こんな神グルメの国があるなら行ってみたい!!
2022/07/02 21:35
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投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が外国生まれなら、この本に描かれているような、みんなが普通に食べているものが美味しすぎる国があったら絶対行く!!(でもこれもグルメ天国日本人の食い意地DNAか(笑))
イタリア生まれイタリア育ちのマッシさんの目から体験する日本はまさにグルメ天国、神の国!!
日本に住んでいるなんて、生きながらにして極楽の住人なのだ、ありがたやありがたや……と感謝の気持ちがいっぱいになり……そう、まさにこれは日本の住人への福音の書!
ふわふわパンが甘い衣を纏った「メロンパン」!!(不可思議な「甘塩っぱい」という味覚が楽しめるサンドイッチもおすすめ)
なぜか本場イタリアの味が再現されている職人のピザ!!シェフはイタリア語を勉強してイタリアで修行してたりする(何者?!)
なぜか本場の味にカスタマイズ可能なチェーン店のイタリアンレストラン!(カスタマイズありなんだ?!)
小さな店でマスターが産地や風味や抽出方法のこだわりを詳しく説明してくれる、雰囲気を楽しんで長居できるカフェのコーヒー!!(その博識は何処から?!)
季節によって新製品が登場する無限スイーツ!(どんだけ!?)
野菜がスイーツに変身!!果物も「餅」だの「パン」だのに挟まれる無限スイーツ天国!!
ちいさな容器に美しく詰め込まれたちいさな宇宙さながらの「駅弁」!!
各種郷土料理に対する地元民の愛!!食材に、郷土に対するアモーレ溢れる国、日本!!ってどんなグルメ天国よ!?行ってみたい、そんなパラダイス!!
そして著者はイタリアと日本に共通の愛を見つける。
日本生まれの日本人としては、イタリアこそグルメ天国のような気がしていたけど、日本も捨てたものではない気がしてきた!!
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イタリアピエモンテ州出身
日本在住15年の日伊通訳者マッシさんが書いたグルメ本。
日本のグルメをこよなく愛し、スイーツから、和菓子、日本食、冷凍食品に至るまでマッシさんの想いをストレートに綴った1冊。日本人には当たり前のものも、海外の人からみるとそんな風に感じるんだって外国人目線で日本グルメを見れたのも面白かった。
美味しいグルメに出会った時のマッシさんのブラボー感がバシバシと伝わってきて読んでいるこちらも楽しかった。比べてしまうと日本グルメは本当に繊細によく作られているなと感激。
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自分にとっては、生まれた時から当たり前にある日本の食。
そういう視点があるのかとも思った。
そしてイタリアの食にも触れてみたいと思った。
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【感想】
サイゼリヤのアレンジマニュアルをnoteで公開して有名になった日伊通訳者のマッシさん。マッシさんのツイッターは私もフォローしているが、とにかく日本の食べ物への敬意にあふれている。コンビニスイーツ、コメダ珈琲、サイゼリヤなど、日本のありふれた食べ物をイタリア人らしい情熱で紹介しており、その推しっぷりに思わず笑顔になってしまう。
そんなマッシさんが日本食の魅力をより発信するために出版したのが本書だ。
マッシさんの出身国もグルメ大国・イタリアであるが、実はイタリア人は食に関してはなかなか保守的らしい。コーヒーは自国のエスプレッソしか認めず、外国のピッツァを食べても「どこかイタリアと違う」と首をかしげる。食材の組み合わせも型を外れることはない。「この食材ならこの料理にしか使わない」というのがイタリア料理の文化であり、それを伝統として守ってきたゆえのプライドがあるのかもしれない。
そうした環境で育ったマッシさんが一番驚いたのは、「日本の食の自由さ」だったという。
言うまでもないが、日本は食を魔改造する国だ。カレー、ラーメン、ナポリタンなど、他国から入ってきたレシピを自由にアレンジして、日本っぽい味つけに変えてしまう。野菜である豆を甘じょっぱく煮てあんこを作ったり、パンのなかに焼きそばやフルーツを挟んでみたりと、「行けないものはない」の精神で色々試している。
また、日本のもう一つの特徴として「季節のもの」の多さを挙げている。
「四季があるのが日本の特徴」とは耳慣れたフレーズだが、これは微妙にズレている。正しくは「四季に応じてライフスタイルを魔改造するのが日本の特徴」だ。お正月、節分、バレンタイン、端午の節句、七夕、お盆、ハロウィン、クリスマスなど、季節に応じたイベントを節目に作り、それに応じてライフスタイルを縦横自在に変えていくのが日本流と言える。
特に、そのときどきでしか味わえない食材をふんだんに使って、「期間限定もの」を作るのは日本のお家芸だ。これはコンビニという全国を網羅する流通システムが成し得た技でもあるのだが、とにかく日本のどこでも「季節限定」が手に入る。流通の便がいいということはそれだけ売れる可能性があるということなので、商品開発サイクルが異常に早くなる。結果さまざまな食材を組み合わせた食品が、一定のおいしさを保証されて食卓に並んでいくのだ。
イタリア人ならではの感性とイタリア人らしからぬチャレンジ精神で、色々な日本食に触れたマッシさん。彼のほとばしる日本愛によって、日本食の素晴らしさを再確認できる一冊だった。
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【メモ】
・イタリアには甘じょっぱい料理はなく、あんこのように豆を甘く煮てデザートにしたものもない。イタリアでは豆=野菜という認識のため、和菓子(主な材料は野菜)をイタリア人に紹介すると、「甘くない材料を使って甘いものを作れるの?」と驚かれる。
・マリトッツォはローマ発祥の料理だが、イタリアではあまり知られていない。本場のマリトッツォに近いのはロー��ンの「おやつコッペ リッチミルク」
・コメダ珈琲のような喫茶店のモーニングシステム(ドリンクに無料で食べ物がついてくる)はイタリアにはない。
・イタリアと日本の共通点の一つは、ジェラートやアイスの豊富さだ。その中でも日本の市販アイスは、季節ごとに味が変わり、期間限定のものが定期的に出て、一年中楽しめる。日本はアイスパラダイスだ。
・イタリアでも米を食べるが、「ご飯を炊く」という感覚はなく、リゾットのように「お鍋で調理する」という感覚。ご飯をそのまま食べる習慣はない。
・イタリアといえばパスタだが、日本のパスタは明太子やしょうゆといった独自のアレンジが加わっている。ナポリタン(ケチャップとソーセージ)はやはりアウトロー。
・イタリアでは料理は一品ずつ出てくるため、定食という仕組みがない。また、三角食べという概念もない。
・イタリアといえばパンだが、甘いパンは日本のほうが豊富。イタリアではパンは基本的に主食の部分であるため、甘くないパンが一般的だ。甘いパンにしても、甘くないパンに甘いものを挟んだものになる。
メロンパンはイタリア人にも大人気だ。和食や日本の食文化が苦手なイタリア人でも、メロンパンだけは嬉しそうに食べる。
・イタリアと日本の「カフェ文化」の大きな違いは、カフェが存在する目的だ。イタリアではコーヒーを飲むために行く場所、日本ではカフェでの時間を過ごしたいから行く場所。簡単に言うと、日本ではカフェで勉強、仕事、読書、おしゃべりする人がほとんどだけど、イタリアではこのような光景がほとんどない。しゃべっていても飲み終わったらすぐに出る。
・イタリア人はとにかくエスプレッソを飲む。原理主義者が多いため、日本でエスプレッソを飲んでも「違う!」「おいしくない!」という人が多い。また、砂糖をドバドバ入れる。
・イタリアに「おかわり自由」はない。これはご飯だけでなく、お水とお茶も有料。
・もちもち食感はイタリアにない。
・実はイタリア全土に共通する「イタリア料理」というものは存在しない。オリーブオイルやトマトを使った料理は南イタリアのナポリ、バターや生クリームを使った料理は北イタリアの料理であり、各地の郷土料理が点在する程度なのだ。
日本もイタリアも、地域で育つ食材を使って料理を作る。故郷にあるものを大切にする文化が根付いているのだ。
・料理と歴史を融合させているのは日本の特徴。
・「この食材ならこの料理にしか使わない」というのがイタリア料理の文化。一方、日本の料理は前菜からデザートまで同じ食材を使っても成立する。そのことをイタリア人に説明したり、写真を見せたりすると、その瞬間、頭の中で〝文化のシャッター "がガラガラッと音を立てて閉まる。文化のシャッターに関連して言えば、イタリア人はこだわりが非常に強く、「野菜とはこういうもの!」といった固定観念がある。
・一方で日本人は、食材どうしを新たに組み合わせる能力に長けている。食の魔改造が日本の特徴であり、昔のものを味わいながら、進化した現代のものも食べる。このチャレンジ精神がイタリア人との違いだ。
・日本人は出てくる料理をそのまま食べる人が多い。イタリア人は調味料でカスタマイ��する。
・食のバックボーン(歴史、流通経路、素材の種類、産地)にこだわるのが日本流。
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初来日、豆との出会い
しゃぶしゃぶは遊園地のように
日本で出会った本場のマリトッツォ
おでん屋で驚いたメニュー
「コメダ」を大好きな理由と僕流の食べ方
駅弁に恋してしまう理由
「あいすまんじゅう」と日本のアイス
白米に出会って変わったこと
石川の魚料理に感動
「サイゼリヤ」の最強においしい食べ方〔ほか〕
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日本語力のせいか、
大したことは書いてないけど
とても微笑ましい。
でも、やっぱりイタリアのパスタは美味しかったよ
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2022/8/29
イタリア人の視点から日本の食事で驚いたことについて。日本人にとっては常識だけど海外にはない習慣が見れて面白い。内容はあまり濃くはないかな。
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イタリア人から見たら、私たちにとって慣れ親しんだ日本食、日本の文化や外食産業がとても輝いていて面白かった
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豆=野菜。甘いあんこは信じられない。自分で作って食べるのが一番おいしくて楽しい、しゃぶしゃぶは遊園地。お代わり自由のサービスがある。お水とお茶はお代わり自由。日本人には当たり前すぎてなんの疑問も感じてないところを気づかせてくれてありがとう。わさび、抹茶の良さ、わたしがよく利用するコメダ、サイゼリア、はま寿司の良さもわかってくれて嬉しかった。
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愛知県民よりコメダを挙げてくださりありがとう。同じで真逆なイタリアと日本の食文化だからわかる発見と驚きと愉悦。それらを味わいたいなら目の前のお皿が奇怪でもガブリと味わうべしと私も心に刻む。
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第115回アワヒニビブリオバトル テーマ「まんじゅう」で紹介された本です。チャンプ本。ハイブリッド開催。
2024.6.4
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日本の料理を海外の方が絶賛してくれると自分のことのように嬉しくなりますよね。
しかも高級な料理とかではなく身近にある料理やコンビニスイーツとかサイゼリヤやコメダ珈琲みたいなチェーン店を絶賛してるのが嬉しくなります。
しかもオリジナルなアレンジはついつい真似したくなります\(^o^)/