寿命が尽きる2年前とは、いつなのか
2022/12/01 08:35
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
同い年の医師作家のエッセイだけに、共鳴できるところは多いが、はたから見れば、極論かもしれない。普段から死を意識して、悔いのないように生きていれば、死に直面して少しは慌てずに済むかもしれない。死の直前まで長生きのための努力・我慢・節制を続け、人生にとって貴重な時間を使うことが、悔いのない生き方ではないという。少欲知足、無為自然、莫妄想、を意識して生き抜いてみろともいう。心がけとして難しい注文であるが、心してもう少し生きてみよう、見知らぬ寿命まで。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を知ったのが、まだコロナ禍が収まっていない時だったので、2年で寿命、といわれると、ショックでもあり、コロナで明日死ぬかもしれないし、みたいな気分になりました(実際にコロナで周りで若くして突然死の知人いましたし)
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著者と同じように管に繋がれ生かされている状態より、程々で死んでいきたい、とはよく思う。
相反するが、著者が急にもう死ぬかも、と感じた時、生きたいと思った、と書いてあった。
今までの持論を覆すことになっても真実を書くところに好感を抱き、お医者さんでもそうなのか、としみじみ感じた。
なので自分がこの先、ジタバタしても仕方ないか、とも思った。
死に際が素晴らしかった身内のことを思うと、改めてすごかったなと思う。
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第1 寿命とは何か 第2 寿命を延ばす方法
第3寿命に逆らう苦しみ第4二年後死は予測できるか
第5章 現代日本は「心配社会」←いつまでも長生き
第6章 どちらに転んでも悩ましい現代医療
第7章 望ましい最期のお手本?
第8章 寿命が尽きる二年前にすべきこと
2年後に死ぬとわかったら、あなたは何を想うでしょう。この時点で“いつまでも元気で長生き”という理想の選択肢は失くなります。だが、うろたえ、嘆き続けるわけにもいかない。たった一度の人生を終えるのです。もっと大事なことがあるはずです。人はみな自分の寿命を生きる。そもそも寿命とは何か。戦後一貫して日本人の平均寿命は延びている。自分の寿命はどこまで延ばせるか。「死を受け入れるのはむずかしい」と人は言うが、その達人はいるのか、楽な方法はあるのか。悔いなき人生をまっとうするには?「幸せな人生だった」と達観、キリギリス、「今でしょ!」
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書かれていることは、今までの久坂部作品で述べられていることの繰り返しだが、何度読んでも納得感あることばかりで生きるということを考えさせてくれる。
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寿命が尽きる2年前という切り口で生きる事について論じた本。2年前はほとんどの人がわからないがある程度の年齢になったらあまり心配せずに好きなように生きるべしとの事。私自身も共感できるし、ぜひともそうしようと再認識させられた。
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悪医という作品を読んで、新書を手にしました。お医者さんなんで説得力があります。コロナ罹患の中、読了!
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死を自分事として身近に感じると,何に変えても長寿を望むようになるのだろうか.達観する必要はないが,せめて人間らしく,死んでいない状態を持続させるより,生きている状態で死を迎えたい.これは個々人の死生観の問題と,死を身近にしていないその他親族の理解に依る.
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寿命がつきる2年前っていつ?今でしょ。と、考えることによって今からの日々を後悔なくすごす。2年もそうやって過ごすと人生の最期が近づいても死を受け入れられる可能性が高くなるということ。くだらないことにむかついたり、誘惑に負けたり、自堕落に過ごす暇はない。自分の一度きりの人生、死を前にじたばたすることのないよう、無駄に怒ったりせず感謝して毎日を過ごしていきたいと思った。
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残りの人生が有限となったら僕はどうするだろう?年齢や体調で変わるだろうし、考えてもムダかな、とも思う。でも、そんなこと考えるのも楽しいかもと思うので読んでみたい
#寿命が尽きる2年前
#久坂部羊
22/11/2出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/42qZfDM
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医師が書くからこその現実。人によって「天寿」が違うことを前提に「いつまでも元気で長生き」幻想を捨て、「いつ」を明確に線引した方がいい。
あまり考えたくないのも事実だけど、誰もが迎えるもので、いつも自分の背後に潜むもの。
突然の急襲を受け、慌てふためき絶望に焦がれるよりも、備えあれば憂いなし。ある程度、「備え」ていた方が生は充実しそう!!
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死について、教訓めいた内容だが、健康中毒の日本人には、ぜひ読んで欲しい。
死に際は様々だけど、ある程度の年齢になったら、好きな事をして、自由に生きて死んでいく方が、医療の世話になるよりはいいという主張。
著者がレニリューヘンシュタールに会った、というくだりには感激した。
92歳のレニは、鮮やかなブルーの水着で、恋人の若いカメラマンを連れて、海の生物を撮影にきていたという。ナチに協力したと戦後は裁判だらけの生活で、それでも写真家として、ヌバの写真集を出し、72歳でダイビングのライセンスを取り、海洋写真家として生きた凄い女性。
毎日を精一杯生きることが大切と結んである。
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・見た目若くても老化は確実に進んでいる。無理はしないこと。
・医療は頼りになるけど絶対ではない。
・検診受けるのも良し悪し。
・死を意識して生きる。
やっぱり死は怖い。
ただ、闇雲に生ばかりを見ていると、死に失敗する。
この本読んでも、残念ながら、寿命が尽きる2年前がいつかはわからない。
それは今なのかもしれないし、遠い未来かもしれないし、もうとっくに過ぎ去っているのかもしれない。
ただ、ひとつ言えることは未来永劫生きることは不可能だということ。
だとすれば、死を受け入れる達人になりたい。
この本は少しだけ、そのことに役立つ、かもしれない。
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自分の死を見て見ぬふりしても死はいつかは必ずやってくるもの。
医師だからこそ書ける死生観。
とても良かったです。
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いろんな意味で参考になった。
2年前とは?つまり今。わかりにくいだろうけど、自分のように還暦を過ぎた人間には「いつ死んでもおかしくない」わけだから(事故もあるし)それは2年後と仮定して、悔いのない生き方を今しなさい、という意味です。
老齢になって「なんかあったら」とか「子供のために」とか考えてお金を使わずに人生を楽しまないのは勿体無い。自分のお金を感動や素晴らしい体験のために使って満足して死ぬべきだ。
人間ドックに行って不安になって医者にかかりっきりになったり、死ぬのが怖くて病院で一生を送るのは勿体無い。
うーん。その通りです。医者であり小説家でもある著者が語る内容には説得力があります。