件とうに巻き込まれる可能性がある設定です。
そして三津木の肩には人面瘡があり、この人面瘡が意志をもってしゃべり、頼りない三津木をキツイ言葉で叱咤激励して事件解決に導きます。
事件は横溝正史風な内容になっており、童話に出てくる内容に見立てた連続殺人が発生して相続人達が次々に亡くなります。事件の描写はアッサリしており中山七里独特の引き込まれる内容とは違っています。
なんか最後にあるだろうなぁと思っていたら、人面瘡探偵の存在そのものに関する暴露が。。。
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
相続鑑定士の三津木六兵の右肩には、頭脳明晰な人面瘡のジンさんが寄生している。山林王の当主が亡くなり、相続人が次々に不審死を遂げた。ジンさんの指示を受け事件を追う六兵が辿り着いたのは…。〔2019年刊の加筆改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
これは、ちょっと、、、アレだ物足りない。
1.むかしむかし
2.最初のタヌキは焼け死んで
ミステリファンならこれだけで昔話を擬えての殺人事件だとピンときたはず。
3.二番目のタヌキは首を吊り
4.三番目のタヌキは流されて
この辺でもう犯人は絞り込めて、後は答え合わせのようなものでなんだか物足りない。
三津木の人物像にも、人面瘡のジンさんが毒島刑事とキャラ被りのところとか、いろいろ物足りなさを感じる。
でもやっぱり中山七里には驚かされる。
最後のシーンでは、久瑠実と一緒に身震いした。
期待はずれでした
2022/05/13 16:36
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投稿者:ふじこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
横溝正史を思い起こさせる作品と聞いて購入してみました。田舎の閉鎖的な空間、クセのある人々、人面そうという奇怪な設定等、個々の要素は悪くないのですが。主人公の探偵本体、人面そうのキャラが私的には魅力が感じられず、今ひとつでした。この特殊設定必要か?と思ってしまい。
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頬にではなく方に傷持つ相続鑑定士の三津木。
肩の傷は目も口もあり、喋る人面瘡。
しかも、三津木より知識は豊富で弁もたつ(悪態もつく)優れた相棒。
古き良き推理小説の雰囲気をもつ空気感が好きです。
そしてラストは、さすがの一言!
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むかしむかし/
最初のタヌキは焼け死んで/二番目のタヌキは首を吊り/
三番目のタヌキは流されて/
どっとはらい
おどろおどろしくない人面痩、口の悪さにおどろおどろしさは半減。あんまり不気味でない横溝的展開は三津木さんのふにゃさが原因か?いやいや久瑠実さんの違う見解もあるので決めつけないでおこう。
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一 むかしむかし
二 最初のタヌキは焼け死んで
三 二番目のタヌキは首を吊り
四 三番目のタヌキは流されて
五 どっとはらい
解説 片岡鶴太郎
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今回のテーマは『コミカルな横溝正史』なのだろうか。
おどろおどろしい雰囲気、遺産をめぐる骨肉の争い、次々と殺される本城家の人々。
そして事件の謎を解くのは“人面瘡”のジンさん…ユニークすぎる。
それでも振り回されるこのストーリー展開は、さすが七里さん。
ラストに発覚したまさかの事実には、私もゾッとした。
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長野県の山奥の村で起こる連続殺人事件。横溝正史へのオマージュのような作品。名探偵はヒョーロクこと相続鑑定士 三津木六兵の右肩に宿る人面瘡のジンさん。よくもまあ、途方もない設定を考え出すものだ。
事件は、昔は羽振りのよかった旧家の親父が死に、残されたわずかな財産の相続をめぐり兄弟たちがいがみ合うところから始まる。ひょっとしたら負債のほうが多いかもと目されていたところに、持ち山の鑑定に入ったヒョーロクがジンさんの指示で高価な金属鉱床がある可能性を見つける。俄然兄弟間の対立が激しくなると思われたが、その兄弟たちが次々と殺されていく。伏線に近親相姦もありまさにオドロオドロした横溝正史の世界。そして犯人は、、、
中山七里得意の最後のどんでん返しは、読んでのお楽しみ。
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中学・高校時代を横溝正史を傍に過ごした私にとって、本作は堪らぬ内容…
夢中になって電車で読み終わってしまい、もっと余韻に浸りたかった。
古い慣習が根付く地域が舞台の殺人事件、頼りない主人公、日本らしい陰鬱とした独特の世界観、どこか淫靡でいかがわしい風情…まさに横溝作品へのオマージュ!
横溝作品にハマっていた人ならば、犯人はどことなく想像がつくハズ。
それでも、最後の最後まで楽しめた。
終わり方すら横溝。
続編に向けて心は躍る。
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ミステリ
かかった時間 2時間くらいかなあ
中山七里、そろそろ飽きてきた…。
さすがに書きすぎたのでは?彼
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人面瘡が話す。
田舎の大金持ちの遺産相続に関係した連続殺人事件を人面瘡を持つ相続鑑定人が解決する。
ストーリーは普通。
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妖怪やもののけとされる人面瘡に取り憑かれた主人公なんてすごい設定。でもこの作家さんならハズレはないかと読んでみた。
主人公1人になると話し出す人面瘡のジンさん。罵倒されながら相続鑑定士として動く主人公。
内容はしっかりと相続の絡んだ殺人事件で、設定以外は普通の推理もの。
でもその設定にまさかのラスト、、!なかなか良かった
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人面瘡×探偵という異質な組み合わせに惹かれて拝読。
ミステリーものながら、トリックの解き明かしはなく、犯人や犯人を取り巻く人間関係、閉鎖的な地方の空気感を描くことが主題だと感じた。
ドロドロした関係性や、隠匿された秘密などは、いかにもなテイストで読んでいて面白い。
一方で、会話のテンポは少し微妙なような…ジンさんとヒョーロクの掛け合いは、今どきの言葉遣いを取り入れようとして逆にテンポが悪くなっている。
主人公に対する周りの当たりも、必要以上に強くて可哀想(それが「余所者」「疫病神」に対する当然の反応なのかもしれないけれど…)。
ジンさんの正体は予想通り。ただ、続編もあるのにここで明かすのは意外だった。
第2弾を読むならば、正体を分かっている状態になるので、それはそれでかなり新しいミステリーになりそう。何だかんだ読んでしまうかもしれない。
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大好きな作家さんです。
今回もどハマりしました。
テンポ良すぎて止まりませんでした。
結末もやっぱりやっぱり
二転三転で超興奮しました!!
ジンさんには、やられました〜!!
これからもヒョーロクを
見守りたい!!
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人面瘡というユニークなベースで、おどろおどろしいところが緩和されて、一気読みしました。面白かったです。
でも、こんなこと現代社会で許されることではないですよ!田舎でも、風習でも…あり得ない!
あくまで、フィクションってことで。