投稿元:
レビューを見る
読み聞かせ 2年生 7分程度
新しい年を迎えるための準備や気持ちを書いた行事絵本。
「もうすぐ今年が終わるね」と聞いた くまのこ はびっくり!「今年が終わるの?終わったらどうなるの?」「来年が来るのよ」「らいねん って何??」
くまのこは、お父さんお母さんと一緒に らいねん のための準備をします。
お掃除、年賀状、おせち料理、松飾り、年越しそば…。
こんなに準備してもらえるなんて、らいねん って羨ましいなあ。じゃあぼくも らいねん のためにとっておきのキャラメルを用意しよう、松飾りだけじゃなくて松ぼっくりも飾っておこう。
そして大晦日の夜、遠くから聞こえてくる鐘の音を聞いて新年を迎えた くまのこ は、なんだか不思議と静かな気持ちになったのでした。
===
とてもかわいい絵本ですが、年末の行事もわかりやすく、「除夜の鐘を聞いて静かな気持ちで新年を迎える」という情緒もある良い絵本です。
くまのこ は「らいねん」が生き物か何かだと思っているようで、小さい子なりに一生懸命用意します。教室の子供たちは「らいねん」がなにか分かるので、くまのこ の様子を「ツッコミどころ多すぎ」とか「きっと くまのこ はちいちゃいんだよ、かわいい(^^)」など、よく聞いてくれました。
くまの家で用意したおせち料理を「自分の家のおせち料理・年越しそばと違う」という声もあったので「おせち料理、年越しそばは家によって違います。お友達と『うちのおせち料理はこんな感じ』とお話してみても楽しいと思います」と伝えてみました。
「大晦日の夜に聞こえてくる鐘の音」については「なんで鐘の音が聞こえてくるの?」という子もいたので、除夜の鐘についてもちょっと説明追加しました。