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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
離縁して実家に戻ってきた梅は吉原の遊女向けに髪結いをする母アサの手伝いを始める。花魁の紀ノ川や禿のタネらと出会い、満ち足りた時を過ごす。しかし、花魁の紀ノ川が妊娠したことにより、状況が一変する。そして梅は・・・・・。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
髪結いと吉原の花魁の交流の物語。
気がうつろい、
時がうつろっても、
変わらないのが女の粋。
意地を捨てても、
守るものを間違えないのが女の粋。
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吉原でも髪結が主役のものは初めて読んだ。当時の髪型の表現など新鮮だった。ヘアカタログがあったのもこんな昔から!と。とても読みやすかったが、主人公になかなか感情移入できなかったのはなぜだろう。すごく面白かったんだけれど。
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まさかの展開だった。
アサの代わりに大文字屋につとめるようになってから、段々と力がみなぎっていく梅、それとは対照的に描かれだんだん弱っていく紀ノ川が印象的。
二人の状態は対照的であるのに、心の距離はみるみるうちに通じ合っていくのを感じた。
あとは日本髪に詳しくなかったので、沢山の髪型が出てきてとても勉強になった。
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吉原の遊女の話だが、主人公は髪結いの梅。遊女モノは悲しい話が多いが、本作は妊娠した花魁が出産で命を落とすという、予想外の悲劇。吉原に売られた少女・タネが禿となるが、まだ遊女にはならなかった。続編を希望する一方で、タネの涙は見たくないなー。
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冒頭からの美しく丹念に編まれた文章に引き込まれました。
エンタメとして完成された作品で、非常に読みやすく面白かったのですが、自分個人としては「よくわからない」「見た事のない」ものとの遭遇を期待して読書しているんだな、と改めて自分の趣向を知るきっかけにもなりました。
舗装された道よりも、まだ誰も通った事のない道を歩いてみたい。
正体はわからないけど、激しくて、歪で、自分に迫ってくるようなもの。
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子どもが泣く話なんて、読みたくない。そう思うのに、書かれた世界に引きずられて、つい全部読んでしまった。
後書きにあるように、様々な「女意気」が書かれている。お梅が婚家を出る時に、店の売り物を叩き壊したと高らかに話す場面は、スカッとした。
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女髪結のお梅が出会った吉原の花魁との触れ合いを描く作品。
お梅は母親のアサの元髪結見習いをして吉原に出入りしていた。ところがアサは卒中で倒れ利き腕が使えなくなり仕事が出来なくなる。代わりに花魁の紀ノ川の髪を結う事になるが、やがて紀ノ川は子供を身籠る。
アサ、梅、紀ノ川の三人の女たちのそれぞれの生き様が描かれている。
哀しい運命もあるけれどどこか清々しさを感じた。