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自分がものを知らないということが、よくわかりました。この本を読んで、心配しなくてよいことと、心配すべきこととを自分なりに整理できました。専門家が集めて分析した結果というのは、やっぱり違うなぁ。
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著者は軍事評論家。 ロシアのウクライナ侵攻、台湾中国問題、日米同盟、日本の未来について現時点の状況を考察する。
今年のロシア・ウクライナ戦争をきっかけに、世界中で安全保障やエネルギーに関する問題が提起されるようになった。メディアには、様々な分野の専門家がコメントや意見しているが、戦争の現実を理解していない部分も多い。軍事の正確な知識を持たずに、自分の空想や想像でコメントしている識者もいる。長年軍事評論家として現場経験のある著者が、現実を踏まえて現在の軍事情勢を詳細に分析し、考察したのがこの本。Q&A 形式で様々な疑問、質問に回答する。
自分も昨今のメディアの報道を見ていると、テレビ番組のコメンテーターや国際問題の専門家、特にロシア関係の大学教授の考察が本当かなと思うことがある。政治には詳しくても、軍事的観点では想像や憶測で話したりして、いまひとつ信用できない。この本では、戦争の現実を踏まえてよく考察されて書かれており、今まで疑問に思っていた事がスッキリと説明されていて大変判り易かった。ただ、著者の見解にも少し気になる点はある。台湾進攻の今後や将来について述べているが、戦争では相手に手の内を明かさないのが鉄則なので、西側の情報だけで状況を判断するのは危険かもしれない。戦争では予期しない出来事が起こるため、今後の展開については、安易に語らない方が良いのではないかと思う。(予測は大体外れる)
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☆台湾有事の現地の温度を感じてみたい・全土で行う訓練(地下鉄に避難・日中街中から建物内へ避難)・高層ビルから都市避難の様子を見たい
☆ミサイル防衛・実際に可能なのか不明(拳銃で弾丸を打ち落とすイメージ)・国民に安心感を与える効果しかない?・ミサイル防衛に1兆円=都市が破壊されても1兆円?
☆本書中も台湾有事、日本へのミサイル攻撃はメリット無なので攻撃してこないとの論調
2022年2月24日ウクライナ侵攻
ウクライナ→造船業、航空宇宙産業、軍需産業
ソ連時代、建造計画中だった空母ヴァリャーグ→1998年マカオへ海上カジノの名目で売却 2012年中国空母遼寧
ミサイル技術を北朝鮮に売った疑惑
人口構成 ウクライナ人78%、ロシア人17% 東部、南部、クリミア半島は大半がロシア人
クリミア半島→18世紀までトルコ系イスラム・クリミアハン国刻→タタール人の自治共和国→スターリンが強制移住しクリミアをロシア共和国に編入
2004年大統領選 親ロシアヤヌーコヴィチ 親欧州のユシチェンコ大統領誕生 オレンジ革命☆美しすぎる首相ティモシェンコは新欧州政権で首相
2010年親ロシアヤヌーコヴィチ大統領誕生 欧州との連合協定プロセスを停止
2014年3月クリミア併合
2014年5月親欧州のポロシェンコ大統領
2019年セレンスキー大統領→ロシアの強硬姿勢
2021年5月ベラルーシルカシェンコ大統領、国際線旅客機を強制着陸させ、ジャーナリスト逮捕
2021年12月7日、バイデン大統領プーチン大統領電話会談「アメリカ軍をウクライナに派遣しない」
第二次大戦中、ウクライナ北東部のハリコフ(カルキウ)独ソ戦の激戦地
チェンバレンイギリス首相・ナチスドイツのズデーゼン割譲、チェコスロバキア併合を黙認 On Ukrine, Biden is channeling his inner Neville Chamberlain 内なるチェンバレンと交信
ぺリメートル(死者の手)核攻撃の閃光、放射線、爆風、地震を検知→弾道ミサイルが地下サイロから発射 プーチン大統領、国防大臣、参謀総長
☆perimeter幾何学では多角形や円などの周の長さのこと/軍事用語としては軍事拠点を防衛するための防御線及びそれによって囲まれた安全地帯のこと
2021年3月インド太平洋軍司令官デビッドソン海軍大将・台湾有事・海軍予算要求のためのアピール・軍高官のポジショントークに騙されるな
2021年6月21日米軍トップは否定・起こる可能性低い
1970年代の北方脅威論
台湾の上陸適地 14か所
極超音速滑空体→設計が複雑、弾頭を大きくできず、破壊力に限界→宇宙ロケットや大型弾道ミサイルで迎撃するのは費用対効果が小さい☆迎撃するほどのものでもない?迎撃より人命保護がコスパ良い?
マスコミ⇒より刺激的、煽り報道 予算確保したい人win-win
海上封鎖=戦争になる分水嶺のこと ペロシ下院議長の訪台時に見出しで使ったマスコミ
中国の仕掛けるハイブリッド戦 戦意をそぐ国内外の世論づくり・法律戦(自国の正当性を主張する法律面の活動)
中国の思考様式���行動様式は過去の戦争を見ればわかる。
1958年金門島砲撃事件 中国福建省の厦門アモイ 21年間月水金に砲撃 砲弾の殻で作った金門包丁
1969年珍宝島事件・ダマンスキー島事件 中ソ国境 → 2004年に胡錦濤国家主席とプーチンで国境画定
1979年中越戦争 スプラトリー諸島(未解決)
☆尖閣諸島・短絡的な軍事衝突は無意味
中国は、最終的な狙いを長期に渡って捨てず、実現までじわじわ執拗に動いて諦めない。(清と帝政ロシアの国境問題→ソ連、ロシアと交渉)
1972年ニクソン大統領に対して毛沢東「(台湾問題・究極的に一つの中国)我々は100年待つことができる」
中国公船の領海侵犯 尖閣諸島 2021年に332日☆21年間月水金砲撃のマネ?
尖閣諸島の領有権主張は中国に後ろめたさ・1960年代に海洋資源の可能性報道後
禁反言の法理(エストッペルの法則)☆estoppel
2013年1月東シナ海で中国フリゲート艦が海自の哨戒ヘリ、護衛艦に向かってレーダー
2018年12月韓国の駆逐艦がレーダー
戦後の日米同盟(結果的に最善だった) 戦後のNATO拡大、戦後非同盟のリーダー格だったインドの日米豪印戦略対話
P187 日米同盟という選択がますます間違っていなかったことを示す明解な証拠
1952年4月28日発効 日米安保
1960年6月 安保改定批准(はっきりと軍事同盟を規定する改定)☆学生運動、国会占拠の映像はこれか?
自衛隊は対潜水艦能力に傾注・先制攻撃能力はアメリカの役割
日本が武装中立した場合→今同盟関係にあるアメリカ、台湾、韓国に対しても備える必要あり
日本の核武装論→日米同盟解消、アメリカから敵性国家とみなされる。
核共有→アメリカの核の傘に入って入れば十分・反撃に核兵器は不要
ヨーロッパの核共有は、東から大平原を侵攻してくるワルシャワ条約機構軍の地上部隊を撃破するためにアメリカが小型の戦術核兵器を必要な国に置くことが目的・島国の日本とは地理的条件異なる。
ミサイル防衛 日本に向かう中間段階、落下してくる終末段階 二段構え
アメリカでは、二段構えに加えて、もう2段階の4段構え
2018年陸上イージス→秋田県新屋演習場の測量をグーグルアースの値
2020年6月 河野防衛大臣白紙撤回
2021年5月 イージスシステム搭載艦・9,000億円の試算で見送り
日本の敵基地先制攻撃理論 ☆敵のミサイル発射場所は定点ではなく移動することになる?
2021年9月発足デジタル庁 MITのメディアラボ所長伊藤穣一さん起用の噂・実現せず
2014年7月安倍内閣 集団的自衛権の憲法解釈を限定的に容認☆メディア、野党も忘れちゃった??
2015年9月 安保法制整備
巧遅は拙速に如かず→タイミングを逃すのはダメ
サーマルイメージャー(赤外線サーモグラフィー熱源探知カメラ)☆防犯効果も〇、プラスドローンで抑止的に使えそう
危機管理には民心の安定も含まれる→テレビで暗いニュースばかりで子供の成長に良いはずなし