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強烈に痛い物語だった。淡々と少ない文字数でテンポよく進んでいってしまうので、ヒリヒリし過ぎてちょくちょく閉じながら読んだ。
辛いけれど、最後まで読んで、タイトルのことを考えて欲しい。
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めちゃくちゃよかった…2時間弱で集中して一気読み。泣いた。
40歳、非正規、独身。そして妊娠。現代の女性の様々な問題を煮詰めたような一冊だった…当事者しかわからないほんとうのこと。
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あまり読まないタイプの本だったけど、読んでよかった。主人公の友人が「大丈夫」と言いながらたくさんのアドバイスを授けるところはグッときた。そして、「こんな男絶対やめとけよ」と思うけど、そうはならないのが恋愛か。
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40歳の女性のひとりの生き方をいろいろと考えさせられた話であった。
安定しない非正規雇用で、両親もなくて財産もない。
ひとりでの生活を考える中、元彼との再会から妊娠。
だか、結婚はできない、いやもう一度考えよう…とグラグラと揺れ動く状況の中で流産。
そして、別れと大怪我。
悲壮なのだが、なぜか明るい気がするのだ。
それは、頼りになる友人がいるから。
そして、直ぐに人との繋がりを結べる人だからかもしれない。
シングルマザーは、強くなる。
助け合うことで繋がりも持てる。
コロナ禍になって、人との交流もなくなってきてるかに思えたけど、どんなかたちであれ人と繋がることができるということは勇気を貰える。
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ガッガッと尖った文章でどんどん読み進む感じ。主人公にはいろいろ起こるけど、女たちの連帯というか本音の優しさが、がっつり包み込んでくれる。
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厳しい現実の中では、人は強くならないと生きていけない。
そう思う本でした。
逆境にも負けないぞ。
そんな力をもらえる本です。
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割と短めで読みやすい小説だった。
短い中にいろんな感情が入り混じって忙しかったわ。
16歳年下の元彼(春生)とよりが戻ってやり直せるの?
えっ赤ちゃん堕ろせって。
えっやっぱり、シングルマザーのまま、春生と春生に実家に助けてもらいながら産めることに!
でも、結局流産してしてしまって、40歳のひの子はもうあとがなく、春生に体調が落ち着いたらまた、と申し込むも仕事に専念したいからと結局、振られてしまう。
流産のシーンがリアルで、ほんとに痛々しかった。
登場人物は少ないけど、皆(沙穂、有里子、リディア)個性的で、それぞれ一生懸命生きている。
短いけど、これもまたコロナ禍が背景のずしっとくる小説だった。
著者も、ひの子と同じ炭鉱の町、福岡の出身だった。
”バー・コークス”の料理、どれも美味しそうでこんな店があったら行ってみたい。
ウィキペディア読んだら、40歳の時の妊娠、流産はまんまご自身の体験だったよう。どうりで当事者じゃないとあそこまで描けないよね。
コークス…石炭を蒸し焼きにして抽出した炭素の塊。
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40歳になるひの子。
数年前の弟の結婚騒動(?)から話は始まり、その時のお相手の女性との会食、元カレとの再会~妊娠…と、数ヶ月のうちに予想もしていなかった出来事が次々と起こる。
あまりのテンポよさに気持ちが追いつかないところがあったけど、女性の強さを感じられた作品だった。
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おそらく体験をもとに書かれたであろう作品。あれも書きたいこれも書かなくちゃと思う気持ちは分かるが、小説として仕上げるにはもっと削る作業が必要になってくる。
内容が切実なので多くの男性方に読んでもらいたいですね。
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厳しい物語だった。救いが無いわけではない、しかし、果たしてこうやって人は強くなり前を向かないといけないのか、と苦しくなる。男性はどう読むのだろう。
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もうすぐ40歳になる契約社員のひの子、別れた元彼と出会い直し妊娠し、流産するまでの4カ月の怒涛の物語。そしてひの子の周りのシングルマザーの物語でもある。コロナ下の東京で一人で生きる事の難しさ、依存できる人を増やすという発想が炭鉱を支えた女達とシンクロする。
流産シーンの描写はリアルで生々しく、力のある文章にグイグイと引き込まれた。
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力強い孤独な女性の生き様をかっこをつけず描いている。瑣末な物語かと思いきや次第に様々な女性の孤独を描くだけでなく、きっちり困難に直面する中でも頼れる人たちがいて、頼ることは恥ずかしいことではなく、力なんだと説く。いい小説でした。
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淡々と紡がれる文章の中に熱さを感じる一冊だった。
物語はコロナ禍を背景に、非正規で働く39歳のひの子を中心に描かれる。
実弟の結婚騒動で出会った女性・沙穂の言葉がきっかけで別れた恋人と復縁し妊娠したひの子。
沙穂、徳之島に移住した有里子、電車内で知り合ったリディア、ひの子の周りにいる女性たちは事情は違うが、皆シングルマザーで子供を育てている。
ひの子自身も妊娠し、未来に光が差したかと思いきや、そう簡単に物事は進まない。
女坑夫達の過酷な世界と現代に生きる女性達の試練がリンクする。
息苦しさの中に圧倒的リアルを感じた。
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炭鉱の話かと思ったらそうじゃなかった笑
なんだろう・・・
つまらなくはないけど、それで?!って感じ。
主人公はよしもとばななさんの作品にいそうなイメージあるな。
苦難を抱える人たちで手を取り合って助け合いながら生きていきましょう、って話なのよね。
この小説の主題からは逸れるけど。
個人的には、子供の父親が死別したとかDVだとかで一人親になるのは致し方ないことだし、社会で支援するのもやむなしとは思うけど。
この主人公のような衝動で子供作って、認知されないから一人親になり公的補助をもらうのが当たり前の感覚
ってどうなの?って思う。
私はフルで働いていて子供いないから、税金いっぱいはらっても戻ってくる分が少ないと思う。
控除ないし子供手当とかもらえないし。
その税金をこういう人に使ってほしくないな、と思うのよね。
マイノリティだからしょうがないってあきらめているけど、税金の使い道は選びたいなー。
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都会でひとり孤独に生きる部分がなんとなく自分と重なったし、こういう風に生きてる人もいるんだなと勇気づけられたような気がする
もう一度読むことはないと思うけど読んでよかった本