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そもそも文実ってサークルなのでしょうか?
全体的に目が滑る文章。描くべきシーンをちゃんと書いてないから、読み応えがない。登場人物の多さとシーン量が見合ってないから、頭にキャラが入ってこない。意外などんでん返しもないし、残念ながら何も印象に残らなかった。
盛り上がるシーンの密度が薄いのが、一番いただけない。web小説ならともかく、文庫にするのに編集さん何も指導しなかったのかな。
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大学の文化祭実行委員会を舞台としたラブコメだなんて、どれだけ青春要素がキラキラした空間になってしまうかと思いきや、意外と落ち着いた空間が形成されていた印象
それというのもメインとなる牧村と美園が消極的な自分を変えたいとか、楽しい事を見つけたいとかそういった理由から文実に入った為なんだろうけど
騒ぎの中心へと積極的に絡んでいくタイプでない二人だからこそ、読者も二人の交流を落ち着いて見守る事が出来るし、二人も二人の世界を形成して仲を深めていく事が出来るというわけだ
また、牧村にとって美園に対して好印象を抱くようになったきっかけがその愛らしい見た目も然ることながら、挨拶やお礼の言葉等をとても丁寧に発する人間だったからなんだろうなぁ
大学入学に伴い一人暮らしを始めた事で「おはよう」とか「おやすみ」を自然に言う相手が居なくなってしまった。大学の友人や近場に住む先輩等に挨拶する事は有るかもしれないが、美園のように丁寧に遣り取りする相手なんて無いだろうし
その暖かみ有る新鮮さが牧村にとって美園を特別な人間にしたのだろうな
対して美園の方はどうなのかと言えば、文実での対面前から好感度がかなり高い状態だね!おまけに美園の友人である志保も美園の想いを知っているから助太刀しているし
美園は大学デビューしたタイプの為に所々で世慣れしていない部分が見られるけど、一方で牧村に対してはその想いがあるからかなりグイグイ行くタイプになっているね(笑)
それが牧村を困惑させつつも、消極的な彼と美園の接点を増やすのに一役買っている
会話するようになってそれ程時間が経っていないのに、家への送迎をしたり、二人でご飯を食べに行ったりなんて素の二人であれば、ここまでトントン拍子に行くなんて無かっただろうからなぁ
それだけ相手を想う気持ちが二人の背を押したということだろうね
それにしても、何度も二人だけの時間を作って、デートのような事もして、相手の家で料理を作ってお泊り、なんて事までしているのに、この第1巻で交際開始に至らなかったのは少し驚き。周囲ですら既に二人をカップル扱いしているのに肝心の当事者は想いを伝えるとか、そういった決断にはまだ思い至らないようで
それでも牧村の方は一応もう少し近い関係性になりたいとは決意したようだから、次巻以降には関係が進展することも有るのかな?
何はともあれ、ゆっくりとした落ち着いた交流を重ねる二人の此れからを見守りたくなる第1巻でしたよ
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【僕の心の壁を溶かしてくれる、君の気持ちの熱量】
大学のサークル活動で出逢った後輩と恋に落ちる青年の物語。
代わり映えのない大学生活を送る智貴を、何故か慕ってくれる美人の後輩·美園。
恋愛に後手に回りがちな智貴の心の壁を、積極的な行動で飛び越える彼女。
困惑と戸惑いで素っ気ない態度を取る智貴の性格を分かった上で、ゆっくりと繋がりを築いていく美園。
そして、めくりめくイベントの数々。
新居に招かれ、手料理を作って貰えて、遂には合鍵まで渡してくれる彼女の好意の理由が分かった時、智貴は人を好きになる素晴らしさに気付くのだ。