クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇：世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ みんなのレビュー

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ウクライナ戦争以前までの資金洗浄とクレプトクラシー(泥棒政治)の実態。著者自身もその活動に従事し、トランプへの批判も多い。
所謂オフショアやデラウェアから米国本土それも中西部などへの影響は、素朴な被害を目の当たりにする。

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アメリカは州法で成り立つ。ときには連邦法すら強いと聞きます。
デラウェアなど税制をコントロールできる権力者は強い。

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不正な手段で得た富を海外で築くことから始まり、アメリカで、ペーパーカンパニー、大規模な不動産買収、ヘッジファンドを通じて不正利得を洗浄することで完結するシステムと説明されている。
トランプのやってきたこととして論じられているところであり、不動産売買を使ったマネーローンダリングの中心に彼が存在し、このようなビジネスで得た利益を使って、最終的には自分を大統領へと押し上げていく軍資金なを築いていったという叙述は生々しい。
バイデン政権で、反クレプトクラシーの取組がされているようであるが、アメリカの現状を扱った500頁近い大著である。