0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:thethe - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤目姫とつながりあるのかなー
自分にはむずかしいところがあって、モヤっとしたまま終わった。おなじみの登場人物のやりとりは楽しかった^^
投稿元:
レビューを見る
もうね、このシリーズは何を言ってもネタバレよ!
マガタ・シキサーガ(仮)の集大成みたいなものだから。
投稿元:
レビューを見る
いつもボンヤリしながら読んでいるこのシリーズで、ちゃんと筋を追えたのは結構少ない。いつも何かしら襲撃されてるなーくらいのイメージだったけど、ヴァーチャルでリアルのボディを探して欲しいと依頼される→ヴァーチャルの人格とリアルボディの人格は別人→依頼人はヴァーチャルでしか存在しないのでボディは無いです!は理解出来た。
投稿元:
レビューを見る
――
森作品じゃなきゃまず手に取らないタイトルではある。
ヴァーチャルにログインしている間にリアルの肉体が行方不明になった女性から、その肉体を探して欲しいという依頼が舞い込む。女性は自分自身の肉体が、知らない間にアンドロイドに挿げ替えられてしまっていたのではないかと疑っていて…
なんかこうやって書くとグアド探偵事務所みたいになってるわね。ウォーカロンに絡んだ揉め事解決します。
ヴァーチャル・リアリティをテーマに、舞台装置にして物語を書くことは簡単で、少し前まではアイディアも頭打ちかなと思っていたんだけれどそんなこともなくて、世の中が変化すればそれに伴ってヴァーチャルも変化するし、その境界の曖昧さ、みたいなものがどうやって表面化してくるか、というところも含めて、ある種無限湧きなテーマのようになってきている。
そんな中で今作の強みというのはやっぱり、これまで作り上げられたきた森ワールドの上でそのテーマを展開できることで、その点この作品単体で読むと面白いのかどうか。その判断はわたしには出来ないので誰かお願いしますわ。というかこのシリーズ自体がそうなっているところもある。作り上げられた世界が広大過ぎて、そこで扱いたいテーマが多過ぎて欲張りなのだ。
前作『君たちは絶滅危惧種なのか?』のレビューで云ってたようなことがそのままメインテーマになってきているので、ある種前作への返歌のようでもある。答えを返すと云うよりは、答えを返せないことを再認識するようなイメージだけれど。
それにしてもロジさんのキャラクタがどんどん洗練されてきて…WWシリーズ入ってからすっかり所帯じみてきてますけど、まさに女房役って感じがしていいですね。それでいて乙女チックなところもある。誉めてますよ?(笑
さて、名前を呼べないあの方も再登場してきて、そろそろこのシリーズも終盤に差し掛かってきているのでしょう。あと3冊くらいかな? 予定出てます?
そろそろシリーズ1作目から、布石をピックアップしなおしておいたほうがいいかもしれません。
こうして読んでみるとやっぱり、きっちりと思考を整えてくれる作家である。手放せないのはそういうところなんだろうなぁ。
☆3.5。控えめに。
投稿元:
レビューを見る
今までは、バーチャルに移り行くリアルの話だったけど、今回はとうとう逆転。
ずっと”マガタシキ博士の目的は?”みたいな視点で読んでいたけど、もう”博士の共通思考という概念は、世界をどう作っていくのか”をグァトと一緒に目撃していく段階になったのかもしれない。
この世界がどこに行くのか、1年に1回くらいこれからも読めれば幸せだなあ。
投稿元:
レビューを見る
毎回言うけど面白かったです。
自分はどちらかと言うとヴァーチャルの世界に移住してみたいです。
…すごく怖いけども。
投稿元:
レビューを見る
ヴァーチャル国家へ移っても良いかも?と思う今日この頃( ̄▽ ̄;)でもよく考えると、リアル世界に残したボディやその他管理が大変そうだし、そもそもリアル世界が滅亡しちゃったら駄目だよねぇ?(´□`;)シキの事だから、その辺も予測しているのかな?(^^)そのために、どの時代にもグアトみたいな存在がいるような気がする(^-^)
投稿元:
レビューを見る
人間とは何か、自分とは何か。S&Mシリーズからずっと根底に流れている命題のような気がする。森博嗣さんはいつからこの構想をしていたのだろう?
リアルからバーチャルへ移って行く世界。バーチャルでの国家としての独立。森博嗣さんの発想はいつも新鮮で、あり得そうな所をついてくるので、読むのが楽しみだ。
グアトの護衛を失敗し、バスルームで泣いているロジを励ましに行くかどうかのクラリスとグアトのやり取りが、とても面白かった。
投稿元:
レビューを見る
ヴァーチャルの依頼人からリアルの自分を探してほしいと依頼される主人公、グアト。
う~ん、何でグアトとヴォッシュは答えに行き着いたんだ。何処か読み落としたんだろうか。科学者はあらゆる可能性を検証するんだなとは思うが、ちょっとモヤモヤとした気持ちが残った。
総じて、AIやトランスファがおとなしめの印象。いつももっとグイグイ来るのに。
(引用)
セーフティ・ファーストという言葉があるが、このスローガンが掲げられるのは、例外なく危険な仕事場である。ロジが過去に携わってきた仕事は、いつも安全第一だったということだ。
森さんの文章はつまりハードボイルドなんだと思う。アミラ、オーロラやデボラとの会話は特にそうだと思う。こんなAIと話してみたい。まあ、こんな莫迦と話をするメリットないと見捨てられるだろうけれど。
Wシリーズ、WWシリーズを読むと、人間の存在感は結局、触感、知覚、聴覚、味覚などの感覚、記憶、何かを考えるなどの頭脳の中の電気信号がをボンヤリと形成しているんだなと意識する。だったらヴァーチャルでもいいじゃないかと考えるが、主人公は、肯定していないし、ハードや電力のエンジニアリングの問題も指摘している。
そして、ヴァーチャルの中で自己と他者が曖昧になる可能性にも触れている。間賀田四季の「共通思考」とはそういうものだろうか。たぶん、これは違うな。
ヴァーチャルがリアルを創造するようになる。悪いことなんだろうか。認めてよいことなんだろうか。つまり、人間って何なのかという問題に行き着くんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
前半が退屈だった~ドイツでロジと暮らす楽器職人のグアトにバーチャルで面会を求めてきたのはクラークという60歳前後の若い女性で,リアルの私のボディが行方不明だと訴える。数値解析者の女性は自宅からいなくなり,たびたび訪れていたウォーカロンのケン・ヨウという者も行方が分からない。ウォーカロン判別機で自分が人間でないとはんだんされ,違和感を持ったため,判別機の制作者に接触してきたのだった。行方を捜そうとハノーウァのクラークの部屋を訪ねると,珍しくも手書きのノートが見つかり,それが蓄光塗料であると判断し,ライトで照らすと,矢印が見つかって屋上の鳩小屋が見つかり,信号缶から座標を示す紙がみつかった。確かにその場所にボディはあったが,自殺したのか否か。そもそも彼女は実在していた人間なのか。ヴァーチャル国家センタメリカの独立が絡んでいるらしい。人工知能が大量の演算を行う際にはエネルギーが必要なので,それをトレースすると,658,503という数字が出てくる。精査すると,ケン・ヨウが勤めていた玩具メーカーが作ったミニチュアのミュージアムが浮かび上がる。その小さなコンピュータがオセアニアやアフリカのサーバを用いて創り出したバーチャルの人格が彼女たちだったらしい。連合国が勝った~ドイツ軍の施設に匿われたのに襲われてからが元気になったが,それまでがウンザリするくらい抽象的で
投稿元:
レビューを見る
リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性。彼女の依頼を受けてグアトたちは捜索を開始する。捜索を続けるうちに、ヴァーチャル国家の独立騒動に関わることになっていく。WWシリーズ6作目。
リアルとヴァーチャルの境界線があいまいになる世界。現実もいずれはこうなるのでしょうか。
投稿元:
レビューを見る
何もわからなくなってくる。
なんか、何に価値があるのか、存在するとはどういうことなのか、現実とはなんなのか、今まで確かに持っていたはずの何かが全部砂みたいに崩れていく感じ。
森の文体なので命の危険がある場面でも、淡々と進んで、危機的状況なのが伝わってこないんだよなぁ。
リアルからヴァーチャルへ生活を移すことが可能になってくるなら、どこまでを一つの人格として認めるのか、人権はどうなるのか、確かに問題になってくるなぁ。完全にゼロから作り出された人造的な人格を選挙権のあるひとりの市民として認めるかどうかって話だもんな。この世界、ウォーカロンって選挙権あるんだっけ? どっかに書いてあったかな。なんかもう、選挙とかもしてなさそうだけど。
デボラが名前を言ってはいけないあのひとみたいになってて面白い。デボラってマガタシキと関係あるんだっけね?
抜粋。
ロジを抱き締めて死のう。
頭の回転が速い人は判断が早いってことで、諦めるのも早いんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
220715*読了
既刊のWWシリーズを読み終えてしまった…。
あぁ、続きが待ち遠しい。
今回はリアルな肉体が行方不明になった、とバーチャル上である女性から相談を受けるところから始まり、あわや戦争に…と思ったら、結局は大事ではなかった、というお話。
デボラが名前を変えて出てきて、とても嬉しかった。久しぶりに二人のやりとりが読めて何より。
Wシリーズよりも幾分、穏やか(これを穏やかと言っていいのかは疑問)になっていて、ただ生命とは?共通思考とは?とテーマは引き続き深く、これはこれでとてもおもしろい。
森博嗣さんにはできるだけ早く続きを出し続けていただきたい…。
投稿元:
レビューを見る
WWシリーズ6作目、2022年4月発行。
(森博嗣のシリーズ作品は全て、どこから読んでも構わないように出来ているので、シリーズ何番目とかはそこまで気にしなくて良いと思う)
物語は主人公がバーチャル上で受けた相談から始まる。仮想空間からログオフができなくなった、リアルな肉体が見つからない、と。
それを探すことで物語は進むけど、それは話のダシで、本骨頂はいつも通りの主人公の思考と会話。
リアルの自分の記憶と思考を全てコンピュータに移したら、それは自分なのか?バーチャル上の人格は人だと言える?
科学技術が進歩した近未来の世界観はこうなっているんだろうなと納得させられるのも楽しい。
物語はちゃんと終わるけど、思考のタネを撒かれた読後感がクセになる感じ。次の7作目も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
今回はリアルとバーチャルとリアルがテーマ。人とウォーカロン、人とAI、リアルとバーチャル。人の行き着く先はどこなのか。このシリーズの終わりが楽しみ。